名前:S
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・裏切書簡
 ・召喚剣<10/0/1/2/命死鏡盾護/JuN>

設定:
1.シールド

 焼けつくような熱が彼を襲っていた。
 暑くは、ない。曇りの日よりも疲れるだけ。クーラーに使う電力と同じく、彼は魔力を消費させて快適度を保っている。
 だが、疲れる。シールドを自らの意思で解除を行うことはできない。暑さを感じさせない代わりに、制御のできない盾の魔法を彼はずっと保持している。

 緋森高校二号館。炎天下での途心育を彼は休ませてもらっていた。盾の張られた状態を、あまり人に見られたくなかった。
 そんな折に黒髪に声をかけられた。
「盾道部に入りませんか?」
 見覚えのある剣師だった。すぐにその正体を悟った。しかし剣師は覚えていないようだった。素知らぬふりして鎌掛けてるとも思えなかった。
「JuN……道部」
「そうです。剣道部があるのだから、盾道部があってもおかしくはないと思うのです」
「どういう活動をするんだ?」
「盾を構えます」
「それで?」
「盾を構えます」
「……………………………………」
「盾を構えます」
 JuNは身を固くする。様になっているアクションだ。これほど防御の似合う人はそうお目にはかかれないだろう。
「盾道ねえ」
「守りたい気持ちがあるのならば誰でも盾は使えます! どうでしょうか、僕と一緒に盾道部を」
「ヤだね」
 彼は廊下を歩きだす。JuNはあとを追っていく。
「なぜですか? キミには確かに守りたい人がいるはずなのに」
「!」
 記憶の片鱗を覗かせる。JuNは知っている。ただ覚えていないだけで。
(警戒したようがよさそうだな)
 彼はJuNを否定するため、ある言葉を口にする。
「俺は爆道部を設立するつもりだ」


オーナー:かに

(出典:マーガレット百年戦争)