名前:行科宮【現実より】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<0/5/0/3/高高/みやくん>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱護衝絶/ねえどうしたの>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/みやくん>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱衝絶/いっしょにいこうよ>
 ・召喚剣<15/0/0/2/絶絶絶速熱/おねがいだよ>
 ・召喚剣<10/0/0/3/絶絶速速熱/みやくん>
 ・召喚剣<25/0/0/2/斬護護/かおをあげてよ>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/みやくんみやくんみやくん>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/こっちをみてよ>
 ・召喚剣<35/0/0/1/命回7/どうしたの?どこかいたいの?>

設定:
一度大きく息を吐く。その吐息に魂でも混ぜ込んでしまったかの様に、熱い熱い溜息を。
視界が酷く揺れた。久々の感覚、死んでる間には久しく覚えなかった眩暈。
まるで生きているようだ、やはり。
だが感慨に耽る暇も無く、太陽は尚もてまりと八を思考ごと灰にせんと照り続ける。
「てまり。」呼び掛けに、応えるものは無かった。
己の声も幽かになる。時間が無い、私にもてまりにも、きっと、多分あの男にも。
異常な空間、原因の元へ、心当たりのあるあの男の下へ行かなければならなかった。
急すぎる体力の低下、太陽の熱が逆に自分たちの熱を奪っていく様だった。

「てまり、あのひと──バイクの。」
異常な熱が、まるで心臓から火葬が始まったような不愉快な熱が沸き起こる。ああ、これは拙い……
八はその場に座り込んで、近くの民家のドアを指差した。声を出す気力も急速に奪われていく。
それでも何とか振り絞る。此処が本当に何処へでも行けるなら、行けるはずだ。
「───。」
でまかせだった、ただ、てまりの心に指標を刺す事だけが目的だった。
てまりは、見ているだろうか。聞こえただろうか。




倒れ臥す二人をゆっくりと確認して、女が日傘を閉じ、踵を返して何処かへ歩いていった。

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つづき
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オーナー:elec.

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