名前:イワン
HP :10
攻撃力:12
防御力:0
素早さ:7
剣技:
 ・悪魔の角
 ・悪魔の角
 ・飄石
 ・飄石
 ・飄石
 ・称賛

設定:
イワンの関心はもう一つの戦いに向けられていた。東洋の剣士と鎧の巨人、そう、巨人だ。剣士が巨人に剣を振るっている。剣士の攻撃はどれも致命的なものだが、巨人は無傷でただそこに立っていた、壁のように……化け物だ。
戦いの後その「化け物」は元の大きさに戻った。頑丈そうな鎧を着た、あまり賢そうでないピンク髪の女性だ。美味しいものを食べたような幸せそうな顔をしている。
彼女はイワンの次の対戦相手だ。奇妙な蟲(何匹もいて、色んな方法で調理するつもりらしい)とたくさんのポーションを持っている。その姿にイワンは少し恐怖を感じた。
今更消極的に戦おうと考えても無駄だ。マリアが見ているし、ここは戦士らしく戦って、彼女に勝利を捧げよう。余興もそろそろ終わりだ。彼は思った。

彼は気付いてない、彼はいつの間にか上着を脱いだ。剣を握る力もより強くなっている。彼は戦いを好む人ではない、彼が握っている剣が次の敵を探しているのだ。 魔剣は徐々に伸びていき、彼が以前使い慣れた武器に近くなっていた。

(「マリア」は、彼が連れてきた女の子の名前。)





*(結果後の更新)



鎧の猛女の再生力は驚くもの。倒れてから十秒も経たないうちに起き上がり、今は美味しそうに変な蟲を食べている。

勝利の喜びは短い、イワンは連れてきた女の子がいなくなったことに気付いたからだ。
「誰か私の……娘を見ませんでしたか? さっきの戦いまであそこに座っていた、帽子とマントを着た女の子のことです。」イワンは慌てて周りに尋ねていた。
これまで彼は用心深くに他の人と距離を置いていたが、今はそれを気にするどころではなかった。そしてギルドの多くの人もいなくなったことに彼が気づいた。そういえばさっき鐘の音がしたようだ、何かの知らせがあったのだろうかと彼は思った。
帽子とマフラーを巻いた小さな黒い魔物が彼に街道の方向を指差した。続いて横に座っていた眠そうな東洋の剣士は、その少女はギルド長の後に付いて行ったらしい、さっき街道にブレスタが侵入した連絡があったから、今ギルドの連中がそちらに向かっていることを彼に教えた。
イワンは二人に軽く礼をした後、急いで剣を捨てて街道へ飛び出した。


オーナー:theta

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『あまり賢そうでないピンク髪の女性』と巨人描写に笑いました (84n)(05/28 02時45分05秒)