名前 :”薔薇姫”ローズ HP :20 攻撃力:0 防御力:0 素早さ:4 剣: ・鏡の剣 ・魔法剣 ・加速剣 ・加熱剣 ・加熱剣 ・絶対剣 ・蟲毒剣 設定: 彼女の周りには、誰もいなかった。 紅に染まった夕日と死体。 冷たい人の絨毯がローズのベッドだった。 「あははは、あはっ、あははは!」 目が覚めるやいなや、ローズはケタケタと笑い出した。 路地を走る幼子が、哄笑するように、心の底から楽しげにローズは笑っていた。 ・・・楽しかった。久々に全力で遊んだ気がした。 身体の芯に殺し合いの熱が残響する、そのたびに笑みが、喜びがこぼれる。 屍の上でローズはみをよじらせ、バタバタと笑い転げた。 そのたびに血糊がぺちゃり、ぺちゃり、と彼女の身体を紅に染める。 「うふふふ、あは、あはは――・・・」 しかし、ひとしきり歓喜を終えて酔いが醒めると今度は逆に誰もいないことが大きな不満と取って代わった。 ママも、スカーレットも誰もいない。 誰も私の傍にいない。 「ぐずっ・・・うぇぇ・・・」 寂しいのは嫌だった。誰かが傍にいないと、ママ、スカーレット、おねえちゃん・・・みんなどこへいってしまったの? わたしはここにいるのに。 「ぐす・・・」 泣いていてもしょうがない。 死体の上をはいずりながら、ローズは母親と可愛い人形を探すことにした。 オーナー: nitoro