名前:適当伯シャロロム
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/2/速熱絶絶絶速/兵士ソルダス>
 ・召喚剣<5/0/1/3/速熱熱衝絶>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱絶絶/ダランベール>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱速衝衝/貴公子アンヌ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/血の愛>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/デカセクシス>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/チャイルド・チルドレン>
 ・召喚剣<5/5/0/2/毒毒>
 ・裏切書簡

設定:
「おお、ウツセミ。しばらく見なかったな」
「あ、はぁ、まあ。あんまり怒ってなさそうなので適当に話を合わせることにいたしましたぞ〜! それで、こちらの方が学者の……」
「数学と哲学・物理学を研究しています」
 ダランベールが一礼する。
「と、いうことは超能力については……」
「まったくの素人ですね」
 狂笑の兆候を見せたウツセミに適当伯が釘を刺す。
「そう笑ったものでもないぞ、ウツセミよ。専門が違うとはいえ学者には違いないのだ。中華の料理人は中華が専門ではあろうが、我々よりは和洋の料理も上手にやってのけるに違いない」
「なるほど、何か名案が……そう言うウツセミの顔は既に破滅を予期した狂気の笑いの影を覗かせているのであったが……」
 ウツセミの狂言動を二人とも気にしなかった。適当伯は適当であったし、ダランベールはこいつらはみんな適当なのだろうと諦めていたからだ。
「超能力もビジネスも、まず人があってこそです」
 なぜかビジネスに話を広げるダランベール。弱冠26歳にして学者としての名声を持つ彼であるが、高校時代の動機などからはやっかみから「社会を知らない」と揶揄されがちである。これは揶揄した本人の見えないところで行う復讐行為、自分は俗世の事情にも詳しいのだという見栄張りである。
「なるほど」
 納得するシャロロム。顔を引きつらせたままのウツセミ。
「そこで、超能力の元となっている少年団に大砲を打ち込んでみるのはどうでしょう……」
「うむ、『戦争は大砲に始まり大砲の弾とともに尽きる』というわけだな……」
 ウツセミの哄笑がけたたましく響く中、傍仕えの名言官タクストゥスがシャロロムの発言をさっそく書き付けた。名言官はウツセミの留守の間に新設された役職で、シャロロムの名言を記録し保存するのが役割である。スタラ将軍がとらわれてシャロロムが思わず「今宵満月引き抜きラーメン」ともらすと、翌日には城下有数のラーメン屋である骨麺亭より「引き抜きラーメン」(満月を表したものか、生卵が乗せられている)が売りに出された。これは適当伯領の経済に与える影響が大きい、と宰相補佐ダウィッドより進言されたのだ。
 貴公子アンヌはこのやり取りを遠くに聞きながら、鎧を身に着けていた。弱冠12歳の京子と結婚するのではと噂されたシャロロムの息子、領内に並ぶもののない良識家にしてロリコンである。彼は29歳であった。


オーナー:niv

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(suika)


ついに脳内ナレーションが口から。 (suika)(05/28 00時57分00秒)