名前:熱を帯びた開く少女
HP :15
攻撃力:0
防御力:1
素早さ:2
剣技:
 ・破壊剣
 ・破壊剣
 ・破壊剣
 ・黄熱剣
 ・亜熱剣
 ・亜熱剣

設定:
しばらくすると開く少女は彼の手を握ったまま、呼吸をしなくなってしまいました。
きっと死んでしまったのでしょう。
しかし、彼の手に握られた少女の手は冷めることは無く熱を持ち続けていました。
彼は少女の死を受け入れませんでした。
きっと彼女は生きているんだ。
そう思った彼は、少女の飼っていた白い文鳥を少女の開いた胸に押し込んだのです。
少女の胸に咲いた花はとても熱く燃えるようでした。
文鳥が暴れて出ようとしたので、彼は少女に跨って胸を押さえつけました。
だけど文鳥の勢いはどんどんと強くなり、彼の両手を押しのけて胸から飛び出してしまいました。
すると飛び出してきた文鳥は白ではなく、真っ黒い色をしていたのです。
黒い文鳥は焦げた匂いをさせて病室の天井をクルクルと飛び回り、黒い羽をボロボロと崩れさせて、そして少女のベッドに落ちて動かなくなりました。
灰の羽が少女を覆っていました。
少女の身体の灰はしばらくすると黒い炎を上げて燃え出し、少女を起き上がらせたのです。
黒い炎を纏って起き上がった少女は、自分の持ち物を一つ一つ真っ黒に燃やしていきました。
そして部屋の全ての物を燃やし尽くした後、黒い炎は少女を少しずつ黒く燃やし始めました。
彼は驚いて少女に近づこうとしましたが、少女は彼にお別れだと告げると部屋から出るように言ったのです。
炎は尚も少女の身体を燃やしていました、しかし身体が灰になって行くにつれ少女は寒そうに震えていました。
彼は病室の扉を閉めて、少女を抱きしめました。
震えていた少女はビックリして身体を硬直させましたが、彼に早く外に出るようにと何度も伝えました、しかし彼は少女を離しませんでした。
次第に彼の身体は黒く灰になり崩れて行きましたが、彼は少女を心配しながら「寒くないか」と言いました。
少女は彼に抱きしめられたまま「寒くない、すごく温かいよ」と答えました。


オーナー:hosa

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(elec.)(suika)(kusa_hen)