名前 :ホメ紫電 HP :10 攻撃力:0 防御力:0 素早さ:4 剣: ・加熱剣 ・加熱剣 ・斬撃剣 ・斬撃剣 設定:  マアグエリテの中で全能にも近い高みに上りつめ、<<存在>>を手にした私を待っていたのは単に煩雑に拡大されただけの世界の続きだった。  目覚めたときにはすでに目的は果たされており、単に生活する以外の目的は与えられずまた見出せず、それは果てしなく複雑で、そこに意義を見つけられない。  マアグエリテから外へと脱け出したように、あの空の向こうにさらに外の世界が存在するのだろうか? 私にはそれを可能にする素質があるはずだ、たとえ今はこの煩雑な世界の仕組みに戸惑っているとしても、真に魂の底からそれを願ったなら。  だが、この世界の外へ行って何になるだろう。その外にもどうせまた世界がありえるはずで、限界がないのならその階梯の何段目に腰を下ろすかの違いに過ぎず、どこかに最上層があるとして、そこがここよりもよいかどうかを確かめる術はない。  生れ落ちた先に順応して生きるしかないのだ。  株と為替の違いがいつまで経っても覚えられない。この世界は無意味に無闇に多様すぎて、地獄の中に転生させられたかのようだ。 オーナー: niv