名前:”論理崩し”の宮無 上羽
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・加速剣
 ・加熱剣
 ・衝撃剣
 ・加熱剣
 ・衝撃剣

設定:
上羽(アゲハ)は他の"ゲシュタルトナンバーズ"と違い、身体的欠陥はゼロだった。
にもかかわらず、何故、彼女が失陥性統一機関『ゲシュタルト』の一員足れたのか。
彼女は身体的な欠陥はない。
ただし、人間の感情を統一する部分、本能と理性の融合体・・・つまり、心に問題があった。
彼女は心が欠落していた。
楽しみも、怒りも、悲しみもない。
彼女の心にあるのは、一つ。

喜び。

それだけである。
生を受けた喜び。死んで人が泣ける喜び。殺されて後悔できる喜び。
空が晴れている喜び。水溜りが出来ている喜び。曇り空で雲がうごめく喜び。
過程はどうあれ、彼女の心に蓄積される感情は全て”喜び”に帰結する。

論理というものは、相対的な概念だと考えられる。
一つのことを他者と依存、比較して初めて成立する。
経験、想像、同位体、それらを対照とし、初めて人の心に通達することが出来る。

上羽には、対照となる存在は無い。
常に喜び、全て喜び。
上羽には論理は通じない。
生まれついてのセンシティブのみによって彼女は生かされてきた。
ガラスのコップを噛み砕くのにも。
有刺鉄線に腕を絡めるのも。
砂場の砂を飲み干すのも。
彼女には喜びなのだ。
損得という次元を超え、原始の申し子を従える彼女には
いつからか、殴ったものにも同じ喜びを与える力が天より与えられた。

それが”論理崩し”。


オーナー:nitoro

(出典:デス剣杯)

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