名前:JuN
HP :35
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:1
剣技:
 ・押し車
 ・仏壇返し

設定:
最近、家出少女が次々とさらわれるという痛ましい事件がおきていた。
JuNは家出少女になりすまし、悪の本拠地へ侵入することに成功した。
ところが、明らかに家出少女でないことがばれてしまい、防具を奪われてゴミ捨て場へ捨てられた。
万事休す!JuNはそのままヘドロ川(通称)を下り(しかも中に落ちた)、(宿屋と防具屋と預かり屋のある)町へ戻ろうとした。
しかし、正義がそれを許さなかった。
JuNは町とは逆の方向へ走り出し、もう一度悪の本拠地へと向かった。
途中、さらわれた家出少女が檻に入れられていた。
「剣師様!どうか魔王を倒して!」
「魔王は家出少女を集めて家出少女の家出少女による、家出少女のための帝国を作ろうとしているわ!でも逆らう者は容赦なくこうして檻に入れるの!」
「…魔王もまた家出少女よ。弱みに付け込んで倒して!」
とうとう家出少女をさらう魔王の元にたどり着いたJuN。
「魔王よ、家出少女たちを開放しろ!ついでにお前も家に帰れ!家出少女!」
尺が勿体無いから手短に話す。
「何だと…貴様、所持品をほぼ全て奪ってもまだ懲りぬ奴め。ベッドブレイカー(寝台を壊す者)の異名をとるこの私に刃向かうだと…」
「刃向かうのではない、楯突くのだ」
「残念ながら意味は一緒だ」
(自称)魔王は豊かな身体を揺らし、(風呂に入るのが面倒なのと、近くのヘドロ川の影響で)妖しい芳香を漂わせながらJuNにゆっくりと近づいてくる。
「ふっ、ただ戦うのも面白くない。ここは一つ、特別なルールで戦うのはどうだ。それは…」
<中略>
勝負は一瞬のうちに決まった。
「おおっと!押し出しと思いきや、これは…
相撲48手のうち幻の決め技、『仏壇返し』別名『呼び戻し』!!
勝者・このゴミとして捨てられヘドロ川に落ちた剣師!」
魔王は倒され、家出少女はみな家に戻った。
JuNには家がないので関係なかった。
奪われた防具は元いたゴミ捨て場に捨てられたというので、また不衛生なヘドロ川を越える羽目になった。

今をさかのぼること二千年前、伝説の聖王は
戦いの中で盾のみならず全てを奪われてしまった。
聖王はこれまでの48の盾を思い出しながら、
自由な技を使って悪を倒した。
何事も、その場に応じた新しい考えが必要なのである。

SUMOU END

☆あとがき☆
なにこれ。
はっけよい!どすこい!相撲チョコ!


オーナー:kusa_hen

評価数:5
(stara)(supply)(nitoro)(hosa)(heterodyne)


なんだこれ (stara)(05/06 00時06分14秒)

面白い。JuNの魅力が溢れている。 (nitoro)(05/08 18時46分51秒)

わけわかんねえw (hosa)(05/17 22時25分18秒)

「残念ながら意味は一緒だ」で吹いた (heterodyne)(06/16 19時30分58秒)