名前:ヌル肌ロリ子 
HP :10 
攻撃力:6 
防御力:0 
素早さ:3 
剣技: 
 ・高速剣  ・蟲毒剣  ・蟲毒剣  ・斬撃剣
 設定: 
 夕方、ブタの家に向う途中で知人に会った。五年ぶりだろうか。 
 クソ田舎でヨームの実の油を作り続けて終わる、あこがれの剣師になるのは寝ているときだけ、そんな人生に手を差し伸べてくれた。私にこの街の学校を教えてくれた男だ。 
 二枚舌ヒゲ男……どう考えても本名じゃない。 
 そういえば、奴隷商だったはず。本名は隠しているのだろう。 
 浅黒い肌、ボサボサと伸びたヒゲ、そこから白い歯を出して微笑みながら声をかけてきた。 
 
―― 
 
「おおー、おいおい、久しぶりだな。えっと…エレクトラ」 
「今は……ロリ子と名乗っています」 
 なんとなく本名を名乗らなかった。 
 ただ、あそこへ向う途中で本名を聞きたくなかったのかも知れない。 
「はははーそうか、しっかし相変わらずガリガリだなあ。ちゃんと飯食べてるか?」 
「それなりには」 
 他愛もない会話が続いた。会話をするのは久しぶりだ。 
 あの学校はほとんどの生徒がエリートだ。貧乏人に話しかけてくる人間なんていない。 
 自分が人間だった事を思い出して、すこし楽しくなる。 
「今から三角に行くんだろう。俺も呼ばれてるんだ」 
 なぜ彼は私がブタの家に行く事を知っているのだろう。 
 ……なんだろう。とても嫌な感じがした。 
 
――  
オーナー:hosa
  
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