名前:三面蟲
HP :5
攻撃力:2
防御力:2
素早さ:0
剣技:
 ・慈雨
 ・枯井戸
 ・超常巨躯
 ・大規模破壊
 ・鏡殻
 ・多脚

設定:
かつて白山は不毛の地だった。
村を追われたエルフが縋るように棲みついたが、動植物とともに生きる彼らにとって無機の山での生活は苛酷の一途を極めた。彼らの内の祈禱係がいった。まずは雨を降らせよう。祈祷係は飲まず食わずで何日も踊り続けた。天に祈った。精魂尽き果て命が散ったとき、奇跡のように雨が降った。彼らは急いで池を作り、生きた山を作るための貴重な資源たる水を貯めた。持ち寄ったわずかな種も最初は芽吹かなかった。彼らの優れた農耕技術をもってしても、死んだ土では植物は生えない。悪いことは重なるもので、白山に虫型ブレスタが姿を現すようになった。彼らは善戦したが、ブレスタは無尽蔵に出現して、形勢は傾いてゆく。そんな折、山を何巻きにもできるほどの巨大な百足型ブレスタが彼らの前に現れた。全滅を予期した。大百足は彼らを囲むと、襲いくるほかの虫型ブレスタを蹴散らした。一晩を越えて彼らが辺りを見渡すと、戦いの跡と大量の虫の死骸が残されていた。大百足の影はなかった。生き延びたことを喜び、また開墾をはじめた。今までが嘘のように順調に事が運んだ。大百足が暴れたことで地面が耕され、虫の死骸が養分となり土壌を豊かにしていたのだった。
かくして白山はわずかに草木の茂る山となった。


オーナー:c

評価数:6
(sunatower)(theta)(84n)(EscaeP)(winuin4038)(kusa_hen)


恐ろしくも神秘性を感じる良い絵ですね・・。ストーリーの背景的にも神性を感じてしまいます (sunatower)(04/24 00時24分30秒)

この絵を見る前に「キモイ虫が出たー!キモーイ!!」みたいな文章を書こうとしましたが改めてしまいました (kusa_hen)(04/24 17時46分28秒)