名前:ヴィジョン・クエスト
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶絶/じゃっくおうじ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱護衝衝衝/やいばみこ>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死死/ようせいおう>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝重盾/いなずま>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱斬斬/ほのお>
 ・召喚剣<30/0/0/1/鏡鏡盾/たてのけんし>
 ・召喚剣<10/0/0/2/命命死死鏡鏡/おおみこ>
 ・召喚剣<10/0/0/4/斬斬斬斬/けだまけんし>
 ・召喚剣<20/0/2/2/護護/ひめみこ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命命命命鏡/かげみこ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/むらさきみこ>
 ・召喚剣<35/0/0/1/死盾/てんち>

設定:
ここは、山の頂上だろうか。
僕は棒…いや、杖のようなものを手にし、
それを深い大穴へと投げ入れた。
すると、地面が揺れ出し…


「お若いの、どうじゃ…ちゃんと明確化(クリア)できたか?」
「…」
僕は、テムハ族の村に来ていた。
テムハ族の『ヴィジョン・クエスト』は、
夢と暗示を利用した魔法の修行である。
僕はそのクエストの暗示から、現実へと戻ってきたのだった。
「はい、はっきりとした風景が見えました」
「ふむ。改めてクリア、おめでとう。
何度も言うが、クエストの内容についてはあまり
考えないほうが良いぞ。
今のおぬしの強く思っている事が出る。
かと言って、実在の人物や団体とは深い関係ないからな。
それを勘違いして、精神を崩した者もいる」
テムハ族の魔道師のおじいさんは、厳重に注意をした。
僕と同じくクエストを受けた人が、叫んでいる。
「もうおしまいやー!これは未来の地球の風景やー!世紀末やー!核戦争やー!」
「おお、あれほど言ったのに…」
「ねえねえ、地球征服のエイリアンが出てきたんですけど
顔がお母さんだったの!なんで?」
「おぬしの乗り越えなければいかんのは、
母親ということを暗示しているかもしれん」
「えー?マジでー?」

「たいへんな修行ですね」
「よそから若者が押し寄せてくる…
村のために嬉しいことやら悲しいことやら」
僕はその後、(失礼だが)不潔な格好の大人に話しかけられた。
「よーう!1周目クリアできたか!やっぱり初めはバッドエンドか!
そうだ、仲間に出来なかったキャラは次のクリアデータ引継ぎニューゲームで初めてから
色々と選択を変えれば仲間になるぞ!ゲームの進行とは関係ねえけど、
アイテムとモンスターとマジック図鑑のコンプリートはやったか?
俺はついに90パーになったぜ!35周くらいしてっけど、最強の武器がどうしても手に入んねえ!
モンスターとの戦闘の後で宝箱から手に入るはずだが…」
「はあ…」
「あれは、クエストの世界に深く入りこんだ『廃人』じゃ…恐ろしや…」

※模似汰:テムハ語で『現実と仮想』の境目を表す。が、老人ですら使わない古い言葉である。


オーナー:kusa_hen

評価数:2
(suika)(samantha)


この手のオチが多いですね、千夜一夜 (samantha)(03/30 19時15分05秒)