名前:剣王アリス
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/死速護速熱衝衝/赤の精霊杖>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死/緑の精霊石>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱斬斬/老人マートン>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱護衝衝絶/糸の精霊石>
 ・召喚剣<35/0/3/0//石の精霊人形>
 ・召喚剣<40/0/0/1/回3/青の精霊石>
 ・召喚剣<50/0/0/0/(田畑)/黄の精霊石>
 ・裏切書簡

設定:
此の精霊は、出て行きました。
糸の精霊が言います。
『遅かれ早かれ、私たちは考えの違いによってこうなるはずでした。…しかし、何かおかしいと思います。一人に戻りたいとは、どういうことなんでしょう…』
「あんなに仲良しだったのに」
『心配してくださるのね。嬉しい』
「私の家族もいなくなっちゃって…」

アリスたちは、目立たないように林の中を進むことにしました。その林は、まるで入る者を拒んでいるかのように深いのです。
『帰れ…』
「あなた、ひょっとして…精霊かしら」
『開始して数行でばれるなんて悲惨なこった。そうさ、あたいは樹の精霊。未熟な呼び主によって林に姿を変えられ、封じられてしまったのさ。ここで生き物が干からびて死ぬのはもう耐えられん…』
「では、私が何とかしてあげましょう。ここを通らなければならないから」
『よし、ありがとう。精霊使いは心がないといかんね。もうじき他のやつらと話が通じるようになるさ』

しばらくすると、広い荒地がありました。
アリスは、一人の老人に話しかけられます。
「おい…そこのどこかで見たことのある娘よ」
「何かしら、お爺さん」
「頼みごとがあるのじゃ。わしを連れて行ってくれ」
「…?」
「わしは、デクスターの騎士じゃ!騎士は戦いにおいて死ぬのが本望!先日、騎士として育てたせがれにわしを倒す気で向かって来いといったら逃げられたのじゃ!わしはそれを追っておる!」
「落ち着いて、お爺さん。私は…女王のアリス」
「アリス!アリスか!…??アリス?」
「そう、アリス」
「アリスーッ!わしは死ぬまでついて行くぞーッ!!」
「困ったお爺さんね…」
糸の精霊がアリスに言います。
『ああ、あの人の荷物から…新しい精霊の力を感じます。ここは親しくなっておいて聞き出してみてください』
「わかったわ。ねえ、お爺さん。その荷物なんだけど…」
「こいつはやらんぞ!やらんぞ!」
『聞き方が良くないみたいです』
「もうっ」

樹の精霊石:精霊石の中でもだいぶ誕生時期が古い。中に宿る精霊は、遠き神話時代の大森林の一本が変化したものである。他の精霊たちからたいへん敬われているが、能力自体はさほど高くない。

マートン老人:言動のよく分からない老人。かつては「炎の剣」の名を誇るデクスターの騎士だったが、非常に奇妙な人物である。それゆえ早期の退職を勧められ、世間からすぐに名前が消えた。刀鍛冶の徒弟時代に剣の腕を見込まれて騎士団に入団、厳しいが変人として疎まれる。ジニスター領への遠征時に結婚したが、相手はジニスターの物乞いの女性だった。本人いわく賢いから。それ以来はますます嫌われ、一児をもうけるも離婚、退職を余儀なくされた。それ以降の消息が謎だったが、近隣の住民に虐げられていたのは事実。息子は母側について行ったが、情勢の悪化と共にマートンの方へ戻ってきたらしい。父子は屋外で訓練している姿を目撃されているが、いつも頭に鉢のようなものを被っていたという。マートンは訓練が終わるとすぐにそれを外すが、息子は人と接するときも外さない。


オーナー:kusa_hen

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