名前:適当伯シャロロム 
HP :5 
攻撃力:0 
防御力:0 
素早さ:5 
剣技: 
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱護重重/大砲>  ・召喚剣<5/0/1/3/速熱熱衝絶>  ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/チャイルド・チルドレン>  ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/血の愛>  ・召喚剣<20/0/0/2/速熱絶絶/ダランベール>  ・召喚剣<5/0/0/3/魔魔魔鏡鏡魔/本能の愛>  ・召喚剣<40/0/0/1/死/デカセクシス>  ・召喚剣<5/0/0/3/速魔魔魔魔速/フリダ>  ・召喚剣<5/5/0/2/毒毒>  ・裏切書簡  ・召喚剣<20/0/3/1/回2回3/拒絶の壁>
 設定: 
「煩悶し、適当伯城を一人行き来するウツセミ。ヘブンズリバー方面より現れた超能力少年団の正体が知れてしまえば、ウツセミの裏切り防止策は水泡に帰す。だが、既に防止策など何の役にも立っていないのではないか……と、後ろから肩を叩かれる。振り返るとそこには、適当伯その人である。いかぬ、この方には秘密を守らねばぬ」 
「日々悪化するウツセミの狂言動に心を痛めるシャロロム。シャロロムはウツセミの気持ちを理解するべく、狂言動を真似てみる。何やら秘密があるようだな、ウッツよ。シャロロムはウツセミの心中を鋭く看破する」 
「ギクリという音が耳に聞こえたようにぞ思う。いや、ならぬ。今はまだ早い、平然としていなくては。ウツセミはキリリと表情を引き締める」 
「何やら面白そうなことをしている。このソルダスも一役買って出るとしよう」 
「あれに見えるはソルダス。空気が読めないだけに裏切りとは無縁と考えられていたソルダスの裏切りは適当伯領に大きな衝撃を与え、この気弱官ダムシェル、三日三晩寝込んだ。果たして、ソルダスの裏切りは誤報にあったか」 
「この決死を表現した表情、伝わらぬは遺憾なれども、今は些事を気に病んでいるときではない。『あっ、ウツセモさん、シャロロモ閣下、お久しぶりっス。今日はお別れを言いに来たっス』」 
「ソルダスの語る内容はにわかには信じがたいものであった。洗脳を受けながらも類い希なる空気の読めなさを発揮し、魔少年らに交換条件を持ち出したソルダス。捕虜がこのような態度をとるのは初めてであり、洗脳するにしても本人の納得を得なければいつ洗脳が解けるかわからぬ、交換条件は是非とも受け入れるべきだとひとごとのように説得するソルダスに、いかに超能力を持つとはいえやはり少年、言われてみればそんなような気がしてソルダスを解放してしまったのだ。あっぱれなるかなソルダス、敵の手に落ちてなお、我らへの情報伝達を交換条件に持ち出すとは。適当伯領随一の空気の読めぬ男として、その名は末代まで語られよう」 
「い、今までどうすればいいのか迷っていた名言官、ここでついにが、がわ、我が意を得たりとふれ、筆を構える」 
 名言官はあんまり喋んないのでたまに喋ると噛んでしまうのだ。 
「名言には及ぶまい。シャロロモと呼ばれたシャロロムは手をかざし、名言官を押しとどめる。さあ、ソルダス。してお主の最後の報告とは」 
「今まで謎に包まれていた例の超能力少年団の狙いについてっス。少年らは一部適当伯領側について彼らと対立してるみたいっスが、その辺の事情はわかんねっスね。ただ、目的は<楽園>を作ることっス。どっかから手に入れたポテンシャライザーっての使って、さらった人を途心に分解してるみたいっスね。京子さんは分解されてヘブンズリバーの風景を美しくするのに使われたみたいっス」 
「なんということだ。するとつまり、ウツセミが青ざめた顔で(そう都合よく顔が青ざめるものか知りませんが)尋ねる」 
「京子さんとは二度と会えないっスね」 
「威勢よく倒れるダムシェル、今日この日は『ダムシェルの大音声』として歴史に刻まれよう……一時間、二時間と経ち、その衝撃力の大きさに周囲の者は口々にウツセミを憐れんだ。ダムシェルが二時間も気絶するほどの衝撃……気の弱い人間には想像するだに恐ろしい。やがて気を失ったまま五時間が過ぎると、ダムシェルが五時間も起きないことに衝撃を受けて気を失う者まで現れた」 
「し、しかしなぁらこれだけの衝撃にさあされてなお気丈に気絶しないでおけるシャロロム様、さすがは適当伯の伯爵といぇよう。シャロルム様万歳」 
「ソルダスよ、重大な情報をありがとう。して、やはり行くのか」 
「行ったら俺もポテンシャライズされちまうんでしょうけどね。ま、約束っスからね。ウィンクをして鼻の下を人差し指の第二関節辺りでこするソルダス」 
「約束ならしょうがないな。これまでサンキュー」 
「おいたわしやシャロロム様、胸が張り裂けんばかりの悲痛な想いをこらえ、あえて軽妙な挨拶でソルダスを気負わせまいとする心遣い。今日のピッツァにはピーマンでサンキューと書かれましょう」 
「夕日に背を向けて去っていくソルダス。実際にはソルダスは夕日に向かい、適当伯と愉快な仲間たちに背を向けて歩いているのであるが、ここは敢えてそれを『夕日に背を向けて』と言い表したい。なぜなら、言葉の響きとしてはそちらの方がかっこいいからだ。ご静聴サンキュー」  
オーナー:niv
  
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