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黄昏時。
夕闇にまぎれてブーゲンビリアは悪者の笑みをこぼした。

そうだ、そうだよ、この感覚だ。

戦場とは生の喜びと、死の恐怖で満ち溢れてなければいけないんだ。

自分と同等、否、それ以上の力を持つ剣師たちとの戦いは、彼女にとってどうしようもなく楽しかった。
久しく忘れていた自分の血が流れる感覚。
古の業をもってしても、まだ倒せない敵がいる。それは狂喜すべきことだ。
そして、今は私が頂点にいる。すぐ下には化け物の群れ。
最高じゃないか、これ以上の愉悦がこの世の何処で味わえるというのか。
「･･･さぁ、掛かって来いご同類。アタシが全部ねじふせてやる。」

オーナー：nitoro