名前:プレイヤー■:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
「プレイヤーリストに該当なし、だと……一般人ごときがなぜ位相差空間に介入できる……?」
「プレイヤー、ねえ。お遊び気分でこんなことやってるなんて、本当にどうかしてるな」
 ぼくは小さく肩を竦める。
「まあいい……一般人。テメエが何をしたか知らねえが、このN刀流のシヲンが相手だったのが運の尽きだな。無様に死ね」
「あー、さっきから噛ませ犬フラグの連発ご苦労さん。腕ずくでってんならこっちも願ったりだな」
 意識を向けると、ぼくの両手に馴染みの武器が現出する。
 魔王の斧。元勇者の剣。
「ぼくは魔王、内田庵だ」
「聞いてねえよ、そんなこたァ!」
 刃と刃がぶつかり合う音は響かない。
 魔王の斧は、音を発することなく、そいつの剣を二本とも砕く。
 シヲンと名乗った男は小さく顔をしかめると、後ろへ飛び退る。
「バカな!?  ……とか言って欲しかったか?」
 男は剣を折られてなお、不敵な笑みを浮かべる。
「テメエには特別に、俺がN刀流と呼ばれる理由を、教えてやらァ!」
 言い終わるか終わらぬかのうちに、男は駆け出している。
 その瞬間、男の手には刀が握られている。
 先ほどと同じように、砕く――
 しかし男は止まらない。そして、斧の攻撃範囲の内側に届いた腕には、さらに新しい刀が握られている。
 横薙ぎの斬撃をギリギリで躱す。頬を刃が掠める。
 後ろに跳んで距離を取るも、男の追撃はない。
「そーやって、刀を使い捨てるからN刀流っつーのか?」
「刀が砕けるほどの必殺の一撃を、相手を殺すまで打ち続ける。テメェが死ぬまでに何本刀を使うかは俺の気分次第。故にN刀流――」
 男は唇の端を上げる。
「その鈍重極まる斧で、俺には勝てんよ! 絶対的な力の差に加え、相性まで悪い! たかが一般人が、魔法道具を持ったからって調子に乗りやがって! ははは! 死ね! はははははははは!」
「ふっ、はは。」
 男が笑うのにつられて、ぼくも笑う。
「何がおかしい!」
「いやあ……アンタ、だれと戦ってたんだっけなー、と思ってさ」
 その言葉に後ろを振り返る男。
 視線の先には巨大な火球があった。

「狐火・閻魔!」


*プレイヤー17:N刀流シヲンが死亡しました。決闘を終了します。
*プレイヤー2:カガリビの死亡フラグが回避されました。


オーナー:piyo

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