名前:非実在戦士まもる
HP :10
攻撃力:1
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・真法剣
 ・加熱剣
 ・斬撃剣
 ・加速剣
 ・加速剣

設定:
「私は蜘蛛。」

僕の横でもくもくとクレープを食べる少女はそう言った。

「君、こないだは『私は神』なんて言ってなかった?あの妄想はやめたの?」
「あなたにとっては私は神よ。あなたを作ったもの。でも、本当の私はただの無力な女の子・・」
白髪の少女の髪を、秋の風がさらさらと揺らす。クレープ一口くれとも言えず、

「私、会いたい人がいるの。」
「何度も聞いた」
「でも、その人は存在しないの」
「それも聞いた」
「その人はファンタジーの存在だから、実在する私は会うことができないわ。だから、待つの・・・」
「待つ?」

少女があまりにも長い間クレープをペロペロしているので生クリームが溶けている。あー、勿体なー…

「ファンタジーの世界は、他のファンタジーの世界といつか偶然交錯するかもしれないわ。だから、私は、自分の想像の世界を作ってそこに"彼女"があらわれるのを待つのよ。じっと・・じっとね。」
「ここが君の想像の世界だって?僕にとってはリアルだ」
「私が神である証明は何度もしたわ。」

少女は足元の枯れ葉を拾った。フッと息を吹きかけると、500円玉になった。
「手品にしか見えない。」
「そんなこと言うなら、クレープおごってあげないよ?」
「・・・」

どうして僕は自分より年下の女の子に餌付けされてるんだ?

「獲物はあらわれたわ」
「え?」
「これが本題よ。神である私が姿をあらわした理由。彼女は、ついに、私の作ったこの世界のどこかにあらわれた。私にはわかる。」
「すぐに捕まえたらどうさ?神なら。」
「・・戦士が必要なの。彼女はとても強い剣師だから。」


彼女の赤い瞳はじっと俺を見ていた。

僕、ただの中学生なんだけど?


オーナー:samantha

評価数:6
(mayo)(suika)(GinIsami)(niv)(hosa)(Co)


まもるくんだ! (GinIsami)(10/19 01時02分52秒)

ファンタジーの世界は、他のファンタジーの世界といつか偶然交錯する……概念交錯島……! (niv)(10/19 01時59分19秒)

主人公は影が薄い。 (hosa)(10/19 03時08分30秒)

語り少女に萌え一票ー (Co)(10/20 14時52分44秒)