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石火矢家の当主は代々ホタルを名乗る。
彼ら彼女らは幼少の頃から厳しい教育を受けて育つ。
お家を守るために。今度は間違えないために。
現代の価値観からしてみれば非効率とも非人道とも
いえる【教育】はただの子どもを基本的な性格や、
知能、状況判断力、果ては暗黒や裏切りまで
１ポイントのズレもなく当主ホタルとして作り変えていった。


お家を守るために。今度は間違えないために。
何世代にも渡って同じホタルが生み出され、
やり直しをするかのように次のホタルに託す。
彼ら彼女らにはある目的があった。

それは一族の悲願であったし、
永い間果たされなかった約束であったし、
今代のホタルにとっては淡い初恋でもあった。


『さようなら、次に逢えるのがいつになるかわからないけれど』
『またいつか、あなたとおともだちになれますように』

オーナー：utsm3

(出典：新規剣±1部屋ver4)

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