名前:灰剣士ルルルティカ
HP :10
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・加速剣
 ・絶対剣
 ・重撃剣
 ・温暖剣
 ・紅葉剣
 ・分霊剣

設定:
剣に魂を移し換えられた魔法少女。変身の力を利用することで望んだ魔剣になれる。
本名ルルルティカ=シンデレラ。

温暖紅葉という並びを見ていたら、なんだか温かい紅茶が飲みたくなった。
もういつ以来だろう。

まだ師匠が生きていた頃、魔女のたしなみだと言われて、しょっちゅう二人でお茶会をした。
よく晴れた日や、よく曇った日や、よく雨が降った日。
その日の天気で、紅茶の味がほんの少しだけ変わるのが、昔のルルルティカは不思議だった。

師匠は、気温と湿度がどうこうという説明を、回りくどくしてくれた。
でも、ルルルティカはもっと単純に、空と紅茶とが響き合って味を変えているのだと、そう感じた。

清潔なガラスの茶器の中、茶葉がゆっくりと開いてゆくのを見守りながら、窓の向こうに思いを馳せる瞬間を、だから彼女は愛した。
紅茶と空との間で響く、聞こえない筈の音楽を、幼いルルルティカは、はっきりと聞いていたのだ。

久しぶりに淹れて見よう、と彼女は思った。
別に飲めるわけじゃないけど、せっかく開かれている歌劇を前に、飲み物の一つもないのは寂しいだろうから。



//memo
5/0/0/2/速重重暖暖歌分


オーナー:EscaeP

評価数:6
(sunatower)(utsm3)(「こうやどうふ」)(mayo)(theta)(84n)


(紅茶の味の)違いがわかる女 (utsm3)(03/31 07時00分28秒)