名前:格子状の狐
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:0
剣技:
 ・召喚剣<15/0/0/1/速死絶盾絶熱/情報ブラック>
 ・召喚剣<20/0/0/3/護護護/鉄壁ホワイト>

設定:
「お借りします。」

――格子状の狐

誰何その1:
なんとここでは途心が10もある人形を挟んで戦うことになるようです。
まあ、戦うのもまた人形――所謂タッグマッチなのですが。
ただし、この二人は対等ではあっても平等ではありません。
出る杭は打たれるという言葉の通り、一歩でも前に出ていた方の人形が、あらゆる攻撃を一身に受けるのです。
死ぬまで。
ある条件下においては――死んだ後も。
人形に杭打つなんて、まったく不吉な話でしか無いのですが、幸いにして我々はその不吉を選択する権利を得ました。
ならば話は簡単で。壊れにくい人形を……『どんどん壊れにくくなる』人形を、前へ置けばいいのです。
前門の虎に彼女を。
鉄壁にして白無垢の彼女を。

誰何その2:
ところで、虎という生き物は群れを成さないそうです。
一匹狼という言葉もありますし、前門の虎&後門の狼と言われる通りにタッグめいた二者でも、本心では認め合っていないのかもしれませんね。
もっとも、虎と狼が戦ったらたぶん虎が勝つでしょうから――だって体重が違い過ぎますもん――、
狼は自らの未知性危険性を演出することで、虎に一目置かせているのやも。オレに手を出したら神か悪魔が黙っちゃいないぜ……みたいに(違うか)
うん? その諺はそういう意味じゃない?
細かいことはいいじゃないですか。
大体、細かいことを言い出したら、狼とか普通に群れる生き物ですしね。イメージだけで語ったほうが素敵なこともあるんですよ。
しかしそこまで言うのならば、ここでは対等を重んじて、後門にも虎を置くことにしましょうか。
閑話休題。
前門を突破された時、相手が何を振るっているかを考えます。
守備力に特化した彼女が敗れるとしたら、「絶剣」「死剣」あたりが候補です。
また、彼女の安否に関係なく攻撃を反射する「鏡剣」にも注意しなければ――対策しなければなりません。
『メタる』わけです。『徹底的』に。
後門の虎に彼を。
探偵にして黒幕の彼を。

余談その1:
剣を持つ順番に注目しましょう。人形は手前から順に配置するものです。
どうかお気を付けください。
白と黒を取り違えないように。
前後不覚にならないように。

余談その2:
英語では次のように言うそうです。
A precipice in front, a wolf behind.(前に絶壁、後ろに狼)
日本人は一休さんよろしく、壁面に虎を見ていたのでしょうか。
想像力豊かですね。


オーナー:やべえ

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