名前:血の愛について 後編  
HP :5 
攻撃力:0 
防御力:0 
素早さ:2 
剣技: 
 ・召喚剣<5/0/0/2/死速護速熱衝衝/赤の精霊石>  ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/チャイルド・チルドレン>  ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/血の愛>  ・裏切書簡
 設定: 
しかし、二人はいつまで経っても子を愛さなかった。 
彼女は思った。 
この夫婦はもちろん愛している。 
だが、この子は二人から愛されていない。 
ならば、私は愛する二人が愛さない子を愛する必要はあるのだろうか。 
 
庭のすみで一人遊びをしている愛されない子を見ていた。 
狭い屋根裏の柵の付いた小さな窓から、ずっと見ていた。 
あるとき、その子が庭で泣いているのが目に入った。 
だが誰も子をなだめる者は居なかった。 
 
彼女はその子を呼びかけ、小さな窓から微笑みかけそして慰めてやった。 
すると子は泣き止み、とても喜び彼女に笑顔を見せた。 
 
その笑顔はとても似ていた。 
彼女が愛していた二人に。 
そして彼女は思った。 
愛されるのでは無い、人は生まれながらにして愛を受けているのだと。 
 
愛とは、愛する者、そしてその愛を受けている者をずっと愛し続ける事なのだろうと。 
 
そして彼女はそれが可能な存在になっていた。 
 
「……………………愛は…………血です……」  
オーナー:hosa
  
評価数:1 (nitoro)  DSさんじゃん! (nitoro)(05/04 00時04分58秒) 	  |