名前:追野二雪
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・Boost
 ・笑茸
 ・nばんめ4
 ・nばんめ4
 ・Rest
 ・面頬
 ・円楯
 ・篭手
 ・刺刀
 ・匕首
 ・Cracker
 ・ギルド証
 ・指揮官型今日死ぬ子
 ・夢見る泣き虫

設定:
時が止まっている。
時間停止の魔法!体が動かなくなった!とかそういうのではない。便宜上、そう呼んでいるだけだ。
歯や角(つの)が欠けたり、四肢が胴から外れようとしても、何日の間飲み食いしなくても、暫くすればすべて元通りになっている。
その代わり、もう背も伸びなければ声も変わらない。痛みがない。眠気がない。年齢が分からない。今の暦が分からない。

僕は、誰?今は何て名前?どんな設定?えーと…

口に何かがぶっ刺さった。
何とも例えようのない水の味がする。
思い出した。
巨大な茸火炎放射熊。
熊に斬りかかろうとした私――追野二雪は、火炎に飲み込まれた。
それからは手も足も動かせず、何も見えずにひたすら時が過ぎるのを待っていた。
意識だけははっきりとしている。こんな風に。
それにしても、この水剤とやらの力はすごい。思ったより早く動けるようになりそうだ。

視界が開けた。熊は倒れたまま動かなくなっていた。
ギルドでよく見かける(たくさんいる)人工生命体の女の子が、私に水剤をくれた。
そうか、この子が熊に勝ったのだな。
いつ死ぬのか分からないというのに、彼女は戦い続けた。
それに比べて、私はこの様だ。情けない。
この際、すっかり露出してしまった顔や喋らない設定などどうでも良い。一人の戦士として、彼女を称えよう。



嘘だろ、声が出ない!
まだ喉が治っていない。それ以外はこんなに無事だというのに。
私は彼女を何とか称賛したかった。だが、目を合わせることしかできない。
ああ、どうしよう!気持ち悪いって思われてるかも!

と、慌てる間もなく世界は揺れた。
ギルドでよく会う少年の姿がこちらに呼び掛けている。無事でよかった。

(中略)そして突如現れた蟲。ドルイドは「ミツカミさま」と言っている。
よく見ると、それはただの蟲ではなく…私と同じ。
目鼻があって、手足があって、感情があって、そして…
時が止まっている。

なお、時が止まっている云々の話は心の中にとどめて誰にも教えていません。恥ずかしいので。誰が信じてくれるの?こんなの。


オーナー:kusa_hen

(出典:マーガレット英雄譚vs三面蟲)

評価数:5
(theta)(sunatower)(c)(84n)(EscaeP)


顔かわいい、かっこいい! (theta)(04/24 00時15分49秒)

うわ〜!!量産型達を描いていただいてもらえてる!?すごくかわいい・・・うれしいです!! 設定文章でも絡んでもらえて光栄です〜!眼福すぎる・・ (sunatower)(04/24 00時16分56秒)

カッコいい!カワイイ!!! (84n)(04/24 02時50分02秒)

想像以上に可憐な容姿だった! (EscaeP)(04/24 05時07分55秒)