名前:車椅子の二人
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/0/1/3/速熱熱衝絶>
 ・召喚剣<50/0/0/0//閉塞の五度>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速死鏡鏡鏡鏡鏡鏡/マック・ポティエル>
 ・裏切書簡

設定:
ラ・ジャ・ナ・マは発展都市・クヌシについた。

クヌシの中心である役場の前には天を突くほどに巨大な断頭台があった。
年代を感じさせる形状に、煌びやかな細工。
ラ・ジャ・ナ・マは晴天にかすむ断頭台の頂を眺めようとするが、強い陽光に目を細めると、それ以上の観察を諦める。

「見事なものだ。そこの紳士、私はラ・ジャ・ナ・マ。この断頭台は誰の首を刎ねた?」

呼び止められた男は、ラ・ジャ・ナ・マに眉をひそめると、目を逸らしながらボソボソと喋りだした。
「何故、名を名乗る……これで私は君に自己紹介しないといけなくなったのかね。 ならば自己紹介させてもらうが、私は君のような屈託のないヤツが嫌いでね……君が嫌いな車椅子職人だ。宜しくな。さあ、さっさと向こうに行きたまえ、商談中だ」

男の影に隠れていて気づかなかったが、そこには車椅子の女性がいた。年齢は二十代後半に差し掛かるだろうか。整った顔立ちは美人と言えなくもないが、世を拗ねた様な目つきに深く刻まれた眉間の皺がそう呼ぶのをためらわせる、と僕は思った。ちなみにラ・ジャ・ナ・マは思っていない。ラ・ジャ・ナ・マを眺める”僕”の感想だ。

女は憎たらしげにラ・ジャ・ナ・マを一瞥すると(しかし車椅子職人を見る目も憎たらしげだったので、ラ・ジャ・ナ・マだけを嫌ってるわけではないだろう)どうでもよさそうに口を開いた。
「これは遠く長く使われていなくてね。しかし、過去は知らないが、未来はわかるよ。あそこで首を刎ねられるのは泥棒。むかつく泥棒だ」
ラ・ジャ・ナ・マは首をゆっくり縦に振る。

「車椅子の淑女。あなたの名を訊ねても?」

「ザリスさ。むかつく坊や」


オーナー:tosatsu

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(suika)(elec.)


ザリス様ホアーーー (elec.)(05/04 00時54分32秒)