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「大変です！　『夜狐旅団』が、壊滅しました！」
「何だと？　何があった？」
「分かりません、ただ定例の偵察に向かわせた時には既に――」
「……生き残りは？」
「一名だけ。i今は重傷なので休ませておりますが、先ほど訊ねたところ、
『エディスが――俺たち旅団の中で生まれ育った若い娘なんだが――宝物庫の剣を手にして……そしたら、何が何だか――』、とのことで」
「旅団で生まれ育った、って、要はただの盗賊の小娘だろう？　我々でも長年持て余してきた奴らが、そんな娘一人に壊滅させられるとは思えないんだが」
「ですが……」
「まあいい。そのエディスとやらと、あと剣について調べておけ。私は一度、奴らのねぐらを漁ってみる」

オーナー：clown

(出典：フレームオブプレイ03・アンリミテッド)

評価数：3
(アスロマ)(niv)(kusa_hen)

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翌日、盗賊のねぐら最寄りの農村が壊滅した報を受ける。
同じくして、騎士団長と彼の率いる小隊一つもまた帰らず。

「……調べましたところ、宝物庫に保管してあったのは『邪竜殺しの英雄』の遺品だった、との事です。先日の襲撃事件、あの時のものですね」
「そうか」
「恐らくエディスが手にした剣もその一つでしょうね。エディスについては、これといった情報はありません。ただの娘だとしか」
「警備の強化と、一部農村の退避は完了したか」
「強化は完了しましたが、退避は遅れています。ちょうど刈り入れ時で――」
「討伐隊の準備は」
「整っています」
「よし。あとそれと――念のためだが、同盟国に応援要請を出しておいてくれ」

「……差し違えてでも、仇は討つ」

オーナー：clown

(出典：フレームオブプレイ03・アンリミテッド)

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