名前:呪いの愛について 後編  
HP :5 
攻撃力:0 
防御力:0 
素早さ:6 
剣技: 
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱護重重/呪いの愛>  ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱速衝衝/貴族(アンヌ)>  ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝魔絶/ドミニオン>  ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱衝絶/愛する人>  ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝絶絶/灰の愛>  ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱/炎天使貪食>  ・召喚剣<5/0/0/2/鏡鏡鏡鏡鏡鏡鏡/観測する愛>  ・召喚剣<40/0/0/1/盾/不具の器>  ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱衝絶/金魚鉢>  ・召喚剣<5/0/0/3/魔魔魔魔魔魔/水の愛>  ・召喚剣<15/0/0/2/速熱護絶重/ライトゲイザー>  ・召喚剣<20/0/0/3/鏡鏡鏡/銀械ワグマゥギズ>  ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/シャルロット・セクサロイドの場合>  ・召喚剣<35/0/3/0//報復>  ・召喚剣<0/3/0/5/高高/スタラ将軍>  ・裏切書簡
 設定: 
気が付くと私は古びた家に居た。 
 
祖父が私に御飯を食べさせてくれている。 
服を換えてくれている。 
身体を拭いてくれている。 
動かない身体、滲んだ墨のような視界。 
ときどき歯に当たるスプーンの音が頭に響いた。 
 
私は椅子に座っていた。 
私は生きる屍になっているのだろうか。 
 
ある日、なぜか王子が部屋に居た。 
二人の声が聞こえるが何を言っているのか分からない。 
祖父が王子に立ちはだかる。 
王子は祖父をなぎ払う。 
 
王子が私の前に立つ、王子は涙を流し私の頬を優しく撫でた。 
 
--- 
 
魂が空に昇る。 
意識が覚醒して行く。 
家が見える。 
外に出た王子は剣を胸に突き刺し自害していた。 
悲しむ間もなく空に引き寄せられる。 
 
私は自らの愛した国を見渡した。 
私の愛した国の人間は死体に変わっていた。 
 
空を巡ると同時に私は全てを理解した。 
自らが死ぬべき存在であった事を。兵器であることを。 
この国に敵意を持つ者を皆殺しにするための切り札であることを。 
剣師に乗り移り、剣師を切り裂き、剣師に切り殺される。 
 
力が溢れている。 
力が目的を果たせと囁く。 
「こういう理由だったのか」 
私は感情もなく呟いていた。 
 
私の愛した人がそれを望むなら。 
私の愛した国が消えてしまったのなら、その罪深き剣師達を殺し続けよう。 
愛する人が望んだ行為を、ずっと忘れないように。 
例えその行為の意味を忘れてしまっても、ずっと繰り返そう、自らが消滅してしまうまで。 
 
「きっと愛とは、繰り返す事なんだろう。まるで呪いのようだな、まあ、なぜ繰り返しているか、もう思い出せないがね。ハハッ」 
 
 
追加 
5/0/0/3/速護熱護重重/呪いの愛「愛する人への愛のしるし」  
オーナー:hosa
  
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