設定：
「あの子はさあ。
なんて言うか、傷つけやすくて傷つきやすい人間なのよ。
柄のない刃物を握って切りかかる、みたいな。
自分の手も血だらけになるのに、それでも切りにいかずにはいられない。
痛みが平気なわけじゃない。
むしろ痛がりな方。
そのくせ、いつまでたっても、自分の手を切らない刃物の振るい方を学ばないし、それどころか相手を効果的に切るやり方だって身につけてない。
まあ、ぶっちゃけ面倒くさい子よ。
切られる方はたまったもんじゃないし、見てる方は見苦しいし、フォローする方は大変だし。

多分、あの子は、何かが間違ってる、っていうことが苦手で、苦しくて、だから自分を傷つけてでも切りかかるんだろうね。
その間違ってるってことの基準が、突き詰めればあの子個人の感覚でしかないから、やっぱり面倒くさいんだけど。
迷惑だってすら言えるかもしれない。

世界とあの子、どっちが正しくてどっちが間違ってるかは分からない。
でも、最大多数の最大幸福みたいなお題目を信じるなら、あの子は刃物を振るうべきじゃあない。
長いものには巻かれるべき。
多分あの子もそれは分かってる。頭のいい子だからね。
けど、あの子はそこら中に切りかからずにはいられないんだ。
本当に面倒な子だよ。

それでも、私はあの子を見捨てない。
仕方ないじゃない。
あの子のこと、好きになっちゃったんだからさ」

オーナー：takatei

(出典：ぴよ斬りトライアル)

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(hosa)

設定：
勝手にあたしのことを分かった気になって、
勝手に好きとか思われて、
甘ったるさを押し付けられるくらいなら、
唾を吐きかけられる方がマシだ。

オーナー：takatei

(出典：ぴよ斬りトライアル)

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