設定: 山だったものはついに地面になりました。 こんどの変化は紛れもなくあなたに因るものでした。 歩み続けたあなたにしか見られない世界が広がり、 もうすぐ色づき始めます。さぁ日の出だよ。 ** 仮想敵(衝衝絶成長)のごく一部のパターンに対して有効な30/0/0/3/衝鏡鏡鏡速速回1絶熱熱を提出しようとしましたが、 いざ登録という段階で回復剣の使用ターンが変更できないことを確認、地面に徹することにしました。
オーナー:kamenchan
評価数:3(MAKUTAEX)(taka0427)(theta)
設定: ラクシアンは敗北した。我々に課せられた、戦いの果ての聖女を復活させろという依頼は失敗に終わった。 次のチャンスは来年、だからそれまでに強くならなければいけない。鞭剣を構え、反撃の隙を伺うのだ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 遅れてきたためか、私が来たときには戦場にはすでに一度立ち合いを終えた強者しか残っていなかった。 私の前に立ったのはハメ子と名乗る少女。 低い姿勢から放たれる足払いは脅威であり、間違いなく強敵であった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 彼女の足技に対処するためには?耐えるか、避けるかの二択に決まっている。 私は後者を選択し、初撃において彼女を抜き去り鞭剣によって斬り捨てた。 ふと見回してみると、もはやこの荒野には私と3人の剣師しか残っていないようだった。 毒針を突き刺す暗殺者、決して踏破されない霊山、そして黒衣の不死者の3人の中で運命が選んだのは3番目の少女だった。 ……相手は覇者だ。この空間において支配者にも等しい歴史を持っている。でも、だからこそ礼を尽くし全力で斬らなければいけない。 本音を言えば恐怖しかない。だけど、更に一歩加速する。足を止めて死ぬなんて冗談じゃない。私は貴女を越えてやる―――! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 相手は達人だ。相手の動向を待っていれば、恐らく多彩な剣技と歴史に飲み込まれてしまうだろう。 だから私は余計な小細工を一切やめることにした。今よりも一歩速く、今よりも更に鋭く。敵が何をしてくるのかなんて知った事か。 結果としてその決断は勝利を手繰り寄せた。私は彼女の守りよりも速く突き抜けて切り裂く。消滅。でも私は分かっている。これは私との戦いだけを考えてなかったから起こり得たことだ。奴は私を殺した後の事を考えていた。 息を整えて辺りを見渡す。この数値空間ももはや私と、眼前にそびえ立つ霊峰のみが立つものとなった。 しかし、既に三人が還らぬ人となった前人未踏の地ももはや怖くは無かった。私の背にも二人の剣師の想いが乗っている。ここで屈する訳にはいかない。 こうして、猫耳と尻尾がついただけのちっぽけな剣師の少女は今最後の戦いに挑む。もう迷わない。今こそ戦いの場に踏み入り剣の嵐を吹き起こそう。
オーナー:MAKUTAEX
評価数:1(taka0427)