名前:ドン・ピッピ
HP :5
攻撃力:0
防御力:4
素早さ:2
剣技:
・心 ・デス剣 ・人形剣2<5/0/0/2/死鏡鏡鏡盾鏡鏡/百万夜光> ・弟切剣3
設定:
おろし風の吹きすさぶ山肌を、気高き紳士と毛深きゴリラが連れだって進んでいた。
その足取りは遅々として、なめくじの匍匐と大差なかった。なにしろ平均勾配が40度もある。
「ウホッ?」 ゴリラが地を指してたずねると、紳士は黙ってうなずく。
手頃な岩に腰かけ、リュックから薬瓶をとりだしフタをあけた。
温泉術師であるピッピには、温泉の有効成分を『湯の華』として結晶させる業の心得がある。
たったいま彼がとりだしたのは、疲労回復作用をもつ湯の華のタブレットだ。
彼とペットの百万夜光とで2錠ずつ服用すると、早くも元気をとりもどした夜光が
ブルルンと身震いして高みを見上げた。雲がかかっているため頂上付近の様子は見えない。
しかし、ドン・ピッピは信じていた。この山にまつわる伝説を。
『霊峰サヘシホグニの頂きにカイロンの秘湯あり、浸かりし者に常ならざる通力をもたらさん』
オーナー:heterodyne
評価数:5 (roV)(nitoro)(kusa_hen)(piyo)(karano) |