名前:旅人アリス
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/死速護速熱衝衝/赤の精霊杖>
 ・召喚剣<★10/防御無視/絶対防御/2/速重熱絶衝/ダラン兵>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死/緑の精霊石>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱斬斬/老人マートン>
 ・召喚剣<5/0/0/2/命鏡命鏡命鏡鏡/愛の精霊石>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速鏡熱魔絶/刀の精霊石>
 ・召喚剣<50/0/0/0/(田畑)/黄の精霊石>
 ・召喚剣<35/0/3/0//石の精霊人形>
 ・召喚剣<35/0/3/0//磐の精霊柱>
 ・裏切書簡

設定:
精霊の卵が話しかけます。
『アリスちゃんね、久しぶり。私は死んでしまったけれど、これから精霊として生まれ変わります。消え行く前に、私の力と思い出をもらっていってほしいの』

どこかで見たことのあるような、赤毛の男の子が話しかけます。
「海から来た巫女さん。はじめまして、僕はジャスティン」
『はじめまして、ジャスティン』
「ねえ、海の向こうはどんな所?教えてほしいんだ」
『…木がいっぱい生えてて、動物もたくさんいて、豊かな所だった。でも…戦争が起きて、私たちは追われてきたの』
「戦争…」
『この国も戦争をしているのでしょう?脱出は失敗だったわ…私たちに居場所はないのね…』

『ジャスティン…まさか、あなたが王様だったなんて』
「隠すつもりはなかったんだ。それに、僕なんか形だけの王だ。実際に何でも決めるのは大臣なんだ。戦争を続けているのも大臣が…」
『あなたは戦争についてどう思うの?』
「僕は運命だと思っている。こうして、王にされたことも。戦争が終わらないことも。それを止めることなんてできない」
『臆病なのね』
「そうだ」

「セントラ島へ出発するといい。そこなら、剣も盾もないから安心できる。デクスターの奴らに見つかったらたいへんだぞ」
『皆に伝えておくわ。でも、私は行かない』
「なぜ?」
『私を雇ってくれないかしら。多少の占いならできるから』
「え…」
『はっきり言います。戦争をやめたいんでしょ、本当は。でも怖くてできないんでしょ。じゃあ、一緒にがんばりましょう。人数は多い方がいいわ。勇気ある人物を大臣の数より集めましょう、王様』

『どうだった?』
「休戦の提案はうまくいったようだ。デクスターの連中は思ったよりいい奴だったよ。大臣の力も抑えられたし」


大量の書簡がありました。

ばかやろう!
国王、くずの腐った盾!
魔女王妃の操り人形!
早く監獄塔に閉じこもりなさい。そのまま消えてしまいなさい。

『気にしちゃだめよ。これはただの落書き』
「それでも、読んでおかなければ…」

話がだいぶ続いたと思います。
目の前にいるのが男の子ではなくて、お兄さんになりました。
『最近、大臣が結婚結婚うるさいわね。ねえ、どんな相手がいいか占ってあげようか』
「その必要はないよ」

「ねえ、お母さま。外で人が騒いでる」
「何度言ったら分かるんだ!ジニスターの国は貧しいんだぞ!それに比べてデクスターはたくさん資源を持ってる!そいつらと仲良くなっても貧しいままなんだぞ!」
「国王自らが国を二分してどうする!あなたには、意見の撤回を求めたい!」
『あの人たち…お父様は、貧しくても平和がいちばんと言ってるけど、それが分からない人もたくさんいるのよ…』

『セントラ女王が…』
「心臓発作らしい」
『デクスターの人々は、あなたの指図で毒を盛られたと言ってるの…嘘よね…』
そこには、あの戦いで目にした赤盾がいました。しかし、今は強い呪いの力を感じます。

「王は、誰ともお会いになりたくないようです。リリーナ様…王女・王子様と共にエスカッション塔に越すようにと。命令です」
『私は行かないわ。王を説得します』

『…ロミナ、ジュリアンを連れて逃げなさい』
「お母さまは…」


『おばさんの話を聞いてくれてありがとう。アリスちゃんなら、剣と盾の長く続いた戦争を何とかできるって信じてるわ。最後にもう一つお願いだけど、ロミナとジュリアンに会ってくれないかしら。知り合いの所に預けたから。あ、そろそろか。じゃあね、もう行かないと…』

アリスは目を開けました。緑の精霊がそばにいます。
『おお、精霊の卵がかえったっすね!』
「リリーナ様…」
『おはよう!私は生まれたばかりの愛の精霊です。…でも、いったい何をすればいいのかしら』
『おはようっす、新しい精霊さん!とりあえずはこのアリスさんについていくといいっす』
『まあ、よろしく。アリスさん』
「あ、よろしく…あの、リリーナ様…」
『??』
「愛の精霊さん…?」
『はいはい、なんでしょう!』
「次にどうすればいいのか…」
『この子はまだ生まれ変わったばかりっすよ。その前の力と記憶は全てなくなってるっす』
「そう。だから私に…」
『足手まといですけど、よろしく!』

「たいへんだよ、アリス!赤盾が軍を連れて島の神殿に来てるよ!…『月の盾』の返却を迫ってるらしいんだ!隠れた方がよくないかい!?」
「おばあさん、声が大きいわ。…私、神殿まで行ってくる」
「ああ、ちょっと!!」


リリーナ・ジニスター:殺害された盾国元王妃。元は海の向こうの巫女で、数々の術に長けている。死の間際、精霊石に自らの魂を封じることに成功した。

ロミナ・エスター・ジニスター:表向きは殺害された盾国王女。監獄塔に送られた後にどこかへ秘密裏に逃亡したが、その先が分かっていない。現在17歳。

ジュリアン・エリス・ジニスター:ロミナ王女の弟。姉と同じく生存しているらしい。現在15歳。

エスカッション塔:ジニスター国首都エスクートの外れにそびえ立つ巨大な塔。通称『監獄塔』。国王を殺すというのはジニスター民にとってタブーとなり、彼らはそれを厳格に守る。よって、処刑に値する王はこの塔に表向きは『自然死』するまで監禁される。その他の貴族もまた同様にして、この塔に捕らえられて処刑される。

刀の精霊石:石でできた刀。そこから出てくる精霊はいちいち『(音声不明瞭)の仇!』と叫びながら刀を振り回す。一般人には聞こえないが、精霊使いにとっては五月蝿すぎる。そしてまた、いつぞやと同じ銘が入っている。どうも手に入りすぎだ。腐れ縁だ。

愛の精霊石:盾国王妃リリーナの持っていた指輪の石。夫・ジャスティニアヌスとの結婚の証。そこに封じ込められているリリーナの変化した精霊は、未熟でとても弱い。


オーナー:kusa_hen

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