設定: 三川ゆうきは平凡な小学四年生である。 平凡さとは、逸脱していると感じさせないことだ。平凡だと感じさせる時点でその人間は何かが逸脱している。三川ゆうきは平凡さを感じさせない。 三川ゆうきは、通知表に書くことに困らないような子どもである。「勉強も自分なりに頑張り」「○○君と仲良しで」「時々調子に乗りすぎることもありますが」「ゆうき君のおかげでクラスが明るいです」 三川ゆうきは平凡さを自覚している。自分には希少価値がなく簡単に他人ですげ替えることのできる人間だと知っている。それは、三川ゆうきが人生を快適にすごすために最適な選択をとり続けた結果だったのだが、 しかし彼には欲望があった。 平凡から逸脱したいという平凡な欲望が。 夏のある日。三川ゆうきは自分が父とは血が繋がっていないと知った。だがそんなのは、もちろんただのきっかけにすぎなかった。
オーナー:samantha
(出典:秘密組織大人団)
評価数:1(draudrau)
設定: 《所持スキル》 【選民】 ――僕は特別な子どもだから、勝利は約束されている。 【周到】 ――すべては用意されている。 【正当】 ――僕は正しいから、他人を利用する権利がある。他人を傷つける権利がある。 【利殖】 ――より多くのお金を得た人間だけが、最後に正しい。 《プラン》 1.このゲームに勝利したら、僕の手で組織を破壊してやる。 2.さもなくば家に帰る。