名前:桐来 八【Dead_or_Undead】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<0/3/0/4/高高高/三点リーダ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝絶絶/地の文>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝衝衝/台詞>
 ・召喚剣<30/0/0/2/盾盾/栞>
 ・召喚剣<0/4/0/3/高高高/インデント>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱斬斬/行間>
 ・召喚剣<50/0/0/0//物語の端>

設定:
「ごめんなさい、しばらくは安静にしていないと……。うん、3日くらいは……。てまりさんの状態によるけれど、少なくともそれくらいは、ね」
 てまりが再度入院したという話を聞いて、何となく私は、安心した。酷く残酷なその感情を、私は分かっている。それは、まるで私自身が死の淵へ招いているみたいな気分にさせるけれど、しかし、それはあながち間違いじゃないのかもしれない。傷ついて、確固たる拠り所もなくて、まるで緩んだネジみたいにぐらぐらな、そんな人を見つけてはすり寄って。そしてどうしようもなく冷たい私は、彼、彼女らの知らないうちに体温を奪い去って。
 私は、私はそんな私自身を赦そうと思っている。そうしなければいけないと思っている。私は、そうしなければ、一体どうすることが出来るだろう。私は、求めずにはいられない。ご飯を食べない、息をしない私は、唯一、他者との接触を、あるいは居場所を求めている。多くは求めていないつもりだ。ただ、私がその目を覗き込めば、同じように私を目を見てくれる存在があればいい。それだけでいい。それくらい、求めてもいいでしょ?
 ……消えて無くなることも、出来なかった。傷を増やしても意味はない。痛まない、傷むだけだ。悼まれることはなく、いたたまれない私はそこにいつづける。首と身体を切り離してみたとしても、私は動き続ける。一度私は、小指を身体から切り離したことがある。気持ちの悪い話だけれど、小指は、意識をすればそれでも動いた。まるで身体に繋がっているかの如く、動いた。芋虫みたいに。
 私の身体は不揃いだ。例えば左手の薬指は、私が私に気づいたときにはなくて、もしかしたら動かそうと思えば、今でもどこかでうねうねとのたうっているのかもしれない。……薬指から切り離された私は、今でもこうやってのたうっているわけだし。
 首と身体を切り離してしまっても、それは変わらない。もしかしたら、火葬したって変わらないかもしれない。身体を失っても、私はこの世に止まりつづけるかもしれない。それは怖い。誰からも気づかれることはなく、私はただ、そこに存在し続けるだなんて。そんなことをするならば、東京タワーの蝋人形館で、一生(一生?)、人形に混じってパントマイムでもしている方がマシだ。蝋人形の彼らなら、いくら私が目を合わせたところで、その生を奪うことはないだろう。

「ん……」
 宮が目を覚ましたのは、拾ってきた漫画雑誌を読んでいたときだった。
 なんの前触れもなく、静かな病室に彼の声。
 私は、何も出来なかった。いや、雑誌に落とした視線を持ち上げるくらいはしたけどさ。
「……あ、れ」
 宮は呟く。赤くない赤い人は、目をこすり、深い呼吸。身体をゆっくりと起こす。
 そこでようやく私は、
「おはよう」
 だなんて、なんでそんな言葉が出るかな。
「あ、うん、おはよう……」
 でも、まだ完全に目が覚めたわけではないみたいだった。半ば寝ぼけた彼は夢か現かで、きっと何か言ったところでしかたがないだろう。私は、しばらくじっとしていた。


オーナー:clown

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