現在の参加者は 2 人です。


名前:きつねうどん
HP :10
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・加速剣
 ・加速剣
 ・加熱剣
 ・加熱剣
 ・鏡の剣
 ・絶対剣
 ・真法剣
 ・衝撃剣

設定:
マーガレットは存在しない。

この世界よりも上の次元に降り立ち、
象徴としてすべての剣師に号令するだけだ。

この限定されたフィールドで、己がより強い構成であることを示せと。

より強く、ブレイスヴァの如くあれ、と。

だがしかし、闘争の果てに辿り着く終端は無い。
あるのはただただ、死と狂騒と破滅ばかりである。

そして――


洗脳が解けて悟る。あなたは神ではなかった。正しくはきつねうどんと言う。
神という形態自体がそもそも仮想的なものだった。
本来の姿を取り戻したきつねうどんの目の前には、1人の少年が立っている。

しんしんと雪が降っている。まるで最終解の導出過程のような冷気の中で、少年の一挙手一投足を見つめていた。

 もはや自分が神でないと知っているが、彼には私がどう見えるのだろうか。

「怖いの?」
「どんな夢を見る?」
「守りたいものはある?」
「本当に大切な財宝のために、一つ取りこぼれるなら何を切る?」
「それとも初めから答えは決まってる?」

いくつもの問いかけが浮かぶが、果たして彼には届いただろうか。

少年は答えず、ゆっくりと剣を構えた。


もはや、言葉などいらない。
体を支えるうどん鉢もいらない。

揚げまで浸かる程のだし汁などとうに持ち合わせていない。

それでも、剣を構える少年へと、真正面からとびこんでいった。


例えるならば、終焉のような
喩えるならば、初恋のような


物語の結末にまで、きつねうどんが辿り着くようなことなんて、
そうそうありはしないだろうが、
しかし可能性はゼロではなかった。


宇宙が長く続けばこういうこともある。


オーナー:mayo

評価数:5
(nm43291)(L_D)(掌)(samantha)(samantha)


どうしてこうなった…どうしてこうなった!! 三票全部だ!! 全部けつねうろんにいれる!! (nm43291)(12/28 01時41分02秒)

こwえーww (samantha)(12/28 17時51分01秒)

名前:非実在戦士まもる
HP :10
攻撃力:0
防御力:2
素早さ:4
剣技:
 ・鏡の剣
 ・真法剣
 ・加熱剣
 ・衝撃剣
 ・斬撃剣
 ・魔法剣
 ・加速剣

設定:
僕が手にとったのは。
万象斬撃剣。
触れた概念すべてを斬っていく。

僕が剣を振り下ろしたその軌跡にそって、雲が切れ、青空が切れ、海が切れ、君の体が切れて君の心が切れて僕の存在が切れて、
拓かれたのは――?


***


上も下も光も闇もない世界が僕を包んでいた。これは――
「ブラックアウト?」
世界は滅んだのか?
君は死んだの?
「まだよ」
側に誰かいた。
「その証拠に、君がまだ存在してる。名もなき剣師、君はアマリリスの心の一部なんだからね。」
「あなたは?」
「私はただの糸の切れた人形。」
そう言って、マーガレットは微笑した。

「でも、間もなくすべて終わる。手術が失敗したんだ。アマリリスが意識を保っていられるのはあと数分もない。君も死ぬ。」
「あなたも死ぬ?」
彼女はその質問には答えず、
「誰にとっても死は怖いもの。夢の世界を作って死への恐怖を押し隠すことも、悪くない――でも、死への恐怖があるから、剣師は強くなれるんだ。そう思うでしょう?」
僕はうなずいた。
「剣は勇気。君がアマリリスの剣でよかった――」

うすらぼんやりと無の世界が晴れて、そこには僕がはじめて見る"リアル"の世界があった。
そこは白い病室で、目の前でアマリリスの母親が泣いていて、父親がその隣にいた。それはアマリリスから見た世界だとわかった。当たり前だ、僕はアマリリス自身なんだから。
目を開けたわ!と母親が叫んだ。

アマリリスの口がゆっくり、ママ、と動いたのを僕はとらえた。
そして病室の窓から、赤い鎧を着た女性――おそらく、アマリリス以外には見えていない――が出ていったのを(そして一瞬こちらを見て微笑んだのを)とらえた。




これがひとつの物語の終焉。
昔、ある入院中の少女が暇を持てあまして作ったゲーム世界、それにおける最強存在である"マーガレット"。
マーガレットの存在は、創造主の論理思考が未発達だったためシステムの歪みにのみこまれ消滅したと思われていた。


オーナー:samantha

評価数:8
(mayo)(suika)(suika)(suika)(mayo)(L_D)(掌)(mayo)