名前:炎祖と雷墜の神話
HP :20
攻撃力:0
防御力:23
素早さ:6
剣技:
・デス剣 ・鏡の剣 ・鏡の剣 ・鏡の剣 ・鏡の剣 ・鏡の剣 ・鏡の剣
設定:
炎祖(エンソ)は、巨大な火猫。
名前の由来は、全ての炎は猫から生まれた、という意味。英訳するとファイアスターター。
両目で見たものを発火させるパイロキネシス能力を持つ火猫で、普段は眼帯をして片目で過ごしている。
地底世界マレタには炎祖信仰があり、慈愛を象徴するこの猫は、天井で光る太陽になったとされる。
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雷墜(ライツィ)は、翼を持つ巨大な猫。
名前の由来は、神々の権能である「雷」を、軽々と打ち「墜」とすことから。英訳するとライトニングシューター。
その翼で空を飛ぶと、光速を超えて機動し、チェレンコフ光とタイムパラドックスが発生する。
地底世界マレタには雷墜信仰があり、自由を象徴するこの猫は、今もどこかの時空を飛び続けているとされる。
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炎祖と雷墜の神話
遥か昔、地底世界マレタは、冷たき闇と飛来神群の暴虐に覆われていた。神々は地底に住む生き物たちを労働の奴隷とし、
逆らう者を雷と炎で罰した。恐怖が支配するその時代に、一匹の火猫が現れた。
その名は炎祖(エンソ)。燃え立つ赤い炎に包まれた美しき火猫であり、全てを焼き尽くす魔眼を持つ彼女は、神々への
反逆を誓い、地底を救うために立ち上がった。
炎祖は旅の途中、天を駆ける一匹の有翼猫と出会う。その名は雷墜(ライツィ)。
青き翼を持ち、光よりも速く飛ぶその姿は、まばゆい閃光となって空を裂く。自由そのものを象徴する雷墜に、炎祖は心を奪われた。
「お前のように速く美しい者がいるとは思わなかった。私の魔眼でも捉えられないなんて」
密かにうぬぼれを持っていた炎祖は己の限界を悟り、雷墜を特別な存在と認めた。
それ以来、二人は力を合わせて神々と戦い、互いの絆を深めていった。
炎祖の炎は地底を覆う神々の軍勢を焼き尽くし、雷墜の閃光は敵の陣形を打ち破った。地底の住人たちは二匹の英雄に希望を託し、
彼らが導く未来を夢見た。そして、ついに二匹は神々の宮殿へとたどり着いた。
だが、最後の戦いは苛烈を極めた。雷墜は神々の卑劣な罠により、魂を破壊され、戦場に立ち呆けた。
炎祖は雷墜が死んだことを知り、両目に雷墜の最期の姿を焼き付けた。炎祖はそのために盲目となった。
神々はその様子をあざ笑ったが、すぐに笑いは消えた。愛する者を失った悲しみと怒りが、彼女を地底最大の火球へと変えたのだ。
古人例えて曰く、「恋は盲目なりや」。
のちにそう語り継がれることになる炎祖は、神々を次々と滅ぼし、最後の一柱まで焼き尽くした。そして、地底に平和を取り戻すと、
自らを燃やし続ける炎へと変え、天井に昇った。それ以来、炎祖は地底を照らす太陽となり、住人たちを見守り続けているという。
地底世界マレタでは、太陽となった炎祖を慈母として敬い、青き翼を持った雷墜を自由の象徴として祀る。
祭祀では、赤と青の花を捧げ、「炎祖よ、我らを照らし、雷墜よ、我らに翼をさずけたまえ」と祈りの言葉を唱えるという。
オーナー:bluecrow
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