名前:旅人アリス
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/死速護速熱衝衝/赤の精霊杖>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶絶/十字の剣>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速魔魔魔死死死/緑の精霊石>
 ・召喚剣<★10/防御無視/絶対防御/2/速重熱絶衝/ダラン兵>
 ・召喚剣<5/0/0/2/命鏡命鏡命鏡鏡/愛の精霊石>
 ・召喚剣<15/1/0/3/衝衝衝/蜂の精霊石>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速鏡熱魔絶/刀の精霊石>
 ・召喚剣<35/0/3/0//磐の精霊柱>
 ・召喚剣<50/0/0/0/(田畑)/黄の精霊石>
 ・召喚剣<35/0/3/0//石の精霊人形>
 ・裏切書簡

設定:
神殿は静かになっており、たくさんの盾を持った兵士が来ています。
その行列の先頭に、あの赤盾がいました。
神殿の神官たちは皆、おびえています。
「『月の盾』を取ったな…。今に、そなたに災いが降りかかるであろうぞ」
「ふ…災いなど恐れぬ。この盾の守りの力を戦いに使用するまでだ」
赤盾は答えます。その目は、悪い気に満ち満ちています。
アリスはまた、強い呪いの力を感じました。
しかしリリーナの思い出を手にした今、アリスはこの顔を嫌うことができませんでした。
アリスは、生まれたばかりの精霊にしか通じないように話しかけました。
「あの人が来てるわ…」
『なんでしょう?』
「あの、ほら…ジャスティンよ」
『だあれ?あれ?あの?変な人間ねえ』
「変な人間って…」
『周りの人を怖がらせている。よっぽどの悪人なのね。嫌いだわ、むかつく』
「…」
赤盾がアリスの方をにらんだ気がしました。

「『十字の剣』はここにないのか」
赤盾は神官長へ聞きます。
神官長には矛が向けられていました。
「…はい。デクスター新女王のリデル様の戴剣式に使用されたまま、まだ返却されていないのです」
「ならば、この事は内密にしておけ。戦況を見て回収する」
「ここは聖域です。何とぞご容赦ください」
「では、一旦引き上げる。神官どもはただ、黙っていれば良い」
赤盾の軍隊は秘宝『月の盾』を手に入れた後、セントラ島から引き上げていきました。
アリスには新しく得たリリーナの力により、「いつもの」彼ではないと分かりました。しかし、それ以上のことは分かりません。

神殿では、神官たちによる秘密の会議が行われました。
アリスは、特別に参加を許されました。
「デクスター元女王・アリス。そなたの精霊の力に我々は注目している。そこで、これを授けたい」
「まあ…これは『十字の剣』!でも、剣国にあるはずじゃあなかったの?」
「すでに返却がされていた。しかし、このままではデクスターからも回収命令が下り、2つの秘宝は互いにぶつかり合うこととなる。すると…分かるだろう」
「大いなる破壊が起き、大陸全土が沈んでしまう…という言い伝えよね」
「そうならないためにもアリス、そなたに剣の無力化を願いたい。剣には歴代の王の魂が封じ込められている。それらを開放し、災いが起きる前に元を断ち切ってほしい」
「分かったわ。『十字の剣』を受け取ります」

その後、アリスは神殿の外へ行きマートン老人の後を追いました。彼はジニスター国行きの船で、一人乗り込むつもりでした。マートンは素早く、アリスはとうとうあきらめました。

「アリス…」
アリスは見覚えのある黒い仮面の騎士に話しかけられました。
「久しぶりだな。赤盾のやつ、どうするつもりなんだか…」
「分からないわ。あの人、なんだか正気じゃない感じがするの」
「俺もそう思う。いや、誰だって…」
「違うの。魔法にかけられているような、そんな…」

十字の剣:月の盾と対をなす石の剣。歴代剣王の魂が封じ込められているというが、誰も見たことはない。この剣を月の盾が受けると、最も恐ろしい大陸消滅の災厄が降りかかると言われる。

蜂の精霊石:植物に擬態して獲物に弱い毒の針を刺す珍しい肉食蜂が精霊となったもの。蜜はあまり食べないし、最も獰猛で危険な蜂とは程遠い。


オーナー:kusa_hen

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