現在の参加者は 13 人です。


名前:適当伯シャロロム
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/2/速熱絶絶絶速/兵士ソルダス>
 ・召喚剣<5/3/0/3/衝衝衝/ミスポルム>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/チャイルド・チルドレン>
 ・召喚剣<5/5/0/2/毒毒>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱絶絶/ダランベール>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/血の愛>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/デカセクシス>
 ・裏切書簡

設定:
 適当伯領に帰り着いたウツセミを、スタラ将軍は暖かく迎え入れた。適当伯領に帰り着くと、すぐさま兵隊が駆けつけ、ウツセミを捕らえた。適当伯領は激怒した超能力少年団によって既に壊滅していた。様々な描写を考えながら、ウツセミは適当伯領へと戻った。
 ウツセミは幼い頃に何度かこうしたまじないを行っていた。原理は「想像したことは起こらない」というジンクスだ。想像もしなかった失敗やトラブルに何度か出くわしたあとで、幼いウツセミは「想像していたことは起こらない。逆に悪い結果をすべて想像しておくことによって、それらを回避することができる」という個人的なオカルティズムに辿りついたのだ。
 都合のよい結果を想像してしまうのはその可能性を潰すことになるため、なるべく考えないようにする。それでも、頭の中についそうしたアイディアは沸いてくるものだ。そうしたときウツセミは、ほかに創造もしなかった都合のいい結末が現れるのを期待しながら、精一杯悪い想像をする。
 今回も、ウツセミの想像はまるで外れていた。適当伯領はスタラ将軍の離反に混乱しており、ウツセミどころではなかった。
 ヘブンズリバー方面より現れた超能力少年団はスタラ将軍を精神支配して連れ去ってしまった。機を同じくしてスパイ活動を行っていた琥珀丸が消え、シャロロムは軍事の二本柱を失ったかっこうになる。適当伯シャロロムは謎の力を持った少年団に対処するために、外国より学者ダランベールを招聘した。ウツセミが帰り着いたのはちょうどそのときである。


オーナー:niv

評価数:1
(stara)


うっかり洗脳 (stara)(05/25 12時44分15秒)

名前:本能の愛について 前編
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱/抹殺>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝絶絶/灰の愛>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速護熱衝衝/石英の愛(メガネ)>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/シャルロット・セクサロイドの場合>
 ・召喚剣<0/3/0/5/高高/スタラ将軍>
 ・召喚剣<20/0/0/3/鏡鏡鏡/銀械ワグマゥギズ>
 ・召喚剣<20/0/3/1/死護/ぱんつ>
 ・裏切書簡

設定:
誰も一人では生きていない。
生物は何かに生かされている。
何かと共に生きているからこそ、愛が生まれるのだろうか。

東の森の奥、そこには魔の者が住んでいた。
彼はある日、ひとかけらの紫の水晶を見つける。
その水晶は膨大な魔力が含有されていた、いわゆる魔石であった。
年老いた彼は、自らが死んだ後にこの地に魔の者が住むように、この魔石から魔物を作ろうと考えた。
その魔石なら媒体を必要とせずに魔物を作ることが出来たが、彼は気紛れに、その辺りにあったモノを合成しはじめた。

じゃがいも、ネコの干物、竜の角、地面に生えていた雑草、などなど。
魔石の魔力が大きすぎたので安定させるために、魔石を半分に割った。
じゃがいもを入れるときは加熱を一旦とめてよく混ぜると安定するらしい。
そして日の当たらない冷暗所に一晩寝かせると、魔物が誕生した。
人間を混ぜていないにも関わらず、何故か人型の魔物だった。

彼は、魔物に最低限の能力しか与えていなかった。
それは生物を結晶化させる力。
人間には、その力だけで恐ろしく感じるだろう。

魔物はすくすくと……普通に育ち、魔物らしさを感じさせなかった。
鋭い角や牙や爪が生えていたが、生き物を襲おうともせず、花を集めたり果実を食べたりしていた。

だが、魔物はときどき、彼に気付かれないように魔石の欠片を持ち出して花や小動物の結晶を作っていた。
彼は適当なので気付かないフリをしていた。


オーナー:hosa

評価数:3
(syutuna)(stara)(utsm4)


ポーズが欲情できそう (utsm4)(05/25 03時17分31秒)

名前:none
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔魔魔魔魔魔/疫病の二度>
 ・召喚剣<5/3/0/3/斬高高/<無限の射程>>
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱衝絶/跳躍の四度>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速速速衝衝衝/失明の六度>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速速熱熱絶絶/停滞の三度>
 ・召喚剣<20/0/0/2/鏡鏡鏡鏡/乱雑の五度>
 ・召喚剣<20/腰/骨/2/凹面鏡、合わせ鏡、余命三秒、女王命令/琥珀丸>
 ・召喚剣<0/0/0/0//堕胎子>

設定:
none


オーナー:supply

評価数:0


名前:童話
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<5/0/0/3/熱速速衝衝絶/妖怪ダキヌカレ>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱衝絶/愛する人>
 ・召喚剣<5/0/0/3/魔魔魔魔魔魔/ゼーブルファー>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速鏡熱衝絶/弑する愛>
 ・召喚剣<10/ブ/ヴァ/3/万華鏡、余命1秒、眼鏡男子、命鏡視衰/終端>
 ・召喚剣<35/0/1/1/命/<命の炎>>

設定:
あるとき、ねこは カシュラム人の ねこでした。
ねこは カシュラム人なんか だいきらいでした。

カシュラム人は、 ブレイスヴァを 畏れたり、 ブレイスヴァを 畏れたりしました。
ねこのことは、見向きもしませんでした。
ねこは カシュラム人がだいきらいだったので、ほうっておかれてもへいちゃらでした。
ある日、 カシュラム人が 錯乱して、
「だが、ブレイスヴァは私でもあるぞ!!」
ねこは 首を 掴まれて 死んでしまいました。
ぐらぐらの頭に なってしまった ねこを、カシュラム人は 見向きもせず
カシュラム人は泣きました。

そして、ねこは 裏庭の隅で 腐りました。


オーナー:mayo

評価数:0


名前:里見 野菜
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/3/死死斬斬斬/風精ホクゥアェセ>
 ・召喚剣<10/0/0/2/速熱護絶重熱/ドラン>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡魔魔鏡魔魔/水神ヲホヤ>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護熱重/土鬼ホコズ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/巫女ミトユヰ>
 ・召喚剣<★10/防御無視/絶対防御/2/速重熱絶衝/ダラン兵>
 ・召喚剣<10/0/1/2/命死鏡盾護/JuN>
 ・召喚剣<5/0/0/8/盾/ランドアンバー>
 ・裏切書簡

設定:
再会はすぐに別離となった。

これで魔物も合計八体。なかなか壮観である。


オーナー:GeoK

評価数:0


名前:剣匠とえぬえむのWCG教室
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<[5/0/0/2/速速衝衝死死死/無想無念・弐]>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速斬絶衝熱/ミロクの剣>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速鏡熱魔絶/腐肉の暗殺刀>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/謀略>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡魔鏡鏡鏡/水鏡の盾>
 ・召喚剣<35/0/3/0//不動壁>
 ・裏切書簡

設定:
匠「次ー。長いから一気に行くぞ。

爆破…相手に5点、自分に1点ダメージ(どちらも防御無視)
祝福…5点回復、最大三つ自分とスキルについた弱化異常解除
巻き戻し…相手のスキルに反応し、自HP2点と引き換えにトリガーしたスキルを使用前の状態に戻す
フラベウファの銀糸…相手の剣属性スキルに反応し、Crackを与える。
亜熱波…3点ダメージ+相手のプラン一つ消去
魂の歌…体力Heat&自分Regeneration
狂える紅…Equip中ダメージ二倍。累積あり
霧の外套…Equip中自分への被ダメージ半分(端数切捨て)。累積あり。
永遠長樹の枝払い…相手の火属性または風属性スキルに反応しそれを打ち消す。
謀略…相手のスキルに反応し、それにConfuseを与える。
開拓…使用済み多重パネルを一枚自分の現パターンに追加。プランで指定しなければ双となる。

ふー疲れた」
え「新しい状態異常があったりするけど…」
匠「えーと、

Crack…スキルに付与。累積しない。Crackを受けたスキルが解決された場合そのスキルは失われる。
Regeneration…キャラに付与。累積する。ターン開始時にRegeneration*2点の回復がなされる。
Equip…スキルに付与。付与されたスキルは使用できず、そのスキルに使用されたコストもターン終了時に未使用に戻らない。
     Equipされている間、そのスキルの誘発効果を発揮する。BindやConfuseを受けたスキルはEquipできず、解除される。
Confuse…スキルに付与。付与されたスキルの効果の「あなた」が「相手」となり「相手」が「あなた」となる。Confuse付スキル所持者がダメージを受けると解除。

こんなとこか」
え「いろいろあるわね」
匠「次はLv3スキルとコンボについてちょっと説明するか」


オーナー:nm43291

評価数:1
(stara)


不動壁の名前だけっぷりがひどい (stara)(05/25 00時57分32秒)

名前:-
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱命絶絶絶/ラズィ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速護熱衝衝/ベルティナ>
 ・召喚剣<15/0/0/1/速熱命命重重/(古びた大剣)>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱斬斬/ベン>
 ・召喚剣<0/3/0/4/高高高/死の欠片の破片>
 ・召喚剣<25/0/1/2/護盾/(エプロン)>
 ・召喚剣<15/1/0/3/衝衝衝/(三叉の農具)>
 ・裏切書簡

設定:
-


オーナー:suika

評価数:0


名前:剣王アリス
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/死速護速熱衝衝/赤の精霊杖>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死/緑の精霊石>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱斬斬/老人マートン>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱護衝衝絶/糸の精霊石>
 ・召喚剣<35/0/3/0//石の精霊人形>
 ・召喚剣<40/0/0/1/回3/青の精霊石>
 ・召喚剣<50/0/0/0/(田畑)/黄の精霊石>
 ・裏切書簡

設定:
此の精霊は、出て行きました。
糸の精霊が言います。
『遅かれ早かれ、私たちは考えの違いによってこうなるはずでした。…しかし、何かおかしいと思います。一人に戻りたいとは、どういうことなんでしょう…』
「あんなに仲良しだったのに」
『心配してくださるのね。嬉しい』
「私の家族もいなくなっちゃって…」

アリスたちは、目立たないように林の中を進むことにしました。その林は、まるで入る者を拒んでいるかのように深いのです。
『帰れ…』
「あなた、ひょっとして…精霊かしら」
『開始して数行でばれるなんて悲惨なこった。そうさ、あたいは樹の精霊。未熟な呼び主によって林に姿を変えられ、封じられてしまったのさ。ここで生き物が干からびて死ぬのはもう耐えられん…』
「では、私が何とかしてあげましょう。ここを通らなければならないから」
『よし、ありがとう。精霊使いは心がないといかんね。もうじき他のやつらと話が通じるようになるさ』

しばらくすると、広い荒地がありました。
アリスは、一人の老人に話しかけられます。
「おい…そこのどこかで見たことのある娘よ」
「何かしら、お爺さん」
「頼みごとがあるのじゃ。わしを連れて行ってくれ」
「…?」
「わしは、デクスターの騎士じゃ!騎士は戦いにおいて死ぬのが本望!先日、騎士として育てたせがれにわしを倒す気で向かって来いといったら逃げられたのじゃ!わしはそれを追っておる!」
「落ち着いて、お爺さん。私は…女王のアリス」
「アリス!アリスか!…??アリス?」
「そう、アリス」
「アリスーッ!わしは死ぬまでついて行くぞーッ!!」
「困ったお爺さんね…」
糸の精霊がアリスに言います。
『ああ、あの人の荷物から…新しい精霊の力を感じます。ここは親しくなっておいて聞き出してみてください』
「わかったわ。ねえ、お爺さん。その荷物なんだけど…」
「こいつはやらんぞ!やらんぞ!」
『聞き方が良くないみたいです』
「もうっ」

樹の精霊石:精霊石の中でもだいぶ誕生時期が古い。中に宿る精霊は、遠き神話時代の大森林の一本が変化したものである。他の精霊たちからたいへん敬われているが、能力自体はさほど高くない。

マートン老人:言動のよく分からない老人。かつては「炎の剣」の名を誇るデクスターの騎士だったが、非常に奇妙な人物である。それゆえ早期の退職を勧められ、世間からすぐに名前が消えた。刀鍛冶の徒弟時代に剣の腕を見込まれて騎士団に入団、厳しいが変人として疎まれる。ジニスター領への遠征時に結婚したが、相手はジニスターの物乞いの女性だった。本人いわく賢いから。それ以来はますます嫌われ、一児をもうけるも離婚、退職を余儀なくされた。それ以降の消息が謎だったが、近隣の住民に虐げられていたのは事実。息子は母側について行ったが、情勢の悪化と共にマートンの方へ戻ってきたらしい。父子は屋外で訓練している姿を目撃されているが、いつも頭に鉢のようなものを被っていたという。マートンは訓練が終わるとすぐにそれを外すが、息子は人と接するときも外さない。


オーナー:kusa_hen

評価数:0


名前:日記
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<5/5/0/2/斬斬/ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/はてしない物語>
 ・召喚剣<[50/0/1/2/連熟衡艶/徘ぬ清零右>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱衝絶/グリックの冒険>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱/刃の精霊石>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱衝絶/侍女ダイナ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命鏡魔鏡鏡/此の精霊石>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/鏡の国のアリス>
 ・召喚剣<15/0/0/1/死回1回2回3回4回5/北守将軍と三人兄弟の医者>

設定:
数日眠っていました。
起きてバスに乗りました。
誰かの誤りで齟齬が発生し、金券が現れました。
大切に使おうと思います。
卵は、無事でしょうか。


オーナー:takatei

評価数:1
(syutuna)


名前:黒羊の話
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<30/0/4/0/>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/虚構の六度>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速熱衝熱衝>
 ・召喚剣<5/0/0/4/魔魔魔魔魔>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱護衝絶>
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<5/1/0/3/速熱衝衝絶>
 ・召喚剣<20/0/0/3/熱絶絶/黒ねこサンゴロウ>

設定:
書いてますん。


オーナー:nitoro

評価数:0


名前:奪命の一撃
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/1/速死鏡鏡鏡鏡鏡鏡/マック・ポティエル>
 ・召喚剣<5/0/0/2/高斬/(ハムの切れっ端)>
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/()>
 ・召喚剣<50/0/0/0//ジュライラ>
 ・召喚剣<50/0/0/0//閉塞の五度>

設定:


オーナー:tosatsu

評価数:0


名前:S
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<35/0/3/0//岩窟人形維持二回目>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/クイックシルバ>
 ・召喚剣<5/1/0/4/衝衝衝衝/トラップくん2号>
 ・召喚剣<5/1/0/3/速熱衝衝死/Cの微熱>
 ・召喚剣<10/0/5/1/盾魔/マジックシールド>
 ・召喚剣<5/0/0/2/高斬/(奪剣ギールス)>
 ・召喚剣<5/5/0/2/斬斬/イガバッチド>
 ・召喚剣<5/3/0/3/熱絶重/燃え上がれ俺の恋>

設定:
9.シー

 霧雨乱は空山海に惚れていた。乱は女装をしていたが、海も女装の男子だった。乱の恋は一目惚れで、海が男だとは知らなかった。
 始業式後の自己紹介で「性別は男」と言われたときに、乱の思考は固まった。女装は趣味だが決して同性愛者ではない。けれど海がたまらなく可愛すぎて、理性よりも煩悩を優先してしまった。叶わない恋だった。否、海は全てを愛するタチの人間なので、実らない恋とは言い切れないが、両想いになったらそれも問題で自己嫌悪に陥るだろう。乱の恋の心境は奇怪複雑極まりない。
 ところで海は二つの人格を持っている。カイとウミ。双生児として生まれるはずの姉弟だったが、姉は栄養が足らずに胎内で死に、弟だけが生を受けた。しかし姉の精神は弟の中に生き続けた。普段はウミが表に出るため、海は女っぽい話し方をし女っぽい服を着るのである。
 乱の女装と決定的に違うところは、海は女だということだ。女装を意識してスカートを履いているわけではない。海を数ヶ月間観察して、乱はそのことに気付いていく。
(そんな事情があったなんて)
 カイが表に出ているのを何回か目にしたことがある。カイは下を向いていた。視線を恐れているようだった。いつもの元気なウミちゃんとは様子が正反対だった。
 乱はカイに話しかけた。休み時間に、何気に。
「カイくん、だよね?」
 カイは身を強張らせた。顔を上げる。
「キミは……クラスメイトの」
「霧雨乱だ。よろしく」
「キミも、男の子? なんでそんな格好を」
「へへっ、カッコイイだろ? 走るときに長い髪が揺れるんだぜ」
「カッコイイ? 女装が? キミ、頭おかしいよ」
「うっさいなー。俺はこれが気に入ってんだよ。周りにどう言われようが、俺はこのファッションを貫く!」
「……おめでたいね。僕は好きで女装をしているわけじゃないのに」
 カイは目線を斜めにそらす。「姉さん、まだ昼寝をしてるのかな」と小さな声で独白する。
 乱にはカイが今の状況を楽しんでいないように見える。ウミのせいでカイは苦しんでいるのだろうか。強い光は影を色濃く落とすものだ。
 乱はウミが好きだった。けれどウミは胎児のときに死んでいる。魂だけがカイの体に宿っている。
 果たしてウミは生者なのか。
「カイくんは、どんな格好をしたいのかな?」
「僕は普通にジャケットとズボンで……、あ、七天くんには憧れます」
「八刀か。なるほどなー。だけどウミちゃんがいるからナックルファッションはできないと」
「だから僕はいつも誤解されてるんだ。姉さんが飾った空山海は本当の僕じゃない」
「……」
 カイの話を乱はじっくり推敲する。しばらく目線を彷徨わせる。やがて口を開いていく。
「じゃあ、俺が姉さんを弑しようか」
「え?」
「俺はアサシンだ。ウミちゃんはもう死んでいるから、俺が完全に殺してやるんだ」
 別れの決意を乱はした。ウミへの恋よりカイへの情を選択した。
(カイと友達になれればいい)
 その夜、乱は枕を濡らした。海のように涙は辛い。


オーナー:かに

評価数:0


名前:森羅盤たぬき
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:0
剣技:
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<5/1/0/4/毒毒毒毒/フィーグムンド>
 ・召喚剣<5/5/0/2/重重/ダンガード>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速魔魔魔魔速/フリダ>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱護絶重/ライトゲイザー>
 ・召喚剣<5/5/0/2/重重/ダンガード>
 ・召喚剣<30/1/0/1/毒命/メロディメモリー>
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<5/0/1/3/速熱熱衝絶>
 ・召喚剣<5/0/3/2/死鏡鏡護/錬剣術師まくろ=こすもす=りーん>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔/(木の車輪)>

設定:
余裕がないのでたぬき耳少女をおいておきます。


オーナー:utsm4

評価数:0