名前:バードオブプレイ
HP :20
攻撃力:1
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・海域浮力
 ・加速剣
 ・魔法剣
 ・加熱剣
 ・加熱剣
 ・加速剣
 ・絶対剣
 ・衝撃剣
 ・衝撃剣
 ・衝撃剣
 ・エンドロール

設定:
確定してしまった過ちは、化け物じみてしまったこの身でさえ、覆すことが出来ないのだけど。


インプロバビリティ・システムは予測のためのシステムじゃない。転生した死楽に幸せがある保証はなかった。あらゆる可能性を見つけるために僕は夢を見る。僕が見た数多の夢のうち、最も馬鹿げた可能性の一つ、それがこのお話。

全ては、死楽に、幸せになって欲しかったから。

もはや不確定要素が多すぎるこの世界で、おおよそ死楽の容姿を持つ人間に、偶然死楽の魂が宿り、偶然死楽を名乗る可能性なんて、本来奇跡と呼ぶべき微小なものだ。ただし、それらが重なる御膳立てをしたのは僕だ。インプロバビリティ・システムは、そのためのシステム。

全ては、死楽が、自分だけを愛して、永遠を生きるために。

ゴルヴォスを雇って死楽に無理矢理生ハムを食べさせるよう依頼したのも僕。やがて死楽は小さな店を出す。忙しくも充実した日々。死楽は幸せそうに見えた。でも何故生ハム屋ではなくラーメン屋なの。

そこで気づくべきだった。

死楽の呪い。「偶然」この死楽にも呪いが存在した。

「誰かの夢を打ち砕き続けなければ死ぬ」

原価を大幅に無視した死楽のラーメンは、界隈のラーメン屋を軒並み夜逃げの事態に追い込み、今も遅い昼休みの合間に、近所の野良猫に生ハムをちらつかせている。しかも野良猫が負けても与えないつもりだ。まったくごうもんだ。

どう見てもほのぼのしているけれど、うっかり生ハムを取られようものなら死楽は何の脈絡もなく不時着した宇宙船バード・オブ・プレイ号にブチ当たって死んでしまうのだ!あぁぁ、危ない!そんな適当に!!頼むからもっと真剣にやってくれ・・・!!


オーナー:kyom