脇坂吉右衛門

 

刀師の設定：
或る時は行商の薬売り、また或る時は腕の立つ武人、そしてまた或る時は情深き父。
然して、その実体は―――他国より遣わされた、刺客であった。


下級の出ながら剣の腕一本にてのし上がった男が、御目見得を果たし、直々に召し抱えられる。
彼に出された命は、忠を尽くし武神を討ち果たし、その首を持ち帰る事。
命を受け、紋を彫った脇差も下賜されると、彼は先ず薬売りに扮しその場で手近な女を娶り、様子見とした。

そんな形で娶った妻の情にほだされ、男は使命を忘れ、追手から隠れ、遂には妻の為に刀を売り払うまでに至る。
女が死んだ後に、彼の手元に残った物は忘れ形見と、過去にはお偉方にも仕えた、という誇りのみ。
その為だけに、彼は必死の心持ちで生き抜いた。


―――月日は流れ、子達も育ち、上は元服も済ませた。
彼の肩から、また一つ荷が下りる。
自国からも彼の事が忘れ去られようとしていた折に、武神の崩御の知らせが耳に入る。

これはまずい、必ずや己の事を知る人物が現れ、まさに己や、その子を害する事になるだろう。
そう惑う彼が選んだのは、子の存在を気取られる前の自死であった。


オーナー ：synctank

「ここまで来たからには全て勝つしかない…」

「刀がそう囁いている！」

―――男は、相対する者に語る
「私が再び、戦場に居ることになろうとは……縁とは不思議な物だな」
「失礼、貴方にはそれは関係がないことだろうか」
「この場に於いてすべき事は、ただ一つ」
「これにて語ろう」
そういうと、男は刀を正眼に構えた

「この唯一無二の力の前に、どのくらい耐えられるかな？」

Turn 0

玲狼の武神		脇坂吉右衛門
HP 10 / 10		HP 25 / 25

◆ 玲狼の武神 の行動！　

　▽開演！[速+1D0L]

　　 　　玲狼の武神 の素早さが 1 上昇！

　　「羊は耐え抜く技を持ち、」

　▽百羊！[防+2D0L]

　　 　　玲狼の武神 の防御力が 2 上昇！

　　「狼は切り裂く力を持つ」

　▽玲狼！[攻+2D0L]

　　 　　玲狼の武神 の攻撃力が 2 上昇！

　　「受けてみよ！」

　▽撹乱刀！[撹]

　　脇坂吉右衛門 に　2のダメージを与えた！

　　脇坂吉右衛門 の刀の並び順がさかさまになった！

　　「この刀は一度閃きを失い…それをもう一度取り戻した」

　▽無閃刀！[導D0]

　　王手 に＜早期起動＞が付与された！

　▽貢献！[命D0L]

　　 　　「刀には、刀師には、それぞれの物語がある…」

　　 　　玲狼の武神 は＜ライフ＞ を獲得！

　▽契約！[命D0L]

　　 　　「まだ終わらせるつもりはないんだろう？」

　　 　　玲狼の武神 は＜ライフ＞ を獲得！

　▽再生！[命D0L]

　　 　　「さあ、ここから動いて見せよ！」

　　 　　玲狼の武神 は＜ライフ＞ を獲得！

◆ 脇坂吉右衛門 の行動！　

　▽防壁！[盾D0]

　　 　　脇坂吉右衛門 に＜ガード＞ が付与された！

　　 　　「壁を張ったか！」

　▽分珠！[命D0L]

　　 　　――男はひとつ、すーっと息を吐いた

　　 　　脇坂吉右衛門 は＜ライフ＞ を獲得！

　　 　　「次はどうかな？」

Turn 1

玲狼の武神		脇坂吉右衛門
HP 10 / 10		HP 25 / 25
＜ライフ＞×3		＜ガード＞ ＜ライフ＞

◆ 玲狼の武神 の行動！　

　▽五月雨！[直]

　　 　　「その壁、撃ち砕いてくれる！」

　　 　　脇坂吉右衛門 は＜ガード＞している！

　　脇坂吉右衛門 に　1のダメージを与えた！

　▽五月雨！[直]

　　 　　「隙が見えたぞ！！」

　　脇坂吉右衛門 に　2のダメージを与えた！

　▽王手！[減E2D2L]

　　 　　「これでトドメだ！」

　　脇坂吉右衛門 に　22のダメージを与えた！

　　　　　◆ 脇坂吉右衛門 は 力尽きた。　→＜ライフ＞発動！

　　 　　「分けておくとは、やるな…」

　▽五月雨！[直]

　　 　　「しかし、何回も言っているけど今度こそトドメだ！！」

　　脇坂吉右衛門 に　2のダメージを与えた！

「私の敗けだ。認めよう」
「武神よ、出来ることならば、良い世を作ってくれ」
―――そういうと、男は闇に消えていった

◆ 脇坂吉右衛門 は 天に還った。

「長く戦えば数々の技が見られただろう…惜しかった」

「これも作戦のうちだ、こちらは一人。孤独な会議だったよ」

脇坂吉右衛門は成敗された！

脇坂吉右衛門