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名前:夢見る泣き虫
HP :10
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:1
剣技:
 ・ギルド証
 ・夢見る泣き虫
 ・夢見る泣き虫
 ・nばんめ3
 ・nばんめ3
 ・nばんめ3
 ・笑茸
 ・竪琴
 ・円楯
 ・篭手
 ・段平
 ・匕首
 ・毒壺
 ・Cracker

設定:
新米冒険者。ただの少年。



※以下、黒歴史ノート



▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

――ところで、この度の一連の顛末に「分岐」があった事は、あなたもすでにご存じだろう。

一つ目はミツカミエルフ達との戦い。
練兵を積み、神の加護を受けたエルフ達の集団に、新人の寄せ集めごときが叶う道理もなかった筈だ。
しかし冒険者達の才覚と知恵は、ギルド長の想像のはるか上を行った。

二つ目はエルフの村でのブレスタとの戦い。
茸火くま、恐るべき力を持つ一匹の王を前に、所詮ただの人たる冒険者達は蹂躙されるがままだった筈だ。
しかし一人の指揮官は諦めることなく戦い続け、ついには万が一の奇跡をつかみ取った。

この二つは本来、負けることが既定路線の戦いであった。
ならば、これらの敗北の先で紡がれるべき道筋が、別の英雄譚が、用意されていた筈ではないだろうか?

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

ブレスタの群れを掃討し終わると同時に、ふいに意識が覚醒した。
風の巡る琴の音が止み、少年を捕えていた蜃気楼が、どこかへ去ってしまったのだ。
なんだか地震が起こって神らしきものが現れたけれど、どうにも現実感が無く、喧噪のなか、少年はぼんやりと空を眺めた。

蜃気楼の残滓が、未だ少年の中に渦巻いている。

そもそも彼が蜃気楼に捕らえられたのは、あの光景を見たためだ。
スミェールチ、あのうつくしいエルフの、恐らくは遠い幼少時代。
二人の女性に楽器を受け取った子ども、背丈やら装いが似ていたからか、妙に自分を投影してしまって、気付けばあっさりと飲み込まれていた。
ほとんどそのとき少年はスミェールチであり、果てしなく響く音楽のその一部であった。
終わることなき演奏が楽器ごと断ち切れたとわかったとき、なにゆえか涙さえ出たものだ。

だからだろうか、無意識のうちにギルド長が用意していた武器の山から、竪琴をひとつ、持ってきてしまった。
つたない手で弦をつま弾いて見ると、夏の日に嗅いだ草いきれの匂いがした。懐かしい記憶が目の裏に満ちる。
神がなんかうねうねしているのをぼんやり見据えながら、ぽろん、ぽろん、情緒のおもむくまま何度も何度も琴を奏でる。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

――もちろんこの時点で少年はちょっと面倒くさいことになっていた。
いや少年が悪いわけではないのだが、ただいろいろ状況が整い過ぎていたというのだろうか。
そもそもが竪琴と言うのは神話よろしく古来より魔と関係の深い楽器であり、とくに魔を魅力し惹きつける力があるのだ。
そして魔というのはどうもこう連想性やら因果性やら符号性を重視するもので、つまるところ。

・蜃気楼に囚われた際に、その空気を吸い込んで体の中に取り入れてしまった。
・琴の音色が見せたエルフの過去に、必要以上に自分を重ね合わせてしまっていた。
・もはや音の形を保っていないレベルにせよ、残響が空気中にわだかまる空間で、同じ楽器の音を奏でてしまった。
・目の前に他称「神」

儀式としてはまぁ、十分らしかった。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

ふいに風が少年の周りを踊るように渦巻き始めた。
はじめはかすかに、しかしやがてはっきりと、ひとつではない竪琴の音色がそこに現れる。
いくつかのロンドとカノンがじょじょに複雑さを増しながら、けれども主旋律こそは一つに収束して行く。
夏の匂いがどんどん強まって行く。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

――分岐の話の続き。
この手の話によくある仮説として、いわゆる世界線集約説がある。
ようするに辿るルートはそれぞれに分岐するにせよ、キーとなる事象については、何らかの強制力によって全ての世界線が同じ事象に辿り着くというものだ。
そこでは死ぬべき運命の物は死に、残されるべき歴史は残り、歌われるべき歌は必ず歌われる。
それが、どのようなルートを辿ったとしても。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

琴が奏でられている。明らかに異なる世界から同じ琴の音色が響いてくる。

――「三神さま」とは果たしてただの仇名であっただろうか。名は体を表す如く、名こそは因果を表しはしないか。

三つの神。分岐した世界。集約する世界線。響き合う音色。

――そういや音楽は世界を超えるとよく言うだろう、「世界」も超えられるのでは?
――竪琴を使った召喚でもっとも著名なもの、すなわちそれは吟遊詩人がよくやる「物語の召喚」ではないか?
――死に逝くものが最後に残す火花こそが最も明るい、ならば死にゆく魔楽器が最後に放つ力はどれほどだろうか?

因果が溢れる。すべての言質が利用され、関係性が捏造され、舞台がそこに空想される。

――そういや少年、君の名前は「夢見る」泣き虫だったね?
そう、■■■■が言った。

演奏が止まる。
ひときわ強く風が吹いて、夏の匂いが炸裂した。まるで少年のクラッカーのように。
そして、壊れた楽器が見せる夢の、蜃気楼の夢の、その最後の残滓を、彼は見た。

並行世界の夢を見た。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

"こんにちは" "やぁ"
"ええと" "うん"
"なんていうか" "よくわからないけど"

"手を貸そうか?"

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

むろん少年は頷いた。

――相手が3つの神さまなら、こちらもきみが3人でちょうどいいってことだ。


オーナー:EscaeP

評価数:8
(sunatower)(theta)(sunatower)(c)(84n)(theta)(winuin4038)(kusa_hen)


まだ全部読み終わってないけどどうしても先に評価ボタン押したいです…凄い (theta)(04/24 00時10分27秒)

ギルド員二人つかうとはこういうことだったのですね・・!構成も設定と相まってとても面白いです、文章も丁寧で凄い! (sunatower)(04/24 00時20分51秒)

構成も設定も熱くてカッコいい……! (84n)(04/24 02時49分00秒)

名前:白山
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:0
剣技:
 ・鉄槌
 ・兎鞭
 ・弓箭
 ・黄金鎧
 ・大鎧
 ・弓箭
 ・面頬
 ・鋸鎌
 ・戦斧
 ・鋸鎌
 ・超常巨躯
 ・黄金鎧
 ・円楯
 ・鋼糸
 ・原木
 ・発勁
 ・段平
 ・面頬
 ・大鎧
 ・篭手
 ・戦斧
 ・竪琴
 ・突槍
 ・原木
 ・戦斧
 ・原木
 ・篭手
 ・突槍
 ・鋼糸
 ・黄金鎧
 ・鋼糸
 ・刺刀
 ・段平
 ・発勁
 ・鋸鎌
 ・黄金鎧
 ・段平
 ・超常巨躯
 ・発勁
 ・鋸鎌
 ・段平
 ・儀仗
 ・篭手
 ・大鎧
 ・鋼糸
 ・儀仗
 ・黄金鎧
 ・戦斧
 ・儀仗
 ・儀仗
 ・黄金鎧
 ・刺刀
 ・儀仗
 ・篭手
 ・兎鞭
 ・弓箭
 ・突槍
 ・兎鞭
 ・鉄槌
 ・弓箭
 ・鋸鎌
 ・超常巨躯
 ・匕首
 ・戦斧
 ・刺刀
 ・円楯
 ・竪琴
 ・黄金鎧
 ・刺刀
 ・竪琴
 ・刺刀
 ・鋸鎌
 ・黄金鎧
 ・黄金鎧
 ・超常巨躯
 ・大鎧
 ・黄金鎧
 ・鋸鎌
 ・竪琴
 ・円楯
 ・発勁
 ・大鎧
 ・鋼糸
 ・黄金鎧
 ・面頬
 ・鉄槌
 ・円楯
 ・原木
 ・段平
 ・鋸鎌
 ・匕首
 ・鉄槌
 ・突槍
 ・面頬
 ・段平
 ・大鎧
 ・発勁
 ・篭手
 ・匕首
 ・発勁
 ・刺刀
 ・匕首
 ・大鎧
 ・弓箭
 ・超常巨躯
 ・面頬
 ・黄金鎧
 ・円楯
 ・突槍
 ・黄金鎧
 ・儀仗
 ・儀仗
 ・黄金鎧
 ・鉄槌
 ・鋼糸
 ・儀仗
 ・鋼糸
 ・指揮官型今日死ぬ子
 ・原木
 ・刺刀
 ・竪琴
 ・発勁
 ・面頬
 ・弓箭
 ・兎鞭
 ・黄金鎧
 ・竪琴
 ・黄金鎧
 ・鉄槌
 ・発勁
 ・兎鞭
 ・黄金鎧
 ・竪琴
 ・夢見る泣き虫
 ・鉄槌
 ・面頬
 ・鋼糸
 ・匕首
 ・段平
 ・大鎧
 ・兎鞭
 ・刺刀
 ・兎鞭
 ・弓箭
 ・原木
 ・大鎧
 ・匕首
 ・突槍
 ・弓箭
 ・儀仗
 ・面頬
 ・兎鞭
 ・原木
 ・円楯
 ・発勁
 ・突槍
 ・円楯
 ・篭手
 ・鉄槌
 ・戦斧
 ・匕首
 ・竪琴
 ・黄金鎧
 ・超常巨躯
 ・段平
 ・戦斧
 ・ナナナネネノ
 ・円楯
 ・黄金鎧
 ・面頬
 ・戦斧
 ・段平
 ・黄金鎧
 ・篭手
 ・黄金鎧
 ・篭手
 ・戦斧
 ・黄金鎧
 ・弓箭
 ・鋸鎌
 ・黄金鎧
 ・竪琴
 ・超常巨躯
 ・匕首
 ・鉄槌
 ・黄金鎧
 ・兎鞭
 ・鋼糸
 ・超常巨躯
 ・原木
 ・突槍
 ・黄金鎧
 ・刺刀
 ・突槍
 ・匕首
 ・円楯
 ・超常巨躯
 ・篭手
 ・黄金鎧
 ・原木

設定:
山そのものが持つ絶対無限の力には、何者も敵わないのだ


オーナー:mayo

評価数:4
(sunatower)(c)(84n)(EscaeP)


YAMAの恐ろしさを・・思い知りました・・!(絶対無限) (sunatower)(04/24 00時08分41秒)

この山デカすぎる……! (84n)(04/24 02時50分38秒)

すげえぜ、YAMA……! (EscaeP)(04/24 05時04分56秒)

名前:ギヨ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:1
剣技:
 ・笑茸
 ・Boost
 ・Assault
 ・Assault
 ・竪琴
 ・円楯
 ・篭手
 ・飄石10
 ・飄石10
 ・飄石10
 ・飄石10
 ・ナナナネネノ
 ・ナナナネネノ
 ・ギルド証

設定:
ギヨは今回の冒険ではずっと戦闘を避けていた。理由は自分の服を汚したくないから。誰かに助けを求められない限り、彼女はそのまま遠くでサボっているだろう。
白山に茸熊や蜃気楼、変な乗り物などの怪奇現象が起きてから、彼女は前線と一層距離を置いて戦況をしっかり見守ていた。ピンチのときに仲間を助けに行くためではなく、戦場からいち早く離脱できるためだった。
そして今白山の神が現れて、戦況がより激しくなった。彼女はそろそろ離脱すべきと判断した。しかし、数歩も歩かないうちに、ふらふらしているスミェールチに出くわした。 スミェールチは弱っているように見えたが、外傷はなく、手が泥にまみれているだけであった。
スミェールチも彼女に気づき、残り僅かな魔力(おそらくテレパシーの類の魔法)で彼女に話しかけた。

「頼みがあります。私の代わりにミツカミを倒してくれないか、方法は……」
「討伐依頼は別料金です。」
予想外の返答にスミェールチは呆気にとられた。
「ギルドの仲間じゃないのですか?これはギルドのクエストでしょう?」
「ギルド員としての役目はもう果たしたのです。撤退ルートを用意していました。ここを去りたいなら、道を案内します。どうぞ。」
ギヨは彼の後ろの山道を指差した。
スミェールチは深いため息をついた。
「…今度は何が欲しい?」
「……あなたの髪につけていた宝石すべて。 どうせまた生えますから、あなたにとっては大したことはないでしょ。」
彼女がどこからその情報を知ったのかは分からないが、スミェールチにはそれを追求する気力は無い。彼は同意してうなずいた後、その場で倒れこんだ。もう立つ力がないようだ。
ギヨは彼の横に跪き、彼の手を握ってテレパシーの魔法をしやすくにした。スミェールチは、髪の宝石の使い方や、彼本来の戦術を教えた……どれもギヨが考えたものとは大差ないものだった。
「もうひとつ、できればミツカミの首や手足を切り取って持ってきてください。それを生贄として、私の神へ捧げたいのです。」
「追加料金を気になさらないのであれば、最善を尽くします。ただ1つだけはっきりさせておきたいのは、もし私のドレスが汚れたら、新しいドレスをお支払いいただく必要があります。」
「構いません……」
力尽きたスミェールチはその場で眠った。

ギヨは自分のエプロンと頭飾りを脱いできちんと畳んで地面に置いた。怪物を解体したら服が血まみれになるだろう、汚れるものが一つでも少なくなりたいと彼女は思った。
スミェールチのそばに置いていた竪琴が勝手に音を奏で始めた、まるで誰かが演奏しているように。
「どうやらここはあなたに任せればいいですね。」
無人の竪琴に向かって言葉を残したギヨは、スミェールチの髪からいくつかの宝石摘んで、ナイフと投石器を持ってミツカミのいる方に向かった。
彼女は以前一緒に戦ったことあるギルド員を探しに行くことになった。


おまけA
ギヨは幽霊が見える。
ギヨが最初の屋敷で働いていた時にスミェールチと面識があった。優秀なメイドである彼女は、すぐにスミェールチのことに気がついた。しかしスミェールチは彼女のことを一切覚えてない。何しろ、彼にとって人間のメイドは覚える必要はない。


オーナー:theta

評価数:7
(sunatower)(c)(84n)(EscaeP)(winuin4038)(kusa_hen)(ポーン)


ギヨさんの会話が見れるのも嬉しいですが、絵の迫力に圧倒されます・・・本当にすごい・・・かっこええ・・ (sunatower)(04/24 00時10分40秒)

かっこいいーー!!!! (84n)(04/24 02時45分35秒)

陰翳が美しい!かっこい! (EscaeP)(04/24 05時05分50秒)

うつくしい (ポーン)(04/28 16時28分26秒)

名前:追野二雪
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・Boost
 ・笑茸
 ・nばんめ4
 ・nばんめ4
 ・Rest
 ・面頬
 ・円楯
 ・篭手
 ・刺刀
 ・匕首
 ・Cracker
 ・ギルド証
 ・指揮官型今日死ぬ子
 ・夢見る泣き虫

設定:
時が止まっている。
時間停止の魔法!体が動かなくなった!とかそういうのではない。便宜上、そう呼んでいるだけだ。
歯や角(つの)が欠けたり、四肢が胴から外れようとしても、何日の間飲み食いしなくても、暫くすればすべて元通りになっている。
その代わり、もう背も伸びなければ声も変わらない。痛みがない。眠気がない。年齢が分からない。今の暦が分からない。

僕は、誰?今は何て名前?どんな設定?えーと…

口に何かがぶっ刺さった。
何とも例えようのない水の味がする。
思い出した。
巨大な茸火炎放射熊。
熊に斬りかかろうとした私――追野二雪は、火炎に飲み込まれた。
それからは手も足も動かせず、何も見えずにひたすら時が過ぎるのを待っていた。
意識だけははっきりとしている。こんな風に。
それにしても、この水剤とやらの力はすごい。思ったより早く動けるようになりそうだ。

視界が開けた。熊は倒れたまま動かなくなっていた。
ギルドでよく見かける(たくさんいる)人工生命体の女の子が、私に水剤をくれた。
そうか、この子が熊に勝ったのだな。
いつ死ぬのか分からないというのに、彼女は戦い続けた。
それに比べて、私はこの様だ。情けない。
この際、すっかり露出してしまった顔や喋らない設定などどうでも良い。一人の戦士として、彼女を称えよう。



嘘だろ、声が出ない!
まだ喉が治っていない。それ以外はこんなに無事だというのに。
私は彼女を何とか称賛したかった。だが、目を合わせることしかできない。
ああ、どうしよう!気持ち悪いって思われてるかも!

と、慌てる間もなく世界は揺れた。
ギルドでよく会う少年の姿がこちらに呼び掛けている。無事でよかった。

(中略)そして突如現れた蟲。ドルイドは「ミツカミさま」と言っている。
よく見ると、それはただの蟲ではなく…私と同じ。
目鼻があって、手足があって、感情があって、そして…
時が止まっている。

なお、時が止まっている云々の話は心の中にとどめて誰にも教えていません。恥ずかしいので。誰が信じてくれるの?こんなの。


オーナー:kusa_hen

評価数:5
(theta)(sunatower)(c)(84n)(EscaeP)


顔かわいい、かっこいい! (theta)(04/24 00時15分49秒)

うわ〜!!量産型達を描いていただいてもらえてる!?すごくかわいい・・・うれしいです!! 設定文章でも絡んでもらえて光栄です〜!眼福すぎる・・ (sunatower)(04/24 00時16分56秒)

カッコいい!カワイイ!!! (84n)(04/24 02時50分02秒)

想像以上に可憐な容姿だった! (EscaeP)(04/24 05時07分55秒)

名前:三面蟲
HP :5
攻撃力:2
防御力:2
素早さ:0
剣技:
 ・慈雨
 ・枯井戸
 ・超常巨躯
 ・大規模破壊
 ・鏡殻
 ・多脚

設定:
かつて白山は不毛の地だった。
村を追われたエルフが縋るように棲みついたが、動植物とともに生きる彼らにとって無機の山での生活は苛酷の一途を極めた。彼らの内の祈禱係がいった。まずは雨を降らせよう。祈祷係は飲まず食わずで何日も踊り続けた。天に祈った。精魂尽き果て命が散ったとき、奇跡のように雨が降った。彼らは急いで池を作り、生きた山を作るための貴重な資源たる水を貯めた。持ち寄ったわずかな種も最初は芽吹かなかった。彼らの優れた農耕技術をもってしても、死んだ土では植物は生えない。悪いことは重なるもので、白山に虫型ブレスタが姿を現すようになった。彼らは善戦したが、ブレスタは無尽蔵に出現して、形勢は傾いてゆく。そんな折、山を何巻きにもできるほどの巨大な百足型ブレスタが彼らの前に現れた。全滅を予期した。大百足は彼らを囲むと、襲いくるほかの虫型ブレスタを蹴散らした。一晩を越えて彼らが辺りを見渡すと、戦いの跡と大量の虫の死骸が残されていた。大百足の影はなかった。生き延びたことを喜び、また開墾をはじめた。今までが嘘のように順調に事が運んだ。大百足が暴れたことで地面が耕され、虫の死骸が養分となり土壌を豊かにしていたのだった。
かくして白山はわずかに草木の茂る山となった。


オーナー:c

評価数:6
(sunatower)(theta)(84n)(EscaeP)(winuin4038)(kusa_hen)


恐ろしくも神秘性を感じる良い絵ですね・・。ストーリーの背景的にも神性を感じてしまいます (sunatower)(04/24 00時24分30秒)

この絵を見る前に「キモイ虫が出たー!キモーイ!!」みたいな文章を書こうとしましたが改めてしまいました (kusa_hen)(04/24 17時46分28秒)

名前:プロレスター永保ねる
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・笑茸
 ・Protect
 ・Protect
 ・Rest
 ・Rest
 ・ギルド証
 ・円楯
 ・面頬
 ・篭手
 ・段平
 ・匕首
 ・ナナナネネノ
 ・哲煙

設定:
触らぬ神に祟り無しってワケ




**

この春勝てない気がするけどギルドに登録されていると絶妙にウザそうな構成ランキング第2位!


オーナー:kamenchan

評価数:5
(theta)(c)(84n)(EscaeP)(kusa_hen)


名前:ミーヒャウ
HP :5
攻撃力:3
防御力:0
素早さ:0
剣技:
 ・ギルド証
 ・夢見る泣き虫
 ・夢見る泣き虫
 ・毒壺
 ・飄石
 ・毒壺
 ・飄石
 ・毒壺
 ・飄石
 ・面頬
 ・篭手
 ・円楯
 ・匕首
 ・匕首

設定:
普段の業務はサボり気味の獣人ギルド員。
白山へと向かう皆を欠伸混じりに見送ったが、珍味の気配を察知して後を追ってきた。
二振の得物を手にしているが、基本戦術は毒と幻覚。
身体と精神をジワジワと弱らせてから獲物を喰らう。

「毒と精神の乱れは最高のスパイスッ! それじゃ、いただきにゃーすっ!!」


オーナー:84n

評価数:5
(theta)(sunatower)(c)(EscaeP)(kusa_hen)


かわいい猫味のある獣人さんだ!じわじわゆっくり戦術もそうですが珍味がすきなグルメ猫さん、とてもよいですね (sunatower)(04/24 00時29分08秒)

鈴形のポーチ?がナイスアクセント! (EscaeP)(04/24 05時10分28秒)

名前:今日非番で今日寝る子
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:1
剣技:
 ・プラッド=フェスティヴァル
 ・ナナナネネノ
 ・竪琴
 ・笑茸
 ・Boost
 ・Rest
 ・Rest
 ・Rest
 ・Rest
 ・Rest
 ・Rest
 ・円楯
 ・篭手
 ・ギルド証

設定:
春の陽気の暖かさが彼女を睡眠へと誘う・・・。

指揮官型が頑張っているので支援にいかなきゃなのだけど

今日は非番なので・・・


実際には戦闘データの同期とか自己チェック機能とかが働いていて、最適化の真っ最中であるのが実情。


オーナー:sunatower

評価数:6
(theta)(c)(84n)(84n)(EscaeP)(kusa_hen)


ゆっくりおやすみ……! (84n)(04/24 03時01分36秒)

名前:加熱一刀流
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・夢見る泣き虫
 ・スミェールチ
 ・笑茸
 ・Protect
 ・Assault
 ・Protect
 ・Assault
 ・刺刀
 ・篭手
 ・発勁
 ・ギルド証

設定:

結局のところ、神への勝率を上げる方法は考えつく。
自分の小さな頭では思いつかないが、完封する方法もあるだろう。

だけどそれは、加熱一刀流の流儀ではなかった。


オーナー:winuin4038

評価数:6
(theta)(sunatower)(c)(84n)(EscaeP)(kusa_hen)


かなり難しそうと思った構成をしっかりと押し通している!これが流儀を通すということなんですね・・(すごい) (sunatower)(04/24 00時33分55秒)

流儀を通す姿、かっこいいぜ! (EscaeP)(04/24 05時13分09秒)