名前:プレイヤー2:カガリビ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/風神符>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/死の呪い>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/花弁の盾>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正(仮)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /遁行>

設定:
「ひやあああああ!」
 木の葉一枚分のそばを駆け抜ける殺意。
「よく躱す。さすがは野生の獣だな」
 土遁を借りたアタシより、このバケモノは数段速かったッス。
 攻撃は木も岩もお構いなしとばかりに真っ二つに。
 こんなの、どうやって戦えっていうんスかあ!
「逃げてばかりじゃつまらんだろう。お前の【現実改変権】を見せてみろ!」
「何を言ってるのか分からないッス! アタシはそんなのと関係ないッス!」
「そうか。使わないのか……なら死ね」
 その声は前から聞こえて――
「N字斬り!」
「か、花弁の盾!」
 咄嗟に開いた盾脆く、安々と切り裂かれて。
 アタシの、体も。


「あ、ああああああ!!!!」
「くっく、獣の癖にイイ声で啼きやがるじゃあねえか」
 いたい。血が溢れて止まらない。
「き、狐火……」
「させるかよ」
 返す刀でさらにもう一閃。
 冗談か何かのように血が吹き出る。
「いやあああああ、痛い! 痛いいいたい痛いいいあああああ!!」
「ははは、その調子その調子!」

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

 声が響く。まるで感情のない、不思議な声。
「あん、なんだ? 漁夫の利狙いのクソ野郎か? 承諾するわけねえだろ、これからお楽しみタイムだってのによォ?」

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

「しつこい野郎だな! しねえっつってんだろ!」
「たあ、たすけて!」
「てめえは黙ってろ!」
 斬られた傷口を乱暴に蹴られる。
 声も出ないほどの激痛に、身を捩る。

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?
*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?
*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?
*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

「たす……けて……」
「助けは来ねえよ」
 もう何も見えない。
「決闘中は全プレイヤーの承諾がなければ新規参加はできねえ――こいつみてえなハイエナ野郎が蔓延するからな。
 わかるだろ、オレの言ってること」
 わかりたくない。
 嫌だ。
 死にたくない。
 死にたくない!
「いいねえそのツラ。絶望の涙に歪んで……ゾクゾクしてくらァ! ははははは! 
 いいぜ、その顔のままでいろよ、全てに絶望して、死ね!」

「へえ、楽しそうだね」

*他プレイヤーに決闘■■■■■■■■■■■■■■■
 新規参加が承諾されました。
 ランク■■■■■■■■■■■■■■■
 を召喚します。

「なんだと、どうなってる! 何故承認も無しに入ってこれる!」
「とりあえず――アンタが悪役ってことで良さそうだね」
「誰……?」
 何も見えない。
 アタシはどうなってしまうんスか……


オーナー:piyo

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