名前:追野二雪
HP :15
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
・笑茸 ・Boost ・Boost ・Rest ・Rest ・面頬 ・面頬 ・円楯 ・円楯 ・篭手 ・篭手 ・段平 ・段平 ・匕首 ・匕首 ・王国認定ギルド証 ・ギヨ&イワン ・スミェールチ
設定:
スカーレットからあの話を聞かなければ、それよりも先ほど彼女に起こった深刻なことがなければ、
「魔王より給料を多くするからうちの国で働かないか!?」
などとメイドたちを勧誘していたかもしれない。
ギルドに来る前は、武神に仕える刀師そして執事として働いていた。
毎食の準備、宮殿の掃除、庭の手入れ、武器防具の修理、民による意見書の返事の代筆…
仕事の内容は多岐にわたるが、武神が寂しい時の話し相手にはなれないようだ。
何故なら…
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
武神から話を聞いたことがあるんだ。
刀師になるための試練があった。
老いた刀師が、刀師として後を継がせる者を捜していた。
それに挑んだのは、二人。
一人は大きな盾を背負った剣師。
もう一人は刀師どころか、その源流となった剣師、それにマーガレットのこともほぼ知らないただの戦士。
二人は様々な試合を行い、互角に戦った。
最後の勝負の前に老いた刀師は、彼らに互いの過去の記憶を見せた。
…今思うと、魔王イクソとよく似た術だ。他人の記憶はほんの少し見せつけられるだけでも辛い。
盾の剣師は長い道のりの末、角の生えた悪魔と戦い、そしてあと一歩のところで倒れた。
他に同行した仲間たちが、それを倒した。
その中でも目立っていたのは黒くて長い髪の剣師だ。
そいつばっかりが記憶にやたらと映っていた。その心理に関しては説明したくない。
盾の剣師が悪魔に負け、助けられた後…その黒頭の剣師の姿は二度と見えなかった。
後のことはよく分からない。その思い出だけ見せられたようなものだ。
あれは本当に気分が良くない。ギルド長の頭の中はもっと恐ろしいことになっていると思う。
…で、最後の勝負。盾の剣師の動きはやけに鈍くなっていた。こいつはこいつで嫌なものを見たんだろう。
それで、剣師でもない奴の方が蟲毒剣で勝ってしまって、刀師になった。
新たに誕生した刀師は他の刀師に勝ち続け、それが今の武神となった。
盾の剣師はともかく…黒頭の方はもしかすると、キリコかな?
東の者っぽいし。知らんけど。
えー、以上が武神の話です。私じゃありません。
オーナー:kusa_hen
評価数:4 (c)(c)(c)(ポーン) |