名前:悪辣!カボチャ人間
HP :15
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
・加速剣 ・加熱剣 ・命の剣 ・魔法剣 ・絶対剣
設定:
ある日一人の男がカボチャ人間へと変化した。
その男は三日で世界を掌握すると、人々にカボチャの生食を強要した。
「この俺の、ガチガチで消化できないカボチャを食ってお腹を壊すがよい!ふはははははは」
「ひぃ〜っ!お、お許しを〜」
「食え食え〜い!」ビシッバシッ
その圧倒的なカボチャ力に敵う者は誰もいない。
今や世界はこのカボチャ男のなすがままで、四方八方どこを向いてもカボチャ畑という有様であった。
だが、そんな時……
「む?!何じゃ、この虫は!どこからきおった!」
いつの間にか大事なカボチャに害虫がついていた。
よくよく見れば一帯のカボチャは萎れがちで、かつての元気さは微塵も感じられない。
そこにあるべきカボチャ力がないのだ。
「何じゃ、どうしたと言うんじゃ!」
「お、おカボチャ様、この草を見て下さい!」
「こ、これはいったい何じゃ?!芋でもなし、茄子でもなし……」
カボチャ力溢れるカボチャ男のカボチャ力の源とも言えるカボチャ畑。
そこでは全てがカボチャ中心に回っており、異物と言えばこの草しかない。
害虫がその草伝いにカボチャ畑を犯していることは明白である。
「こ、こんな草は抜いてしまえ!」
号令が発せられると、数日でその草は全て抜き取られた。
しかし……
「なぜ増えておるんじゃ?!」
「お、おカボチャ様!抜いても抜いてもきりがありません!」
「どういうことなんじゃ……」
「千切れた地下茎が全部この草に成長するんです!」
「なんと」
「害虫もこの草と一緒にどんどん増えて、なす術がありません!」
「そんな」
「それにこの黄色い実の不味いこと不味いこと……」
「な、なんてこと!お終いだ!お終いだ!」
そう、この草こそワルナスビに他ならない。
男の持つカボチャ力を、ついにこのワルナスビのワルナスビ力が上回ったのだ。
こうしてカボチャ男の野望は砕かれたのだった。
ワルナスビ・フォーエヴァー。
おおワルナスビ、フォーエヴァー。
オーナー:roV
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