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聖者一族に伝わる48の盾。
一生のうちに全ての盾を使ったのは
伝説の聖王ただ一人という記録がある。
それもその筈、48の盾の中には
使い時がかなり限られるものも多少存在する。
無論、テストには出るので名前を間違えないように。
今回紹介するのは「足場を守る聖王の盾」。
誰がこんな名前をつけたんだ。
その昔、荒れ狂う流れの川があった。
そこに架けられた橋は壊れていた。
旅先に立ち寄った聖王は、廃棄された仏壇を使って
水に浮かぶ橋を架けた。
この橋らは危険で、流されて位置がずれる。
それでも聖王は頑張り、向こう岸へと渡った。
それを見ていた親なる神は喜び、川の怒りを鎮めてやった。
この故事から、危険な場所に足場を作る技を
「足場を守る聖王の盾」と名づけられた。

それからしつこく二千年、聖王の子孫JuNは
防具を奪われたのち、敵から逃げおおせた。
途中、川を渡るために廃棄された仏壇で足場を作り、
乗ろうとしたところうっかり足を滑らせて
不衛生な川へ転落してしまった。
仕方なく粗大ゴミと化した壊れた仏壇を、
浮き代わりにして不衛生な川の中を進むのであった。
なぜわざわざ川の中を進むのかはつっこまないでほしい。

オーナー：kusa_hen

評価数：3
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