名前:剣王アリス
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/死速護速熱衝衝/赤の精霊杖>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死/緑の精霊石>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱護衝衝絶/糸の精霊石>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命鏡魔鏡鏡/此の精霊石>
 ・召喚剣<35/0/3/0//石の精霊人形>
 ・召喚剣<40/0/0/1/回3/青の精霊石>
 ・裏切書簡

設定:
何ということでしょう。
川の先には、多数の軍勢を連れた赤盾が待ち構えていました。
「小娘が…すでにこちらに情報は届いておる。全くもって愚かな。剣の王国も、落ちたものだ」
大きな盾がずらりと並び、車輪をつけた鎧のようなものが走り、組み立て式の火矢が飛んできます。
アリスの少ない軍はあっという間にばらばらになりました。

『アリス…アリス…』
『自分の考えだけで動くのは危険じゃとあれほど言ったのに、のう』
『まだ、この子は私たちの声を聞くことができないのよ。しかたないわ』
『愛が足りないんすよね』

何かがざわめいています。
アリスは目を覚ましました。そこは、小さな村でした。
「…旅人さん。戦いはどうなったのかしら…そう。今さら助けてくれたって遅いわ。このまま死なせてくれれば良かったのよ。私はこれから国民たちに責任を取らないといけなくなるわ…ダイナはどこ?」
アリスはふらふらと歩きます。その体は傷ついていました。
また、ざわめきが感じ取れます。
『愛がなければ、此方から与えれば良いのよ』
『でも、うまくいくのかしら』
『まかせて。ねえ、其処のお洒落な貴女。今時精霊を扱えるなんて珍しいじゃない。私たちといっしょに遊びませんこと?』
『ちょっと恥ずかしい』
「…何?声が聞こえる」
『うざいかもしれないから、手短に話すわ。私たちは精霊です』
『え…ええ、良いのかしら。そんなに単刀直入で。あ、その、私も精霊です…もともとは一つの石に宿っていたんです、私たち』
『でもね、ある時他の精霊よりもっと強い途心が欲しいと思ったんです』
『それで、私たち…は高名な精霊使いに頼んで、途心を増やしてもらったんです』
『おめでとう、見事途心は倍になりました』
『でも、私たち…こう、心と体がばらばらになって…』
『元に戻るために、色々と考えてみたんだけど…』
『やがて精霊使いも亡くなって、この天地をさまようことになりました』
『私たちは一つの心と体に戻れるよう、二人で支え合って生きています』
『新しい精霊使い、私たちを助けて!必要な愛ならいくらでも分けてあげます。これで話ができるでしょう』
『愛を増やして!精霊は愛がないと心を通わすことすらできないわ』
「愛…?」
『そのうち分かるでしょう、石を手に取って』
アリスは、二個に割れた石を拾いました。
精霊にも言葉と気持ちがあることを、アリスは感じ取れたのです。

此の精霊石:元は糸の精霊石と一つの存在、一つの精霊であった。彼女は他の精霊よりも力を欲した結果、分裂してしまった。一刻も早く元の姿に戻りたいと願い、精霊使いを探している。

糸の精霊石:此の精霊石とは、姉妹というより分かれてしまった別個の人格に当たる。此の精霊石は元の一つの存在に戻りたいと思っているが、糸の精霊石は分かれたままのほうが楽しいと思っている。しかし、それを表に出すことはない大人しい性格である。


オーナー:kusa_hen

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