現在の参加者は 19 人です。


名前:none
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<0/2/0/6/高高/心片剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/熱熱重重重速/擂潰剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱重衝絶/舞踏剣>
 ・召喚剣<0/2/0/6/高高/心片剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱命絶絶/奪命剣>
 ・召喚剣<0/3/0/5/高高/生片剣>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速衝鏡鏡鏡鏡鏡死/怨呪剣>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速熱護衝衝/剥離剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/命命命命命命/七命剣>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命鏡鏡鏡鏡/虚獣剣>
 ・召喚剣<10/0/2/2/鏡鏡護護/刺盾剣>

設定:
none


オーナー:supply

評価数:1
(Madness)


名前:高瀬 刹那
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/2/速熱絶絶絶速/絶>
 ・召喚剣<10/0/0/2/速命熱絶絶絶/命絶>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱衝絶/河村系>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速熱熱衝衝/啓系>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/鏡>
 ・召喚剣<50/0/0/0//壁2>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/高斬>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速速魔魔魔魔/魔2>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速速魔魔魔魔/魔1>
 ・召喚剣<5/0/0/3/命命命命命命/命>
 ・召喚剣<50/0/0/0//壁1>

設定:


オーナー:theki

評価数:1
(samantha)


ちくしょう、うまい。 (samantha)(03/28 01時00分23秒)

名前:ダランベール
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/緑/黒/1/速くしんじゃえっ!速く死んじゃえ!!さっさと斬られてしんじゃえ!!速くころされちゃえー!死ねっ!!死ねっ!!死ねーー!!/spiked-spicy-spiral>
 ・召喚剣<10/【wet/dry】/3/過速剣、熱溜剣、束縛剣、散熱剣、拒絶剣、絶縁剣/過程裁判所>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔【防御をも透過して128未満のHPを削りきり】魔【6ターンも待たず葬り去る!】魔【64未満なら4ターン目、16未満なら3ターン目にリーチする!!】魔【為し得ぬを為し遂げる理外の法!】魔【これが魔法の真髄!】魔【直面せよ!!】《宣告のノックは七日目の朝に》ッ!!/Maho=seven-shots>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱>
 ・召喚剣<25/錐/1/2/護身術、反面鏡師/裁判院制度>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱>
 ・召喚剣<10/0/0/3/ニュース速報:水戸市の製紙工場に勤める男性が、地震によって崩れてきた断熱材に挟まれて絶体絶命の大ピンチ!!/ゼリー体30%オフ>
 ・召喚剣<5/1/0/3/速斬衝衝命>
 ・召喚剣<35/右目/3/左目/老婆心、灯籠篭り、逆鱗/不気味の山>

設定:
a


オーナー:mayo

評価数:1
(elec.)


なんかかわいい<早く死んじゃえ (elec.)(03/28 00時28分29秒)

名前:星見の塔攻略ミニRPG
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/1/速速死死死死盾鏡/**エ*ス*キ*ラ*−*ル**>
 ・召喚剣<10/0/0/1/速速絶絶熱絶/ねこ☆ぱんち♪そぉど>
 ・召喚剣<5/5/0/1/高毒衝/華麗なる盗賊の王ラ・ジャ・ナ・マ>
 ・召喚剣<15/0/0/1/速熱盾死死重/エスクード>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱鏡絶絶絶/ピンチ獣ツギホウグ>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱絶衝/パルマスロウ・ヴロウグン>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔鏡鏡鏡鏡鏡鏡/メテオラ>
 ・召喚剣<10/0/4/1/命鏡鏡/槍使いアニャザンス>
 ・召喚剣<20/0/0/2/鏡鏡魔魔/撃鉄>
 ・召喚剣<35/0/0/1/速盾/守護竜エル=グ=エル>
 ・召喚剣<30/0/0/1/鏡回3命/暗闇の王ザルムート>
 ・召喚剣<10/0/0/3/鏡魔速熱絶/キルシェ>
 ・召喚剣<5/3/0/3/高高魔/セレナ=ナイトフィールド>

設定:
これまでのフロアの総集編となるフロア。各座標が、ほかのフロアの同じ座標と一致しており、フロアに入るたびにマップが変わる。どのフロアの座標が採用されているのかは、タイルのグラフィックでわかる。
見覚えのない迷彩模様のタイルは、B14F本来のタイルだ。各フロアのタイルではそのフロアの敵しか出ないが、B14Fのタイルではすべてのモンスターが登場する。B14F専用の強力な敵が出るほか、フロアを超えたモンスターの意外な組み合わせに苦戦することもあるだろう。
その性質上、フロア内をすべて回ってもエスキラールの元に辿りつけない構成や、移動系のトラップによって封じ込められてしまう場合もある。そのようなときは紀元錘を使用することで、フロアの構成を組みなおすか地上へ帰還することができる。どちらの効果になるかはランダムだ。

E 1 N 1:
 B14Fへの階段。だが、既に述べたB14Fのルールはこのタイルにも適用される。上から降りてくると、もうこの階段が消えてしまっていることもあるのだ。
 さて、これ以上説明をして楽しみを奪ってしまうのはやめよう。最後に1つだけ探索のヒントを。19階分の落下ダメージにご注意。

E 7 N 7:
 テレポーター。E12 N 7へ。

E12 N 7:
 テレポーター。E12 N12へ。

E12 N12:
 テレポーター。E 7 N12へ。

E 7 N12:
 テレポーター。E 7 N 7へ。

E 1 N18:
 テレポーター。E18 N 1へ。

E 3 N10:
 テレポーター。E16 N 9へ。

E16 N 9:
 テレポーター。E 3 N10へ。

E17 N17:
 白眉のイア=テム、凶人メクセト、常闇の冥王ゾート、終端を弑する者ブレイスヴァら紀元の神々に封じられた地獄の魔王を引き連れて、ついにエスキラールがその姿を現す。
 強力な魔法に加え、未来視の力によってエスキラール本体への直接攻撃はことごとく無効化されてしまう。
 今一度、賢人カシノキの言葉を思い出そう。
 この迷宮のテーマが『時間』と『象徴』であることを。
 時空の支配者であるエスキラールに立ち向かうのはもう1つの力、象徴だ。
 エスキラールの絶対防御を打ち破るには、象徴によって未来視の視力を奪う必要がある。
 答えはステストップの店の100本の剣の中にある。健闘を祈る。

E X N Y:
 さあ、最後の謎解きだ。
 エスキラールを倒して手に入れられる『ミレノプリズム』を所持した状態だと、このフロアに現われるある場所から『旧世界オルゴー』に行くことができる。
 幾世代も前の古い宇宙だけあって、そこへ辿りつくルートはそれなりに大きな次元の歪みのある場所ということになるだろう。
 地下127階でエクストラボス『貫かれしカーズガン』が待っている!


オーナー:niv

評価数:4
(stara)(suika)(clown)(hosa)



      !      !
    !
                 !
      !       ! (stara)(03/28 00時45分17秒)

かっこいい (suika)(03/28 01時13分35秒)

名前:-
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/1/速速鏡鏡死死死死/突然死妄想>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速鏡鏡鏡死死死死/天使名簿>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速衝衝鏡鏡死死/少女の顔をした芋虫>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速護熱衝衝/あるはずのない彼女の名>
 ・召喚剣<5/0/0/3/魔熱魔絶魔絶/意思を持つ象形文字>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱衝絶/片目を仮面に囚われた王妃>
 ・召喚剣<20/0/0/3/盾熱重/絵画の兵隊>
 ・召喚剣<20/0/0/2/命命命命/砂色の髪>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔/墨汁の大河>
 ・召喚剣<35/0/3/0/涙を流す財布/涙を流す財布>
 ・召喚剣<30/0/1/1/回2護/暗黒の砂の魚>

設定:
-


オーナー:suika

評価数:2
(elec.)(Madness)


名前:真相黎明【ぶらり湯けむり夢きぶん】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<0/5/0/3/高高/ナイフ>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱護衝絶/ワンワンワン>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/執拗>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱衝絶/興奮>
 ・召喚剣<10/0/0/3/絶絶速速熱/ざくざくざく>
 ・召喚剣<15/0/0/2/絶絶絶速熱/絶叫>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/記憶>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/脳裏>
 ・召喚剣<25/0/0/2/斬護護/抵抗>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/キリキ>
 ・召喚剣<35/0/0/1/命回7/ハチ>

設定:
「……」
もうもうと立ち上るむせ返るほどの湯気。浴衣が蒸気を吸ってしっとりと重みを齎す。

待つ間八の身体に厭が応にも視線が行く。別に裸体とかそういうわけではなくて、無数のエグい傷だ。
何故、八にこんな傷があるのか、なぜ生きていられるのか、今までの服装の理由に思いを馳せて眉根を寄せる。
お互いの事は何にも知らなかったが、別に悲しくは無かった。
今日からまた生きていけばいい、宮はそれなりに楽天的な思考を取り戻しつつあった。

ふ、と深呼吸すると少しずつ思考が明瞭になっていくのを感じた。
夢の内容が少しずつ、美しく蘇っていく──夢の手前の事も。
何度も深呼吸を繰り返して咽たところで宮は意を決し立ち上がる。

「……よっしゃ。」
言葉のテンションとは裏腹に勢いよく浴衣の上を剥ぎ取って投げ捨てた。一応タオルは巻いて。
凱旋よりも堂々と湯船に歩み寄り、半身浴になる程度に腰を沈め、目を閉じる……。
思い出さなければならない、というわけでもなかった。
ただ二人のために思い出したかった。
自分の結末を。

記憶を辿る。
---------------------------------------
その頃隣?の風呂場では。

「で、てまりさんだっけか。てまりさんは風呂入らないんですか。」
「えっ。」
「此処の風呂は立ち入り禁止なんですよおねいさん。そんな所に態々来たって事は何か目的があるんでしょう。」
「ううん……と、特には。あれ、でもなんではるりんがここに。」
「はるりん言うなあと携帯仕舞ってください何で構えてるんですかやめて。僕はまぁ……ちょっとアレな事して入ったんだ。」
「チッ。」
「んでまぁ!ここに入ればいろんなものが再構成できるわけですよ。」
「は、はぁ。」
「……身長体重をある一定時期まで復元できたり。」
「!!!!…あああっちょっとなんでそこでニヤニヤするの!?なんなの?!」
「あたたたた。まあメインは空間転移時の構築ミスをオーロラメモリーに勝手に取っておいたバックアップでうんたらかんたら。」
「へぇー……(なんだか聞いた事あるなぁ…)」
「じゃあまあ僕はそろそろお暇させて頂き──おい携帯を仕舞えッ!!」


---------------------------------------

幾許かの時間の後、八が薄っすらと目を開く。
自分の身に掛かった浴衣を見て、八はのっそりと上体を起こす。
顔を上げた先には、フルーツ牛乳を片手に仁王立ちしている行科宮(それも腰にタオル一丁の)が立っていた。


オーナー:elec.

評価数:0


名前:さぼさぼ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<10/2/0/3/絶絶絶>
 ・召喚剣<10/2/0/3/絶絶絶>
 ・召喚剣<10/2/0/3/絶絶絶>
 ・召喚剣<50/0/0/0/>
 ・召喚剣<5/0/5/1/鏡鏡死>
 ・召喚剣<10/1/0/4/斬斬斬>
 ・召喚剣<5/0/0/4/魔魔魔鏡鏡>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡魔魔魔鏡>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔>
 ・召喚剣<15/0/0/3/護熱鏡斬>
 ・召喚剣<5/0/0/5/鏡魔魔魔>
 ・召喚剣<50/0/0/0/>

設定:
りんりん


オーナー:悪鏡

評価数:0


名前:カルロ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/5/0/2/絶絶/歪み>
 ・召喚剣<5/3/0/3/絶絶絶/白い部屋>
 ・召喚剣<5/5/0/2/斬斬/ナイフ>
 ・召喚剣<10/0/0/4/護熱斬斬/木の棒>
 ・召喚剣<5/0/0/5/鏡鏡鏡鏡/手鏡>
 ・召喚剣<50/0/0/0//古い地図>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔/宝石>
 ・召喚剣<5/0/0/3/魔鏡魔鏡魔鏡/東への歩み>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡魔鏡魔鏡魔/Selene>
 ・召喚剣<5/0/0/6/鏡鏡鏡/赤い鉄塔>
 ・召喚剣<50/0/0/0//日誌>

設定:
この回の分は休載、ということで...


オーナー:GeoK

評価数:0


名前:かみのみえざるて
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶絶/じゃっくおうじ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱護衝衝衝/やいばみこ>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死死/ようせいおう>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝重盾/いなずま>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱斬斬/ほのお>
 ・召喚剣<20/0/2/2/護護/ひめみこ>
 ・召喚剣<10/0/0/4/斬斬斬斬/けだまけんし>
 ・召喚剣<10/0/0/2/命命死死鏡鏡/おおみこ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命命命命鏡/かげみこ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/むらさきみこ>
 ・召喚剣<35/0/0/1/死盾/てんち>

設定:
まおうは かげ のように、きえさった。

そらはどこまでもあおく、
ちへいはどこまでもひろい。

へいわ がおとずれた。

ひめみこ のかわりにさらわれた、
めしつかいの みこ はたすけられた。
しかし、あちこちをきずつけられたらしく
ことば をはっすることもできず、
なみだ をながすことしかできなくなっていた。
ひめみこは、たいそうあわれんだ。

けんしさま。ありがとうございます。
もとのせかいにかえるまえに、あなたのおはなしを
もっときかせてくださいな。

あなたと ひめみこ は、おもいでをかたりあった。

ひめみこは、けんをとりだし
そっと、あなたへと…

EnD?


オーナー:kusa_hen

評価数:0


名前:ハチ【現実より】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<0/3/0/4/高高高/三点リーダ>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡/物語の端>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝絶絶/地の文>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝衝衝/台詞>
 ・召喚剣<10/0/0/1/魔魔魔魔魔魔魔/伏線>
 ・召喚剣<0/4/0/3/高高高/インデント>
 ・召喚剣<30/0/0/2/盾盾/栞>
 ・召喚剣<35/0/1/1/盾/眠気>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱衝絶絶/伏線回収>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱斬斬/行間>
 ・召喚剣<50/0/0/0//物語の端>

設定:
 強い雨、傾いた二人は沈むようだった。
 桐来八は豪雨に意識を喪失し、また急激な体温の低下は、体温ともに体力を漏洩させていた。
 一方、静原てまりは、冷たい雨に頭を打たれ、一時的な覚醒状態にあった。彼女の本能自身も、心身友に傷んだ自分が、そういった状況にあるなど奇跡的状況であることに気付いており、尚更明晰さを強調していた。
「八――!」てまりは八の身体を抱く。雨を大いに吸ったセーターは鎧のようで、てまりはそれを脱がした。ハイネックで、オーバーサイズ気味のそれに隠されていた素肌は、白く滑らかで、美しいものだった。
 そしててまりは、命の剣で彼女を貫いた。
 その行動を彼女が自覚する頃には、命の剣をビルドし、心臓に突き立てた後、まるでなかったかのように解け消えていく最中であった。それで彼女はすぐには死なないと、直感的に理解していたてまりは、彼女の軽い、不気味なほどに軽い身体を背負うと、闇雲に走り出していた。右手には八のビルドしたレイピアを持ち、そしてその剣は、自然と二人を行科の元へと導いていた。


オーナー:clown

評価数:0


名前:主人公:禁木九郎
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/硝子の聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/もう一つの聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正>
 ・召喚剣<15/0/0/2/命命命命命/生命の樹>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/光の鎧>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>

設定:
「あんたたちの敗因は明確だ」
 声が響く。
「『過大評価』。それに尽きる。全てを掌握し、操る立場にいながら、どうしてぼく程度の存在を恐れるのかね」
「少し考えればわかりそうなものだろう。こいつが禁木九郎ではないということくらい。プレイヤー2:妖狐カガリビの人化変身能力、その応用だったというだけなのに」

とちゅう


オーナー:piyo

評価数:0


名前:漆口ふたえの個人的な体験
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<0/3/0/5/高高/ブンリ>
 ・召喚剣<0/6/0/2/高高/ハンドウケイセイ>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱絶絶/トウソウガンボウ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/熱絶衝衝熱/ドウイツシ>
 ・召喚剣<20/0/1/2/死盾護/タイコウ>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔魔魔魔魔魔/オキカエ>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱衝衝/ショウカ>
 ・召喚剣<5/5/0/2/衝衝/コウゲキ>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱衝絶/ヨクアツ>
 ・召喚剣<25/0/0/2/死回4斬/トウカイ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/ジコトウエイ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/セッシュ>

設定:
14.
 薬をこっそり飲まなくなって、五日ほどが経った。
 昼ご飯を食べ終わった後の、午後二時。細く開けられた窓から入る風が、白いカーテンを揺らす。私は自分の病室のベッドに座って、文庫本を開いていた。
「…………」
 文字を目で追う。けれど、内容が頭に入ってこない。
「ああ……」
 私は小さく呻いた。
 数日前から、妙な、そして経験したことのないほど強い焦燥感が、心を支配していた。飲んで体が馴染み始めていた薬を急に止めた離脱症状だろうか。こうしていてはいけないような。何もかもが悪くなっていくような。そんな気がしてじっとしているのが辛いのだが、何をすればいいか分からない。日が暮れてからは若干気持ちは落ち着くのだが、この昼の時間は、どうにも駄目だった。
 どうしたらいいのだろう。どうしてこんな場所にいるのだろう。私はどうしてしまったのだろう。何にも集中できないのに、何かをしなければならないようで、心が破裂しそうだった。
「辛そうだね」
 ふいに、隣のベッドの患者が声をかけてきた。
「ええ……ちょっと。すいません、外から見えるくらい鬱々としちゃって」
「謝らないでいいよう。大変だよね」
「……どうも」
 小さく頭を下げる。こういうちょっとした優しさにも、どう振る舞えばいいかも私にはよく分からない。  窓から豊富に降り注ぐ日光が不安を増すように感じられて、布団を体に巻きつけた。いっそベッドの下にでも潜り込みたいほどだったが、ギリギリの理性でそれを抑える。
 そして、光を受け止める白い床に、フコーがいる。
「やっぱどうしようもないなお前」
 床に胡坐をかいたフコーが毒づく。
「何で普通の事ができないのかね。『どうも』? なんだそりゃ。ありがとうございますの一言と笑顔でも見せろよ。それぐらい分かってんだろ。分かってんのにやろうとしないんだから救えねーな」
(……そんな言い方、しなくたって)
 薬を止めてから、思った通りフコーは日ごとに活発になった。けれど、思った以上に活発になりすぎた。
「どんな言い方したって一緒だろ。どうせお前は改善するつもりなんかないんだ」
 以前のように、私に助言をしてくれるフコーでいたのは、一日程度だった。その日を過ぎると、ギラギラとした視線で、私をとにかく責めるようになった。
 四六時中、フコーの声が頭の中に響く。耳元で、部屋の隅で、目の前で、私をなじる。私の精一杯の反論も意味をなさない。
「ここでのうのうと何をしてるんだ? ここにいるだけで入院費がかかってるんだぞ」
(……知ってるよ)
「治療もまともに受けない。人に心を開こうともしない。学校を休んでる分の勉強もしない。ただどうでもいいような本を読んでるだけで。お前、何でここにいるんだ?」
(分かってるって!)
 布団に顔をうずめ、心の中で叫んだ。
 何で、こんなことになってしまったのだろうか。どこからずれてしまったのだろうか。何が狂ってしまったのだろうか。
 面会に来る両親の前では、できる限り普通に振る舞っているつもりでいた。しかしそれでも、どこかおかしいことが伝わってしまったのだろう。父にも母にも、大丈夫か、と何度も聞かれた。
 娯楽室にあるカラオケを使っているらしい、誰かの下手な歌が聞こえてくる。耳障りだった。
「他の患者が気遣って声をかけてくれても、お前からは近づいていこうとしない。だから、ああいう遊びにも誘われない。他の奴らに好印象を持ってもらいたがりながら、あいつらをみんな頭のおかしい奴らと蔑んで一線をひこうと思ってる」
(……主治医も、看護師さんも、他の患者さんと仲良くなり過ぎない方がいいって言ってたもの)
「それが見下す理由か、大したもんだな。母親が他の患者を差別的に見てるのにイラだった癖に、自分はどうなんだ」
(…………)
 フコーが私を責める勢いは、日に日に強くなっていた。言葉の一つ一つが、私の心をえぐる。
 私にはフコーが必要だと思って、薬を飲むのを止めた。フコーが私の一部なのだから、私がしっかりしていればフコーはおかしくならないと思っていた。けれど、もう。
「お前みたいに人生に適応できない奴は誰にとってもお荷物だ。死んじまえよ。楽になるだろ。そうしたいんだろ」
 その言葉に、私は決断を下さなければならないと思った。



 午後九時を過ぎ、病室の明かりが消された。暗くなった部屋で、私はベッドの上に体を起こしていた。昼間よりは気持ちが落ち着いている。薬は、今日も飲んでいなかった。
「ふたえちゃん、おやすみ」
 隣の患者が、ベッドの間を仕切るカーテンを閉めた。
「おやすみなさい」
 私も、できる限りの好意を込めて挨拶を返す。
「挨拶一つでいちいち気張りやがって、人慣れしてねえのが見え見えだな」
 床頭台の上に座ったフコーが、私に吐き捨てた。
(……そうだね。いちいち緊張してたら、気持ち悪がられるよね)
「しかもここをちょっと居心地いいとか思い始めてんだろ。みんな遠慮しあってるから学校みてーに他人との関係で疲れねえし。たまにいきなり叫び出す奴はいても、医者が処置するし。親は腫れ物に触るみてーに優しくしてくれるし。メシは出るし何をさせられるわけでもないし」
(うん。楽しい場所じゃないけど、辛くない場所だと思ってる)
 私は内心で頷く。
「あーあ。どうすんだお前。一生ここで過ごそうとでも思ってんのか? できるわけねーよなあ」
(…………)
「だからって普通の生活に戻る勇気もないしな」
(…………)
「やっぱ死ねよ。さっさとマトモになった振りしてここ出てさっくり死ねよ」
(……ねえ、フコー)
 私はフコーから目を逸らして、心で話しかける。
「今まで生きてたっていいことなかったろ。人生で一番気楽で幸せな時期が惨たらしかったお前にこの先何があると思ってんだ? もう諦めろよ」
 フコーは私の言葉を聞かずにまくしたてる。心が痛くなることばかりを、消えてしまいたくなるようなことばかりを言われる。それでも構わない。
(フコーはさ。きっと本当に、私のために現れたんだと思う。私の心の、ずっと重さがかかってて、押し潰されて壊れそうになってた部分から出てきたんだと思う)
「お前さあ、実はちょっと、ここに入れられたことを嬉しく思ってんだろ? 自分が、他の大勢の、今までお前を馬鹿にしてきた平凡な奴らとは違うって証明された気になって」
(九島さんと喧嘩しちゃった時が、私はギリギリだったんだろうね。ギリギリ、アウトだった。だからフコーが生まれた。フコーが、私を助けるために出てきたってのは、正しかったんだ。数日だったけど、フコーは足りないところだらけの私を補ってくれた)
「逆だからな? お前の頭のデキが、ああだこうだとレッテルはられて分類されるような精神病に合致してるんだよ。お前は類型的なんだ。特別でも何でもない」
(でも、姫宮たちに責められた時に、フコーを生み出してた心の場所が、壊れてしまったのかな。だから、フコーも……いや、私が、おかしくなってしまった。私の一番おかしくなった所を、フコーが担当してくれただけで)
「感受性が鋭いとも勘違いしてるな。単にみんなと一緒が嫌なだけだろ。だから元々の感覚を捻じ曲げてでも、人が好まない方向を好きだと思いこもうとして。協調性がないだけだ」
(フコーは、私を助けてくれた。助けてくれ続けた)
「親のことも、尊敬しているとか言いながら、本当はネチネチ恨んでるだろ。小学校の頃学校でからかわれてたお前に何もしなかったとか。部活を辞めた理由を詳しく聞こうとしなかったとか。お前から助けを求めなかったのに、助けてもらえなかったことを本当は恨んでやがる。それを自覚したくないから、尊敬してるが付き合い方が分からない、なんて振りをして。まったくろくでもねえ」
(でも、私は、フコーのことも、間違って受け止めてた)
「こっちを見ろ。こっちを見ろ!」
 フコーが叫んだ。私は、ゆっくりとフコーを見た。
「死ねよ。クズ。今すぐだ!」
 フコーは私の目の前、数cmの距離にいた。右目の眼帯を外して、宙に浮かんでいる。ギラギラとした、魔物のような赤い瞳で私の目をのぞきこんでいた。私の視界はフコーの緑の肌と赤い瞳だけで覆い尽くされる。
 怖かった。とても怖かった。フコーと呼んでいたこの存在が、私を食らい尽くすのではないかと恐怖を感じた。
 フコーとのことを思い返す。九島さんを怒らせてしまって困っていた私の前に現れ、グズグズと迷う私を押しだしてくれたこと。テストで往生している時に、私の忘れきった勉強の記憶を掘り起こして教えてくれたこと。姫宮の視線に脅えていた時に、私の足を動かしてくれたこと。女の人が倒れている時に、応急処置をどうしたらいいのか教えてくれて命を救ったこと。私が九島さんを好きなのだと指摘したこと。
 ここまでは楽しかった。フコーは私のために神様が使わしたのかも、なんてことまで考えた。けれどその後のことも、忘れたふりはできない。
 九島さんが車に飛び込んだと聞いて動揺する私に、死んで責任を取れと言ったこと。四六時中、私を責め立てたこと。服薬を続けていたら、次第に姿が見えなくなっていったこと。私はそれが嫌で、薬を断ったこと。そして、今、ギラギラと光る目で私を飲みこもうとしていること。
 フコーに責められるのは辛かった。けれど、憎むことはできなかった。
 フコーは私だ。誰が何と言おうと、私の一部だ。漆口ふたえを構成する大事な部分だ。たとえ、それが他人から見れば病の症状だとしても。類型化されてレッテルを貼られカルテに書きこまれる、有り触れた反応だとしても。フコーは確かに存在する。
 また薬を飲み始めれば、一週間も経てばフコーの姿は薄らぐだろう。私は責められることはなくなる。医師は私の治療が前進していると認める。両親もそんな私を見て安心する。みんなが喜ぶ世界になる。
 でも。でも、しかし、けれども。その世界は、欠落している。フコーだった私の部分が、いないことにされている。
 私が一週間後に死ぬとしたら、きっと身近な人には悲劇だと受け取ってもらえるだろう。けれど、一週間後にフコーが消えるのは、誰にも悲しんでもらえない。それはきっと、私にすら。薬で精神を強制的に安定させられた未来の私は、うじうじと悩まなくなっているだろう。フコーという、一時の支えであっても、やがて攻撃してくるようになった存在が消えて、せいせいしているだろう。誰にも悲しまれず、むしろ喜ばれる消失。そんな悲しいことが、他にこの世にあるだろうか? 死んだことにすらされない消失は、最も完全で残酷な死だ。そんなものが許されるのか? 私はそれを許すのか?
 フコーとなら、生きていけると思った。駄目なところばかりの私でも、人並みになれると思った。それができなくなるというなら、私は、もう。
 フコーの赤い瞳が、私の網膜を突き抜けて脳まで達する。意識が赤に浸食される。フコーのことしか考えられなくなる。
「死ね。シーツをねじって首を絞めろ」
 シーツを手に取る。ひも状に伸ばす。
「いいぞ。そうだ。そのまま絞めろ」
 それから、首に回すようにして。
「さよなら、フコー」
 そして私は、


 いくつか、思い出すことがあった。
 小さい頃、私の誕生日。私の家では、誕生日の人に何が欲しいか直接聞いたりせず、贈る人が考えてプレゼントを送りあっていた。当日まで何がもらえるか分からないサプライズプレゼントだ。ケーキを前に、両親から渡される箱。しかしサプライズであるが故に、全く好みではない物が贈られ、がっかりすることもあった。
 小学校の頃、プールの授業があった。私は背泳ぎができなかった。水の中で仰向けになることが怖くて仕方なかった。簡単そうに背泳ぎをする他の子供たちと私では、何が違うんだろうと思っていた。
 また別の子供の頃、時々喧嘩をした。けれど何となく、次の日には仲直りしていた。いつからだろうか、喧嘩をしても簡単には仲直りできなくなったのは。互いの歯車がずれ始めたら、もう私には修復できる気がしなかった。人間関係だけでなく、あらゆる失敗が致命傷である気がして、失敗をひどく恐れるようになった。


 私はシーツをよじって作った紐を首に巻き付けて。
 目の前で、赤い瞳を光らせているフコーに呟く。
「さよなら……フコー」
 そして私は。
 首に巻きつけたシーツから、手を離す。
「……しないよ」
「あぁ?」
 フコーが恫喝するように呻く。私は怯えを抑えて、もう一度心で言う。
(自殺は、しないんだ)
 死んでしまえば楽になると思う。死ぬことを決めてしまうだけでも、楽になる。あの月曜日、フコーに言われて死ぬことを決めてからしばらくの間、悩みなんて何もなかった。苦しいはずのこともどうでもよかった。死のうと思っている最中は、心のヒューズが焼き切れたように、ひどく安らかな気持ちだった。
 けれど、今の私は、色んなことを辛いと思ってる。自分の弱さが辛い。フコーの弾劾が辛い。親とのすれ違いが辛い。九島さんのことを思うのも辛い。医師に嘘をつくのも辛い。学校に戻るのも辛い。
 でも、辛いことを辛いと感じるのは、そこから逃げないでいるからだ。逃げたいとは思う。けれど、まだ逃げようとしていない。苦しいと思うのはそのためだ。逃げずに立ち止まっているから苦しいんだ。私は、死に逃げようとはしていない。どうしてなのかは、分からないけれど。
(フコーは、間違ってる)
 フコーは絶対的に正しくなんかない。完璧な導き手だなんていうのは、私の押し付けた認識だ。誤解だ。フコーは、私の忘れていることを引き出すことはできるかもしれない。でも、私の知らないことまでは知らない。フコーは神でもなんでもない。それに、私についてですら、今のフコーは完璧には理解していない、或いは無視していることがある。私が、生きたがっているということについて。
(フコー。私は幸せになりたい)
「だったら死ね。絞めるのを続けろ。それしかない」
 フコーは軋むような声で言う。
(違うよ、フコー)
 私は首を振る。
(死んだら、それ以上不幸じゃなくなるってだけ)
「お前が生きても惨めな目に遭い続けるだけだ。死んだ方が不幸にならない」
(そうかな。そうかもしれない。でも、フコーは予言者じゃない。その言葉は絶対じゃない)
 私はフコーの言葉を否定する。
 生きていく中には辛いことが沢山ある。不安と恐怖ではち切れそうだ。
 けれど、思い出すことがあった。
 私の前には、まだ何かの入ったプレゼントの箱が並んでいる。ろくでもない物ばかりに思えるけれど、本当に何が入っているかは、開けてみないと分からない。幼い頃は、中に何が入っているか分からなくても、そのドキドキが喜びにつながっていたはずだ。
 できない背泳ぎに、私は何か大事な物が欠けているようだと思っていた。でも、ある年の授業で、何故かふと、背泳ぎができるようになっていた。練習もしていないのに、自然と。できないはずのこと、絶対に無理だと思ってることが、できるようになることもある。
 昔のことだから、いい記憶ばかり蘇ってくるのだろうか。今と昔では状況が違うのだろうか。
 いや、違う。この回想は、今にも繋がる。喧嘩をしたら、取り返しのつかない断絶が生まれると思うようになっていた。失敗は取り返しがつかないと思っていた。でも、九島さんとはまた友達に戻れた。首に包丁を突きたてようとしても、まだここにこうして生き残っている。戻ろうと思えば、今までの生活に戻れる。これほどの失敗でも、取り返しが、つく。
「錯覚だ。都合のいい妄想だ。思い出せ。お前が今までどんな嫌な目にあったか思い出せ。目を背けるな」
 フコーが食い下がる。私に思い出させようとする。音楽の時間にクラス中が私を笑ったことを。漆口ウィルスなんて呼ばれて、クラスメイトがキャーキャー言って私から逃げたことを。姫宮が他の部員を連れて私にしたことを。
 消えない嫌な思い出。ふとしたことで蘇り、胸の中に真空が発生したように痛む。
 でも。
(それを抱えていても、まだ立っていられる)
 生きることが辛いと思うなら。辛いと思える場所にでも立ち続けていられるなら。希望なんてないように思えても、自分の心が焼き切れずにいられるなら。心の一部が壊れても、そこを犠牲に息をしていられるなら。私が私でなくなっても、私が続いていくなら。
(ごめん、フコー)
 私だって、幸せになりたい。生きて、幸せになりたい。本当は、生きていたい。生きたいんだ。理由もなく、そう思う。
 この思いはもしかしたら、これからの悩みと不安から隔離され保護されたこの閉鎖病棟だから持てるものなのかもしれない。私より重い病状の人たちを見下して、私はまだマシだなんて醜い考えから生まれた物かもしれない。でも、未来からも過去からも切断された今の私がそう思っていることを、否定しなくたっていいはずだ。
 幸せになる為に、フコーに一緒にいてほしかった。フコーは絶対に必要だと思っていた。でも、フコーが私を生かさないって言うなら。
「……本当に、ごめん、フコー」
 フコーを殺して、私一人で、幸せを目指すよ。
 私は、枕元のティッシュの上に吐き出しておいた薬をつまんで、飲み込んだ。


オーナー:takatei

評価数:4
(samantha)(suika)(utsm4)(clown)


名前:三人目の話
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/4/速衝熱熱衝/大太刀>
 ・召喚剣<0/2/0/6/高高/諸手構>
 ・召喚剣<0/3/0/4/高高高/光速鉤>
 ・召喚剣<5/5/0/2/斬斬/架刑槍>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高高/神速剣>
 ・召喚剣<0/2/0/6/高高/怪盗杖>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱熱重重/轢殺斧>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速絶絶絶熱熱/断絶拳>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/歪曲>
 ・召喚剣<20/0/2/2/護護/鉄壁>
 ・召喚剣<40/0/0/1/回1/克己>

設定:
十四
そんなこんなで玉座の間まで来たわけだがそこにいたのは夢枕で見たあのいけ好かないツラ。
ギルドのマスターがいるんじゃないかと期待してた(一度しばいて海に捨てたいと思ってた)がそんなことはなかった。

相当消耗すると見て霧子女史を支援に据え対面。
どうせ悪役は長い前口上を述べるのが相場なのでえぬえむと打ち合わせていちいち割り込んでやった。

邪魔すんなといわんばかりのいやそうな顔してたぜ。ざまぁみろ。

狙いはあの剣、そして右手。全力で張り飛ばした。


オーナー:nm43291

評価数:0


名前:どれみふぁそらしど
HP :20
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝衝重/んだ>
 ・召喚剣<0/5/0/3/高高/聞こえ>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝衝重/んだ>
 ・召喚剣<5/4/0/3/高高/ない>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝衝重/んだ>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱衝衝/し>
 ・召喚剣<20/0/0/3/鏡鏡鏡/お話>
 ・召喚剣<50/0/0/0//rarara>
 ・召喚剣<50/0/0/0//rarara>
 ・召喚剣<50/0/0/0//rarara>

設定:
その時声が聞こえたのです
汝音速を欲せと

聞こえたんだってば!


「OPに2回も使ってどうするんだい?」


…それではお話を始めましょう

そこには誰も居ない。居ないのだから何も起きようも無い 終わり

あるところに女の子と男の子がいなくて、末永くしあわせに暮らしませんでした めでたしめでたし

ひゅー どすん

物語が始まる前の物語が始まる前の物語が始まらない前の


オーナー:nukosuki

評価数:0


名前:起−4
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<0/6/0/2/高高/爪>
 ・召喚剣<5/5/0/2/斬斬>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱絶絶/節>
 ・召喚剣<10/0/2/2/速熱衝重/掌>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速盾斬死/指先>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔魔魔魔魔魔/>
 ・召喚剣<5/0/0/5/魔魔魔魔/拳>
 ・召喚剣<35/0/0/1/命命/甲>

設定:
Update at 3/29


オーナー:Madness

評価数:2
(utsm4)(suika)


名前:静原てまり 【Dead_or_Undead】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱衝衝/宮のマチェット(中)>
 ・召喚剣<20/0/0/2/命命鏡鏡/水色のパーカー>
 ・召喚剣<5/0/0/3/魔魔鏡熱絶絶/開かずのコンパクト>
 ・召喚剣<5/1/0/2/速速絶衝絶衝/携帯についたストラップいっぱい>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱盾重/宮のマチェット(やや重)>
 ・召喚剣<10/5/0/1/高毒/お気に入りのリストバンド>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速速熱衝衝/泥のついたスニーカー>
 ・召喚剣<20/0/1/1/死護/宮のマチェット(重)>
 ・召喚剣<15/1/2/2/熱斬/丈夫な手提げ(民族調の刺繍入り)>
 ・召喚剣<25/0/0/2/死死命/ピンクのミトン>
 ・召喚剣<35/0/3/0//コンソメパンチ>

設定:
宮の新しいバイト先は、また別のピザ屋で。
(どうも、バイクに乗ってないと駄目らしいな、俺は…)
バイクなんか、本当はいい加減やめるべきなのかもしれない。過去と決別したいのなら。
でも以前のようにバイクに乗っていれば全くの無心というわけでもなかった。夜の道を走る宮の心を、無心と、不安と、雑念が、一定のリズムで通過する。
不安の内容はいろいろ。将来のこととか(いつまでフリーターをやる気?)(などという平凡で深刻な悩み)(笑)、バイトはうまくいってる。社割でてまりにピザを食わせてやれるし(おごるわけではない)。

…そうやって、誰かの笑顔を思い浮かべること。絶望や孤独でなく、暖かさと少しの痛みを伴って。
(「宮」)
(「みーやっ」)
そんなことが、俺にもまだできたんだって。
痛みの正体を俺は知ってるんだ。いつか失われることへの不安?そうともいうけど、でも、俺が「生きてる」ことの、証拠。

ピリリリリリ

携帯が鳴った。
空は藍闇、町はあかく、チカチカと車のバックライトは無数に赤く。バイクは道の脇にとめた。
「てまり?あのー、仕事中なんですけど」
『宮っ、みや…!』
てまりは泣いていた。
「どーした?」
『八がいないのぉっ!帰ったら…、どこにもっ…!』

大切な人の顔が、不安とともにガーッと胸中を占めたが、声は平静を保つ。
「どこにも?…八のことだし、そのへんフラフラしてんじゃね?公園とか。」
『うんっ、うん…。公園はいなかったけど、もうちょっと探してみる。バイト中に電話してごめん?』
「おい、待てよ。子どもじゃないんだしすぐ帰ってくるって。じっとしてろ」
『えっ、…う、うん』
と、一旦携帯を切りかけるが、
「ちょいま」
パニック状態のコイツを部屋に一人で置いとくのはヤバい。非常にヤバい!
「今すぐ俺が行くから。それまで大人しく待ってろ!あ、テレビでも見て待ってろよ?絶対!!」

見れば車も、トラックの割合が増えてるし、てまりが心配しても当然の時間帯だった。
「どいつもこいつも、手がかかるっ…!」
手がかかるといえばあの女も別な意味で面倒くさい女だったが、どうも俺はそういうのにつきまとわれる運命らしい。
「大丈夫だ。絶対…」
つい、最悪の事態を想定しがちな自分の心を戒める。でもそれが、(もはやイコールで未来の拒絶というわけでもなく。)
「大丈夫……」
てまりの泣き声と八の顔が、脳内でドラマチックにループするけど、安全運転は忘れない俺は、偉い。


てまりのマンションに着いた。
上を見上げて、てまりの部屋の窓を確認する。明かりはついてる。いいつけを守って部屋にはいるらしいこと。
「はい、はい…すみません店長、すぐ戻りますから……ホントに…いや、彼女ではないですけど…」
TELしながら階段を駆け上る。
と、
「にゃ〜」
と猫の泣き声。
ゴミ捨て場からだ。
ゴミ捨て場には、明日の朝捨てるべきフライング可燃ゴミが山と積んであり、何匹も猫がそこでたむろっていた。

で、まあ、案の定というか、やたらデカいノラが1匹そこに混じってた。
「はーちー…」
「み、宮?」
怒りを隠すことなく、
「こんな時間になにしてる?」
「あー…その、てまりと喧嘩しちゃって?」
「ケンカ?」
てまりはそんなことは一言も言わなかった。
「ちょっと帰りにくくてね?」
「…(はー…)」
「というよりもう出て行こうかなあと…」
「ケンカぐらいで?」
「いや、喧嘩は、私が悪いんですよ。どちらかといえば。でも、元々勝手にころがりこんでるわけだし…いい潮時だと。でも喧嘩別れというのも後味が悪いので、ね、宮、てまりにことづけてくれないですか?私は勝手に出て行くだけだよって。」
「……」
コイツが、何を思って出て行こうとするのか、普通の友人なら普通に聞けそうなものだが、俺にはなぜかその資格がないように感じられた。てまりにも。
どんなにくっついて一緒にいても、自分たちの人生は所詮別個のものであると、八は、たぶんてまりも、根っこのところでそう思いこんでるらしくて、俺には手の届かない場所に心のスペアを置こうとしてる。
…でも。俺はそうは思わないから。
俺の人生はお前らのもんなんだから。勿論、俺のものでもありお前らのものでもあるといつかの俺が決めたのです。反論は認めません。


でもそんな愛の言葉を今はまだ囁けない。
「…やだよ。そんなてまりに包丁で刺されそうなミッションは。さよならくらい、自分の口でいいなさい」
「………うん…」
子犬のように震える八の頭をポンポンと叩いた。階段を上る途中、八が小声で「…もう少しいることにする」と呟いたので「あっそう」と返事しておいた。おわり。


ちなみに部屋に行くとてまりはポテチをくいつつタモリ倶楽部を見てゲラゲラ笑っていた。


オーナー:samantha

評価数:0


名前:パディア
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/1/0/4/衝衝衝衝/騎士の剣>
 ・召喚剣<15/0/0/2/鏡鏡鏡死死/死神のラクガキ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/命命命命命命/心臓のラクガキ>
 ・召喚剣<20/0/0/2/回7命護護/騎士のラクガキ>

設定:
剣師を夢見ていた少年が描いた絵。


彼が今どうなったのかは誰も知らない。
望みどおり剣師になったかもしれないし、全く別の道を歩んだかもしれない。
もしかしたら今はもうこの世に居ないかもしれない。

絶望も挫折も知らない子供の描いた夢は、それ故に何より強く、脆い。

『現実を見ろ』と夢を否定する大人達は、本当は自分達が現実から逃げているのかもしれない。
不足している努力や才能、それを補う為のコストやリスク、勇気。
そういった物を自分が持ち合わせていないという現実。

だから、それは恐怖。
夢を認めてしまえば、夢を叶えた者に直面すれば露呈されてしまう。
自分の弱さを。いかに劣っているかを。


オーナー:blue

評価数:0


名前:Meg.
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/3/0/3/死死死/無考オランダ>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高高/コウ>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/るーしえ君>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速衝熱衝熱/紫電>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護護衝衝死/デスエリーナ>
 ・召喚剣<15/0/1/2/速熱衝絶/徘徊するライカ>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱熱重/ゾアラ>
 ・召喚剣<5/3/2/2/斬斬/プチオラ>
 ・召喚剣<50/0/0/0/泡泡泡泡泡泡泡泡泡泡/バブリアディエース>

設定:


オーナー:友人K

評価数:0


名前:堕胎子
HP :10
攻撃力:0
防御力:6
素早さ:1
剣技:
 ・召喚剣1<5/0/0/4/召召召召鏡/堕胎子5>
 ・召喚剣1<5/0/5/1/召召鏡/堕胎子1>
 ・召喚剣1<5/0/5/1/召召鏡/堕胎子2>
 ・召喚剣1<5/0/5/1/召召鏡/堕胎子3>
 ・召喚剣1<5/0/0/4/召召召召鏡/堕胎子4>
 ・召喚剣6<5/0/0/4/召召召召鏡/堕胎子6>

設定:
何故だ! 何故ビルドできぬのだ!


オーナー:utsm4

評価数:0