名前 :アニス HP :15 攻撃力:4 防御力:0 素早さ:1 剣: ・蟲毒剣 ・魔法剣 ・エンドロール 設定: 私の存在は、偽りだった。 この肉体の本当の持ち主はピンピラネという女だった。 彼女は、剣の里という施設の巫女だった。八花仙という役職についていたらしい、私には詳しくは理解できなかったが。 里はマーガレットの洗脳で滅んだ。彼女の心もその例外ではなかった。 彼女は洗脳から逃れるため、仮の人格を作り出した。それが私。私は囮人形だったのだ。 私は彼女が用意した舞台の中で、彼女と同格の精神の器ができるまで育てられた。 マーガレットというウィルスに対する免疫の役割を私は課されたのだ。 かつては絶対の存在だった師も架空、その上を行くマーガレットもまた架空。 彼女が覚醒のトリガーとして用意したのは私が自分の姿を見つめることだった。 精神の器が完成し、私が”鏡”で自分を見つめなおした時、精神の深層に眠るピンピラネが目覚める予定だった。 精神の器が完成するまでは、自らの姿を覗く事はタブーとされた。だからこその、ローブだった。 マーガレットを乗り越えた私は彼女と出会い、同化した。 ・・・そして、その魂は殺された。 本当なら、そこで消えるはずだった。本当なら。 しかし、予定外のことがおきた。 ”ピンピラネ”が自分を切り離したのだ。それも、私を生き残らせるために。 驚くことに、彼女は私を愛していた。架空人格の私を。 彼女は私を死から逃すため、自らの魂を変成しようとした。 荒療治だった、一度同化した精神を割ることは、出来ないと思っていた。出来ても、それは酷く歪になる。 そして。 オーナー: nitoro