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粘菌の一種。その食性は謎に包まれているが、
墓地や古戦場などでよく繁殖するため、
俗説に『死者の魂を喰らう』と言われる。

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(出典：マーガレット・アンリミテッド)

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乾期に入ると、チルチルは胞子嚢を形成する。
胞子は兄弟風に乗ってグルテリア全土にあまねく行きわたり、
先々で死にとし死ぬる者の魂を分解し、経験値を生産する。
経験値は大気に混じり水に溶け、あらゆる生物に活力を与える。
つまるところ、我々は死者の魂を糧として生きているのである。

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経験値生産能力の極めて高いチルチル。
序・中盤のレベル上げに

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メタル博士の産みだしたチルチルは、あまりに凶暴すぎました。
死者どころか生き物の魂まで分解してしまうのです。
五月の兄貴風に吹かれたメタルチルチルの一団は、
あらゆる動植物をひとしなみに呑み込み、大陸南部をすっかり荒廃させてしまいました。
一月もすれば、北部も同じ運命をたどることでしょう。

こんな非常時に、土人たちは祈祷を奉げてばかりで、てんで役に立ちません。
それに比べて、我らが大王様はやはり偉大です。
『逃げる』という卑近な手段で、国民に手本を示されたのです。
こうして国家は解散し、都民は方々へ退散、そして私は逃げ遅れて途方に暮れていました。
すると、
なんたる僥倖か、我が足元にワープゾーンが開いているではありませんか。
そんなわけで私は旅立ちます。逃げた先に楽園があると信じて

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チルチルは、魂の悲鳴を聞くのが好きだ。
それはちょうど、バーコード読み取り音に似ている。

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