名前:真相黎明【ぶらり湯けむり夢きぶん】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<0/5/0/3/高高/ナイフ>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱護衝絶/ワンワンワン>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/執拗>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱衝絶/興奮>
 ・召喚剣<10/0/0/3/絶絶速速熱/ざくざくざく>
 ・召喚剣<15/0/0/2/絶絶絶速熱/絶叫>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/記憶>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/脳裏>
 ・召喚剣<25/0/0/2/斬護護/抵抗>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/キリキ>
 ・召喚剣<35/0/0/1/命回7/ハチ>

設定:
「……」
もうもうと立ち上るむせ返るほどの湯気。浴衣が蒸気を吸ってしっとりと重みを齎す。

待つ間八の身体に厭が応にも視線が行く。別に裸体とかそういうわけではなくて、無数のエグい傷だ。
何故、八にこんな傷があるのか、なぜ生きていられるのか、今までの服装の理由に思いを馳せて眉根を寄せる。
お互いの事は何にも知らなかったが、別に悲しくは無かった。
今日からまた生きていけばいい、宮はそれなりに楽天的な思考を取り戻しつつあった。

ふ、と深呼吸すると少しずつ思考が明瞭になっていくのを感じた。
夢の内容が少しずつ、美しく蘇っていく──夢の手前の事も。
何度も深呼吸を繰り返して咽たところで宮は意を決し立ち上がる。

「……よっしゃ。」
言葉のテンションとは裏腹に勢いよく浴衣の上を剥ぎ取って投げ捨てた。一応タオルは巻いて。
凱旋よりも堂々と湯船に歩み寄り、半身浴になる程度に腰を沈め、目を閉じる……。
思い出さなければならない、というわけでもなかった。
ただ二人のために思い出したかった。
自分の結末を。

記憶を辿る。
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その頃隣?の風呂場では。

「で、てまりさんだっけか。てまりさんは風呂入らないんですか。」
「えっ。」
「此処の風呂は立ち入り禁止なんですよおねいさん。そんな所に態々来たって事は何か目的があるんでしょう。」
「ううん……と、特には。あれ、でもなんではるりんがここに。」
「はるりん言うなあと携帯仕舞ってください何で構えてるんですかやめて。僕はまぁ……ちょっとアレな事して入ったんだ。」
「チッ。」
「んでまぁ!ここに入ればいろんなものが再構成できるわけですよ。」
「は、はぁ。」
「……身長体重をある一定時期まで復元できたり。」
「!!!!…あああっちょっとなんでそこでニヤニヤするの!?なんなの?!」
「あたたたた。まあメインは空間転移時の構築ミスをオーロラメモリーに勝手に取っておいたバックアップでうんたらかんたら。」
「へぇー……(なんだか聞いた事あるなぁ…)」
「じゃあまあ僕はそろそろお暇させて頂き──おい携帯を仕舞えッ!!」


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幾許かの時間の後、八が薄っすらと目を開く。
自分の身に掛かった浴衣を見て、八はのっそりと上体を起こす。
顔を上げた先には、フルーツ牛乳を片手に仁王立ちしている行科宮(それも腰にタオル一丁の)が立っていた。


オーナー:elec.

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