名前:禁木九郎
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/ドライヤー>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/小型扇風機>

設定:
 ある朝起きると左腕にコンセントのような穴が空いていた。
 触ってみるとびりりと痺れる。どうやら本当に電気? のようなものが流れているようだ。
 面白がってドライヤーのプラグを刺してみる。しっくりはまった。ドキドキしながらスイッチを入れると。

 部屋中のあらゆるものが風圧で吹っ飛んでいった。
「……は?」

 なんだこれ。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:3
(elec.)(elec.)(elec.)


眼鏡ェ!!! (elec.)(03/01 00時09分29秒)

名前:プレイヤー1:禁木九郎
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/ドライヤー>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/小型扇風機>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正(仮)>

設定:
「さすが、説明前に能力を体得するなんてね。ぼくの見込みに間違いはなかったか」
 気のない拍手と共に、ガラスで出来た鐘のような声が響く。
 振り返ると、そこにいたのは浅黒い肌をした少年だった。
 思わず息を飲むほどに美しい。猫を思わせるしなやかな体。夜の闇のような黒い髪、黒い瞳、蠱惑的な視線――

 待て。おかしい。こいつはなんでいきなり人の部屋に入ってきているんだ。
「あー、そういう些事はどうでもいいかな。今この状況って巻き込まれ系のテンプレだからさ、もうすぐ『説明してる暇はない!』的なイベントが起きちゃうわけよ」
 まるで俺の心を読んだように、しかし意味のわからないことをつぶやいて、少年は窓の外を指差す。
「ほら来た。そういうわけで、見事敵を討ち果たしたら君の疑問に答えてあげよう。期待しているよ、九郎君――」


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:1
(stara)


アスロマさんかと思った (stara)(03/03 18時38分45秒)

名前:プレイヤー1:禁木九郎
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/ドライヤー>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/死亡フラグ>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/小型扇風機>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正(仮)>

設定:
 *禁木九郎に死亡フラグが発生しました。
「わかりやすく言うとさ、君は今別次元の誰かと戦っているんだ。
 その怪物は言ってみれば、別次元の残像みたいなものだよ。見た目が全部同じなのは君の想像力が貧困だからさ」

 泥で出来た人形のような怪物たちは全部で18体。
 見た目はどれも同じなのに、繰り出す攻撃は個体ごとに違う。多種多様な攻撃のどれもが重く、迅い。こちらの攻撃も通っている気配がない。
 まるで歯が立たない、と言ってもいいほどに強い。
「あーあ。まあ、ランク2じゃあこんなものか」
 無責任な声が響く。おかしい。あいつははるか遠くにいるはずなのに、まるで耳元で囁かれでもしているかのよう。
「おいおい、余裕じゃないか。ツッコミはいいけどね、今の君にそんな余裕が、あるのかい?」

 気づいたときには、挟撃されている。
 咄嗟に扇風機を構えるも、背後の怪物に対応出来ない。

 ザン。

 嫌な響き。背中が熱い。力が抜けてゆく。
 あー、くそ。

 何もわからないまま、ここで終わりなのか。
 ちくしょう。なんだこれ。

「残念だったね、九郎君。まあ、その死に様は君にお似合いじゃないかな」

 音が聞こえない。

 何も見えない。


 痛みもない。




*プレイヤー1:禁木九郎が死亡しました。スキル:主人公補正(仮)が消失します。
*禁木九郎の固有スキルが発動します。
 今回の戦闘で得た経験点 アバター×5 50p
 スキル:■■■■■■
 が、次のプレイヤーに引き継がれます。
 
*データをセーブします。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:1
(elec.)


眼鏡男子が!貴重な眼鏡男子が!! (elec.)(03/05 00時23分49秒)

名前:プレイヤー2:カガリビ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/死の呪い>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/花弁の盾>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正(仮)>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/風神符>

設定:
 その日、私はいつものように修行をしていたッス。
 霊穴に腰掛けて、ひたすら気を練る――
 気を引き締めておかないと、気持ちがよくてお昼寝になっちゃうッス。

 すると突然! 私の中に莫大な霊気が流れ込んでくるのを感じたッス!
 これはすごいッス! 早速変化の術を使ってみるッス!


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:1
(samantha)


かわいい! (samantha)(03/07 08時07分59秒)

名前:プレイヤー2:カガリビ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/風神符>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/死の呪い>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/花弁の盾>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正(仮)>

設定:
 やった…
 憧れの人間に!
 変身出来たッス!
 これも修行の成果ッスかね?
 こんなに早く変化ができるようになるってことは……
 アタシは天才ッスか?
 目指せ九尾の大妖狐ッスかーーー!!!!

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

 なんでもかかって来いッス!
 ってあれ。誰の声ッスか?

*決闘を開始します。
 ランクK、登録名:『N刀流』シヲンを召喚します。

 出て来いッス!
 姿を見せろッス!

「は、化け狐をプレイヤーに選ぶとはね。アンタのマスターも酔狂なことだ」

 その刹那。
 アタシは死を覚悟したッス。
 突如目の前に現れた人間=いや、人の形をした『ャ戟xの放つ、尋常じゃない殺気。
 こんな生き物……見たことないッス。
 そう、ならば。
「土遁!」
 土遁を借りて、逃げるしか!
 生き延びる術は無いッスね!


*カガリビに死亡フラグが発生しました。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:プレイヤー2:カガリビ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/風神符>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/死の呪い>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/花弁の盾>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正(仮)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /遁行>

設定:
「ひやあああああ!」
 木の葉一枚分のそばを駆け抜ける殺意。
「よく躱す。さすがは野生の獣だな」
 土遁を借りたアタシより、このバケモノは数段速かったッス。
 攻撃は木も岩もお構いなしとばかりに真っ二つに。
 こんなの、どうやって戦えっていうんスかあ!
「逃げてばかりじゃつまらんだろう。お前の【現実改変権】を見せてみろ!」
「何を言ってるのか分からないッス! アタシはそんなのと関係ないッス!」
「そうか。使わないのか……なら死ね」
 その声は前から聞こえて――
「N字斬り!」
「か、花弁の盾!」
 咄嗟に開いた盾脆く、安々と切り裂かれて。
 アタシの、体も。


「あ、ああああああ!!!!」
「くっく、獣の癖にイイ声で啼きやがるじゃあねえか」
 いたい。血が溢れて止まらない。
「き、狐火……」
「させるかよ」
 返す刀でさらにもう一閃。
 冗談か何かのように血が吹き出る。
「いやあああああ、痛い! 痛いいいたい痛いいいあああああ!!」
「ははは、その調子その調子!」

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

 声が響く。まるで感情のない、不思議な声。
「あん、なんだ? 漁夫の利狙いのクソ野郎か? 承諾するわけねえだろ、これからお楽しみタイムだってのによォ?」

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

「しつこい野郎だな! しねえっつってんだろ!」
「たあ、たすけて!」
「てめえは黙ってろ!」
 斬られた傷口を乱暴に蹴られる。
 声も出ないほどの激痛に、身を捩る。

*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?
*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?
*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?
*他プレイヤーに決闘を挑まれました。
 承諾しますか?

「たす……けて……」
「助けは来ねえよ」
 もう何も見えない。
「決闘中は全プレイヤーの承諾がなければ新規参加はできねえ――こいつみてえなハイエナ野郎が蔓延するからな。
 わかるだろ、オレの言ってること」
 わかりたくない。
 嫌だ。
 死にたくない。
 死にたくない!
「いいねえそのツラ。絶望の涙に歪んで……ゾクゾクしてくらァ! ははははは! 
 いいぜ、その顔のままでいろよ、全てに絶望して、死ね!」

「へえ、楽しそうだね」

*他プレイヤーに決闘■■■■■■■■■■■■■■■
 新規参加が承諾されました。
 ランク■■■■■■■■■■■■■■■
 を召喚します。

「なんだと、どうなってる! 何故承認も無しに入ってこれる!」
「とりあえず――アンタが悪役ってことで良さそうだね」
「誰……?」
 何も見えない。
 アタシはどうなってしまうんスか……


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:プレイヤー■:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
「プレイヤーリストに該当なし、だと……一般人ごときがなぜ位相差空間に介入できる……?」
「プレイヤー、ねえ。お遊び気分でこんなことやってるなんて、本当にどうかしてるな」
 ぼくは小さく肩を竦める。
「まあいい……一般人。テメエが何をしたか知らねえが、このN刀流のシヲンが相手だったのが運の尽きだな。無様に死ね」
「あー、さっきから噛ませ犬フラグの連発ご苦労さん。腕ずくでってんならこっちも願ったりだな」
 意識を向けると、ぼくの両手に馴染みの武器が現出する。
 魔王の斧。元勇者の剣。
「ぼくは魔王、内田庵だ」
「聞いてねえよ、そんなこたァ!」
 刃と刃がぶつかり合う音は響かない。
 魔王の斧は、音を発することなく、そいつの剣を二本とも砕く。
 シヲンと名乗った男は小さく顔をしかめると、後ろへ飛び退る。
「バカな!?  ……とか言って欲しかったか?」
 男は剣を折られてなお、不敵な笑みを浮かべる。
「テメエには特別に、俺がN刀流と呼ばれる理由を、教えてやらァ!」
 言い終わるか終わらぬかのうちに、男は駆け出している。
 その瞬間、男の手には刀が握られている。
 先ほどと同じように、砕く――
 しかし男は止まらない。そして、斧の攻撃範囲の内側に届いた腕には、さらに新しい刀が握られている。
 横薙ぎの斬撃をギリギリで躱す。頬を刃が掠める。
 後ろに跳んで距離を取るも、男の追撃はない。
「そーやって、刀を使い捨てるからN刀流っつーのか?」
「刀が砕けるほどの必殺の一撃を、相手を殺すまで打ち続ける。テメェが死ぬまでに何本刀を使うかは俺の気分次第。故にN刀流――」
 男は唇の端を上げる。
「その鈍重極まる斧で、俺には勝てんよ! 絶対的な力の差に加え、相性まで悪い! たかが一般人が、魔法道具を持ったからって調子に乗りやがって! ははは! 死ね! はははははははは!」
「ふっ、はは。」
 男が笑うのにつられて、ぼくも笑う。
「何がおかしい!」
「いやあ……アンタ、だれと戦ってたんだっけなー、と思ってさ」
 その言葉に後ろを振り返る男。
 視線の先には巨大な火球があった。

「狐火・閻魔!」


*プレイヤー17:N刀流シヲンが死亡しました。決闘を終了します。
*プレイヤー2:カガリビの死亡フラグが回避されました。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:プレイヤー■:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
 夢を見た。
 禁木が、腕に開いた穴に、ドライヤーと扇風機ををさして、異形の怪物と戦い、そして死ぬ夢を。
「やられちゃったよ」
 禁木の声がする。
「君に助けを呼べば良かったのかな、内田くん」
「ぼくは万能じゃない」
「そうかな? まあ済んだことを嘆いても仕方ないか」
「淡白だな、自分が死んだってのに」
 禁木は静かに笑う。
「『魔王』内田庵なら、なんとかしてくれると思ってしまうからかな」
「なんとかって?」
「何故俺が死ななきゃならなかったのか知りたいんだ」
*固有スキル:残留思念がタイムアウトしました。

 そこでぼくの目が覚めて。
 ぼくの腕には、禁木の腕に空いていたような穴が空いていた。

 その日禁木は学校に来なかった。

*プレイヤー1:禁木九郎の現実改変権が譲渡されました。



「……ひどい傷だな」
 炎を放ち、力尽きたように倒れこむ少女を支えてやる。
 狐の耳がひょこひょこと動く。
「にん、げん……ッスか」
「そういう君は人間じゃないようだね」
 病院に連れて行くわけにもいかないだろう。
「何かぼくにできることはないかい」
 少女はゆっくりと首を振った。
「もう、ダメッス。霊気を使い果たしたから……このまま朽ちるだけッス」
「そうか」
「せっかく、人間の姿に成れる、ようになったのに」
 少女の目から涙が溢れる。
「こんな、終わり方は嫌ッスよ……」
 涙を拭う左腕は、人間のそれによく似ていて――
「ちょっと待った」
 その腕に穴が開いている。
 コンセントのような穴が。
「この穴、ぼくにもあるんだ」
「……? 気付かなかったッス。いつの間に…」
「この穴に電化製品を差し込むと、その機能が強化されるみたいなんだ」
「デンカ?」
 少女は首を傾げる。
 本当はぼくも知らない。禁木がそうしていたのを夢で見ただけだ。
「あー、つまり、ぼくのと君のをつなげば、ひょっとしたら君自身が強化されて、なんて事になるかもしれない、と思うんだけど……どうかな」
「よく、わからないッス」
 まあ、ものは試しだ。
 ぼくは少女をおぶって、すぐそこの自分の家までよろよろと歩いて帰った。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:プレイヤー■:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
*システムはデバッグモードです。

「とりあえず自己紹介からしようか」
 なんだかんだ(両側差し込む形のコンセントプラグなどといった珍妙なものを探すのに時間を用したり)はあったものの予想はうまく的中し、少女は無事に助かった。

*現在、全プレイヤー、ノンプレイヤーキャラクターの死亡率は”0”に設定されています。

「あ、えっと…たすけてくれてありがとうッス」
 ぺこりとお辞儀をする少女。
「アタシはカガリビ。誇り高き妖狐ッス」
「ぼくは庵。よろしくね、カガリビちゃん」
「ちゃんはいらないッス!」
 小さな口を大きく開けて抗議する誇り高き妖狐。
 ころころと表情が変わって面白い。
「じゃあよろしく、カガリビ」
「イオリは、霊能者か何かなの?」
 よろしく、の気持ちを込めて差し出した手を無視して、カガリビは質問を投げてきた。
「ぼくはただの高校生だよ」
 ぼくは笑う。
「嘘ッス! 人間はウスノロで弱っちいはずなのに! イオリはあの化物と互角以上にやりあってたじゃないッスか!」
「ああ、あんなものは強さの内に入らないよ。トドメをさしたのだってカガリビちゃんじゃないか」
「だから! ちゃんはいらないって言ってるッス!」


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:プレイヤー■:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>

設定:
*現在管理者によってシステムメンテナンスが行われています。
 そのため、シナリオの進行が一時遅延しております。
 何卒ご了解ください。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:主人公:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
へえ、なるほど。
世界全体を止めてしまえば、ぼくの進行度を止めておける、と。
まったくぼく一人が相手だってのに大掛かりなことするなあ。
まあそれでもやりようはあるんだけどね。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:主人公:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<15/0/0/2/命命命命命/安定化装置>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
 世界が停止した中であっても、ぼくは動ける。
 魔王としての『行動無効化』無効化能力が発動するからだ。
 そして、ぼくと有線で繋がっているカガリビも、当然動くことができる。

「これは…なんなんスか」
 カガリビが所在なさげにあたりを見回す。
 停止した世界というのは、本当に物音ひとつ起こらないのだ。無音になってはじめて、ぼくらはどれだけの音に囲まれて生きているかがわかる。そんなものをはじめて経験したら、誰だって不安になるだろう。
「被書空間というのを知っているかい」
「ヒショ……? 知らないッス」
「うん、知らないだろうと思って聞いたんだけどね」
「じゃあ聞かなくていいじゃないッスか!」
 うん。お約束のツッコミありがとう。
「簡単に言うと、ぼくらは物語の登場人物なんだ。ぼくらの行動は作者によって統制されている。今こうして世界が停止しているってことは、作者の側に何か不都合があったんだろう」
 もっともぼくはその『不都合』とやらがどんなものだか自覚しているのだけれど。
「おはなしの中のキャラクターってことッスか?」
「そういうこと」
 カガリビは胡散臭そうに鼻を鳴らした。
「さっきぼくが何者なのか、聞いていたね。ぼくはこの物語の中で準主人公に設定されたキャラクターだ。簡単に言うとラスボス相当。おそらくは君たちプレイヤーが最後に戦う敵として設定された存在だったのだろうね」
「むー。よくわかんないッスけど……そんなことを、なんでイオリは知ってるんスか?」
「銀の弾丸を使ってね」
 ぼくは笑う。
「知り得ることは全て知った。そしてぼくはそれに我慢がならない。ゲームと称して殺し合いをさせられるのは真っ平ごめんさ」
「アタシもあんな戦いは嫌ッス!」
「そうだろう」
 興奮した面持ちのカガリビにぼくが頷いてみせると、カガリビは突然顔をうなだれた。
「で、でも……おはなしの作者相手にどうやって戦うんスか?」
「決まってるだろう? 悪いヤツを倒すのはいつだって勇者だ。ぼくはその手伝いをするだけだよ」


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:主人公:禁木九郎
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/硝子の聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/もう一つの聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<15/0/0/2/命命命命命/生命の樹>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/光の鎧>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>

設定:
 一瞬の出来事だった。
 ダックワーズの軽口が止む前に、敵が実体化。
 大薙の一撃は、唯一の直接戦闘要員であったダックワーズをやすやすと打ち倒した。
 完全に虚を付かれた。
 しかも、現れたのは内田庵ではなく……
「バカな…なぜこいつが来る!」

 プレイヤー1:禁木九郎。
 ありえない。シルトの結界内では、我々の助力なしに蘇生魔法を使うことは不可能だ。まして、NPCでない、プレイヤーキャラクターである禁木九郎を蘇生させることなどできるはずもない。

 しかし現実に、ゲームの中のプレイヤーが今、私たちの前に立っている。
 明確な殺意を構えて。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:2
(elec.)(elec.)


眼鏡!ホアーーー眼鏡ホアーーーーー (elec.)(03/26 00時57分29秒)

名前:主人公:禁木九郎
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/硝子の聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/もう一つの聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正>
 ・召喚剣<15/0/0/2/命命命命命/生命の樹>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/光の鎧>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>

設定:
「あんたたちの敗因は明確だ」
 声が響く。
「『過大評価』。それに尽きる。全てを掌握し、操る立場にいながら、どうしてぼく程度の存在を恐れるのかね」
「少し考えればわかりそうなものだろう。こいつが禁木九郎ではないということくらい。プレイヤー2:妖狐カガリビの人化変身能力、その応用だったというだけなのに」

とちゅう


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

評価数:0


名前:語り部不在
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/硝子の聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速命斬斬死死/もう一つの聖剣>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/主人公補正>
 ・召喚剣<15/0/0/2/命命命命命/生命の樹>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱命絶絶>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速命衝衝衝護熱/カガリビデバイス>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/光の鎧>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡/干渉妨害>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /幻影>

設定:
*第十五次祖神候補選出戦はシステム管理者不在のため、現在凍結中です。


*システム管理者を再登録します。
 管理者:内田 庵


*巻き戻しが選択されました。
 第十五次祖神候補選出戦を初戦闘まで巻き戻します。


*ゲームの終了が選択されました。ゲームを終了します。


オーナー:piyo

(出典:マーガレット千夜一夜)

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