現在の参加者は 19 人です。


名前:ダランベール
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<10/【wet/dry】/3/過速剣、熱溜剣、束縛剣、散熱剣、拒絶剣、絶縁剣/過程裁判所>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速絶絶絶熱>
 ・召喚剣<10/0/0/3/ニュース速報:水戸市の製紙工場に勤める男性が、地震によって崩れてきた断熱材に挟まれて絶体絶命の大ピンチ!!/ゼリー体30%オフ>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔【防御をも透過して128未満のHPを削りきり】魔【6ターンも待たず葬り去る!】魔【64未満なら4ターン目、16未満なら3ターン目にリーチする!!】魔【為し得ぬを為し遂げる理外の法!】魔【これが魔法の真髄!】魔【直面せよ!!】《宣告のノックは七日目の朝に》ッ!!/Maho=seven-shots>
 ・召喚剣<25/錐/1/2/護身術、反面鏡師/裁判院制度>
 ・召喚剣<35/右目/3/左目/老婆心、灯籠篭り、逆鱗/不気味の山>

設定:
a


オーナー:mayo

評価数:0


名前:高瀬 刹那
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/4/速熱熱衝衝/速熱熱衝衝>
 ・召喚剣<10/0/0/2/速命熱絶絶絶/絶>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高斬/高斬>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱衝絶/速護熱衝絶>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速速魔魔魔魔/魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/命命命命命命>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/鏡>
 ・召喚剣<50/0/0/0//壁>

設定:


オーナー:theki

評価数:0


名前:行科 宮 【ぶらり湯けむり夢きぶん】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<0/5/0/3/高高/熱湯!!!>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱護衝絶/河村風呂>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱衝絶/熱湯スタン風呂>
 ・召喚剣<25/0/0/2/斬護護/心の壁を解き放つ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/心理迷宮>
 ・召喚剣<35/0/0/1/命回7/ヘブンズドア>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/絶対のマチェット>

設定:
三者三様の思いがあった。
重大な使命か、ただ遊びに来ただけか、運命の悪戯か、それともマーガレットの導きか。

http://stara.mydns.jp/upload/up/bura81.jpg
http://stara.mydns.jp/upload/up/bura82.jpg


巨大すぎる扉がそこにあった。

マーガレットの従者たらんと己に剣の翼を咲かす乙女のレリーフ。
その足元に剣の花が咲き、数多の剣がドアの枷となる。
全ての剣を射抜いて尚絢爛とそこに在る螺旋の剣は何の象徴か。

桐木八はただそこに居た。


オーナー:elec.

評価数:0


名前:none
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:6
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱命絶絶/通木落葉>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速熱護衝衝/通空流星>
 ・召喚剣<5/0/0/1/速衝鏡鏡鏡鏡鏡死/通水酔霧>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命鏡鏡鏡鏡/通水醒雨>
 ・召喚剣<10/0/2/2/鏡鏡護護/通火煤塵>
 ・召喚剣<0/3/0/5/高高/通金錆鉛>

設定:
none


オーナー:supply

評価数:0


名前:桐来 八【現実より】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<0/3/0/4/高高高/三点リーダ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護熱衝絶絶/地の文>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱斬斬/行間>
 ・召喚剣<30/0/0/2/盾盾/栞>
 ・召喚剣<0/4/0/3/高高高/インデント>
 ・召喚剣<50/0/0/0//物語の端>

設定:
「殺しに……って」てまりはボーティーズの去った後、地面にへたり込んで不幸を嘆いた。どこか分からないここ、疲れ切った身体、まるで無力な自分、死体。
「ちょっと、休もう。私も疲れちゃった」と、八は言う。座り込んだてまりの肩に手を置いたまま、すぐ隣に座った。そのまま手を横に動かして、ぷにぷにとてまりの頬をつついた。
 しばらくの間、そうしていた。太陽は、クリスマスツリーのお星様みたいにてっぺんで、まるで落ちてくる気配はなかった。
 次第に、何とか気持ちを整えたてまりは、先ほどからてまりの頭を撫でに撫でまくっている八に視線をやる。疲れた、という発言は本当のようで、八の頬に汗が滴っていた。暑いのならさっきの子みたいに上着を脱げばいいのに、とは思う。
「てまりは、さあ」
「うん」
「どこか行きたいところって、ある?」
「自分ち」
「そっかー。自分ちね。うん」
「八は?」
「私はねえ、んー……」八は空中を見上げて、続けた。「私も、自分ちかなあ」

***

 身体が、重い。
 てまりに、疲れていると言ったのは嘘では、なかった。まるで生きているみたいに、生きているみたいに、身体が疲労していた。足が痛い、息が荒い。何かに身を支えたい。座りたいと。そのどこか懐かしい感覚は、まるで自分が生きているようだった。
「ねえてまり?」
「ん」
「もしさ」
「うん」
「死体が動いてたりしたら、びっくりしない?」
「する」
「するよね」
「当たり前じゃん」
「だよねえ」
 瞼が重い。眠い。目を閉じて、そのまま暗転する視界に身を溶かしてしまいたい。生きている、みたいに。
 生きているから死ぬ。
 死んでいれば、死なない。
 それを裏付ける実験をしてみたことがあるが、それは左胸に風穴を開けただけでおしまいだった。皮膚を裂き、割って何かが入ってくる生々しい感覚は今でも覚えているけれど、それはそれ以上の意味はなかった。痛みもなく、血もなく。
 今の、生きているみたいな私には、死ぬことが出来るだろうか。それは魅力的な提案だけれど、でも、生きているみたいなのも、やっぱり、悪くなかった。死んでいるよりは、よっぽどね。

 ――だから、私は剣を手に取ろう。

「危ないッ!」私はてまりを突き飛ばし、振り下ろされた刃物を受け止める。非力な私でも、それが小さなナイフであれば、なんとかなるもんだね。
「くそッ!」ナイフを振り下ろしたのは少年だった。大体中学生くらいかな。高校受験とか親とかにうんざりしてどうこうしちゃったようなていをしている。よく分からないけど、ここみたいな無法地帯なら、間違いも犯しちゃうだろうねえ。ねえ?
「油断していると思った? 残念、油断してる私も倒せないのが君だよ」私の手には、細身の剣だった。レイピアっていうのかな。細くて長い、針みたいな剣だ。剣なんて持ったこともないけれど、案外、しっくりくるもんだ。悪くない。
「八? どういう――」当然、後ろから疑問を投げかけるてまりに、悪いけれど構っていられるほどの余裕はない。
「ごめん、後にして!」このヤンチャ坊主をどうにかしないと、と言葉を繋げる前に、少年はナイフを振るう。バックステップ、なびいた髪がかすかに切れる。くそう、私の髪は伸びないんだぞ、大事に扱え!
「あんまり、『れでぃ』に向かってナイフを振り回すもんじゃないよ少年!」
 レイピアをのど元へと突きつける。体格、運動神経にはあんまり差がない君と僕だ。攻撃をいなし、すぐにチェックメイト出来たのは、覚悟だとか、センスだとか、まああと才能だとか何だとか色々あるかもしれないけれど、どれか1つあげるとしたら武器の違いだった。
「動いたら、割と、痛いかも」なんて脅してみるけれど、てまりの手前そんなことをするつもりはあるはずもなく。少年は、ナイフを持つ手をゆっくりと下ろした。


オーナー:clown

評価数:0


名前:星見の塔攻略ミニRPG
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱鏡絶絶絶/ピンチ獣ツギホウグ>
 ・召喚剣<10/0/0/1/速速絶絶熱絶/ねこ☆ぱんち♪そぉど>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速護熱絶衝/パルマスロウ・ヴロウグン>
 ・召喚剣<10/0/0/3/鏡魔速熱絶/キルシェ>
 ・召喚剣<5/5/0/1/高毒衝/華麗なる盗賊の王ラ・ジャ・ナ・マ>
 ・召喚剣<5/3/0/3/高高魔/セレナ=ナイトフィールド>
 ・召喚剣<30/0/0/1/鏡回3命/暗闇の王ザルムート>

設定:
遥かな昔からヌト族が風とともに暮らしてきたミュトリュア山。
このフロアでは風が常に吹いており、風向きを判断して進路を決めなくてはならない。
戦闘中も風は吹き続け、戦闘が終わると道に迷っていることもしばしばだ。
風には法則性があり、音楽と連動している。
壁を利用して流されないようにしながら、タイミングを見計らって進んでいこう。
固定イベントは少ない。

E14 N17:
 山小屋。壁のついた部屋の中では風は吹かない。
E14 N11:
 ビオロン。遠地より巡礼にやってきた精霊魔術師の少年だ。
 風見鶏を購入できる。ゼオート神話の古い文献にわずかに姿を現すマニアックな神獣、エアコックをあしらった手作り品だ。
 片手が塞がってしまうが、風向きを画面端に表示してくれるため、慣れるまでは重宝する。
E 8 N14:
 この周辺にキュトスの魔女エルトロンデがいる。
 戦闘中の効果音をカスタマイズできる。基本的にはアクセサリの一種だが、このフロアでは効果音はささやかながら、風の動きに干渉できる。
E 2 N17:
 風によって遠くから運ばれてきてしまったという少女だ。
 昆虫系の敵に対するレジストアイテムを入手できる。
E14 N 3:
 この近辺では楽士フィールエッゼに出会えることがある。
 空気に干渉する技である音楽を操る楽士は、ヌト族では最も尊敬される職業だ。
 大気の精霊に働きかけてBGMを変更してもらうことができるため、風を読みやすい曲に変えてもらおう。
E 0 N19:
 崖先での謎かけ。
 「私は時を形作る。時は風、風は息吹、時は鼓動。私は何?」
 問いだけではわかりづらいが、メッセージを拾っていけば推測は可能。
 ただし、ヌト族は風とともにあるため、そのほとんどは通路を移動しており定まった場所にいない。
 ヌト族の哲学においては時間は身体と意識によって形作られる。答えは○○○○だ。
 正解すれば『風のマント』を入手。
E 6 N 4:
 最果ての守護者エル=グ=エルがこの近辺に姿を現す。彼もヌトの一族なのであろうか?
 意味深なことを言われるが、さしあたりは何もない。
 彼とはまた出会うことになるだろう。
E 3 N13:
 ヌトの族長ロワスカーグ。
 複雑な時制を持つヌト語は時間を操る魔術の詠唱に最も適すると言われており、エスキラールの反乱にも感づいている。
 しかし、時間の奥深くに潜りすぎたがゆえに、意味の秩序を逸脱したがゆえにこそエスキラールは打倒されるだろうと予言する。
 クリア後に読み直すとなるほどと思えるようなことを言っているが、この時点ではよくわからないね。

E 8 N 9:
 ヌト族の聖地、天の御柱と呼ばれるストーン・サークルだ。
 蛇の杖(実は杖であればなんでもよい)を誰かが装備した状態で、ベネーノに教えられたとおり時計回りに4度回れば、各柱がこの空間の四隅にずれて4つの階段が姿を現す。これは後に行う儀式の、象徴を用いた再現だ。


オーナー:niv

評価数:0


名前:白紙じゃない
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<10/2/0/3/絶絶絶>
 ・召喚剣<10/1/0/4/斬斬斬>
 ・召喚剣<15/0/0/3/護熱鏡斬>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔>
 ・召喚剣<5/0/0/4/魔魔魔鏡鏡>
 ・召喚剣<5/0/5/1/鏡鏡死>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡魔魔魔鏡>
 ・召喚剣<5/0/0/5/鏡魔魔魔>

設定:


オーナー:悪鏡

評価数:0


名前:-
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/2/速衝衝鏡鏡死死/少女の顔をした芋虫>
 ・召喚剣<5/0/0/3/魔熱魔絶魔絶/意思を持つ象形文字>
 ・召喚剣<20/0/0/3/盾熱重/絵画の兵隊>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱衝絶/片目を仮面に囚われた王妃>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔/墨汁の大河>
 ・召喚剣<20/0/0/2/命命命命/砂色の髪>
 ・召喚剣<35/0/3/0/涙を流す財布/涙を流す財布>

設定:
-


オーナー:suika

評価数:0


名前:たびのとちゅうで
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱斬斬/ほのお>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝重盾/いなずま>
 ・召喚剣<20/0/2/2/護護/ひめみこ>
 ・召喚剣<10/0/0/2/命命死死鏡鏡/おおみこ>
 ・召喚剣<10/0/0/4/斬斬斬斬/けだまけんし>
 ・召喚剣<35/0/0/1/死盾/てんち>
 ・召喚剣<5/0/0/4/命命命命鏡/きがかり>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/むらさきみこ>

設定:
すべての みこ たちをすべる、おおみこ。
ひめみこや、むらさきみこに
かがみ と いのち、しょうかんのじゅつをさずけた。
おおみこは、なんぜんねんといきている。

ひめさま、だいぶちからをみにつけたようですね。
すうせんねんのむかし、わたしとたたかいをともにした
はがねのけんし をさがしなさい。

このせかいは、むすうのうでをもつ めがみ が
はぐくんだといわれています。
めがみと、えいえんのたたかいをくりかえしているのが、
まおうです。
わたしたちは、めがみのこ。
まおうとたたかう さだめ なのです。


オーナー:kusa_hen

評価数:1
(suika)


エスキポイント (suika)(03/18 12時53分21秒)

名前:カルロ
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/5/0/2/斬斬/ナイフ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速魔魔魔魔/宝石>
 ・召喚剣<50/0/0/0//古い地図>
 ・召喚剣<10/0/0/4/護熱斬斬/木の棒>
 ・召喚剣<5/0/0/3/魔鏡魔鏡魔鏡/東への歩み>
 ・召喚剣<50/0/0/0//日誌>
 ・召喚剣<5/3/0/3/絶絶絶/白い部屋>
 ・召喚剣<5/0/0/5/鏡鏡鏡鏡/手鏡>

設定:
数日後、カルロは意識を取り戻した。
部屋の天井は白かった。
壁も白かった。
白塗りの部屋は、どこか昔の倉庫と似ていた。

白い髭を生やした禿げた老人が扉を開けて部屋に入ってきた。

「おお、気がついたか、カルロ。
 お前の長から話は聞いている。あいつはお前に伝言の魔法をかけていたんだよ。
 私はここ、央都の長、コントラだ。よろしく。」


オーナー:GeoK

評価数:0


名前:漆口ふたえの個人的な体験
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱絶絶/トウソウガンボウ>
 ・召喚剣<0/6/0/2/高高/ハンドウケイセイ>
 ・召喚剣<20/0/1/2/死盾護/タイコウ>
 ・召喚剣<5/0/0/4/熱絶衝衝熱/ドウイツシ>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔魔魔魔魔魔/オキカエ>
 ・召喚剣<25/0/0/2/死回4斬/トウカイ>
 ・召喚剣<5/1/0/4/熱熱衝衝>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/ジコトウエイ>

設定:
8.
 翌、土曜日。
「いやあ、歌った歌った」
 カラオケで五時間ほど歌った帰り道、私はフコーと話しながらゆっくりと夕暮れの道を歩いていた。
「案外体力あるなお前」
「合唱部は体育会系文化部だもの」
 潰れた元靴屋の前で、スーツを着た女性とすれ違う。こんな世界がくたびれる時間帯なのに、はつらつとした足取りがどこか九島さんを思わせた。
 少し色付いた太陽と、閑散とした通りは、気分を自省に連れて行く。
 一人でも、友達とも(九島さんくらいしかいないが)、しばらくカラオケに来なかったのは、やはり歌うことが合唱部に繋がり、合唱部は姫宮たちのことに繋がってしまうためだったのだろう。些細なことで傷に触れる。でも、もう大丈夫、だと思う。
「合唱部っつっても、元、だろ」
 フコーにそんなことを言われると、まだ胸がキリリとはする。でも大丈夫だ。私は一人ぼっちじゃない。九島さんがいる。フコーもいる。
「まったくだ、俺がいなけりゃ、途中で帰らなきゃならなかったんだからな」
 そう、私は、また忘れ物をする所だったのだ。昨晩、カラオケボックスの会員カードを忘れないように確かめようとして財布から取り出し、机の上に置いて忘れていた。そして今朝そのまま家を出ようとして、フコーに指摘されたのだ。
「うん、それは感謝してるよフコー。ありがとう」
 親には素直に言えないお礼も、フコーにはなぜか言えた。フコーとなら、失敗ばかりでだらしのなかった私も、人並みにやっていけるんじゃないか、と思えた。
「ん? 何か聞こえなかったか? なんか地面に落ちるような」
 フコーが言った。
「そう? 何も気付かなかったけど……」
 私は周囲を見回した。
 背後で、さっきすれ違った女性が倒れていた。
「えっ!?」
 目の前で人が倒れているのを初めて見た私は、驚き立ちつくした。
「ぼうっとしてないで行ってみてやれよ」
 フコーの声に我に返り、女性へと駆けよる。女性は胸を押さえ、苦しそうな表情を浮かべていた。
「ど、どうしたんですか!」
 声をかけると、女性は何か呻いたようだが、よく聞こえない。フコーが、
「とりあえず病院だろこういう時は」
 と言った。それはそうだ。慌てて携帯電話で119にかけ、現在の状況を伝え、電話を切る。
「おい、こいつ息してないんじゃないか」
 まさか、と思いながら女性を仰向けにして呼吸を確かめる。確かに、止まっていた。
「わ、うわわわわ、ど、どうしたら」
「人工呼吸しろよ」
「じ、人工呼吸、でもどうやったらいいか」
 以前学校で、救命講習を受けたことがあった。その際に人工呼吸の仕方も習ったが、頭が混乱して思い出せない。だが、周りには他の人がいない。私が何とかしなければいけない。
「落ちつけ。まず気道確保だ。寝かせて顎を上に上げさせろ」
「う、うん」
「鼻をつまめ。お前のじゃない、こいつのだ。それから口に一回ゆっくり息を吹き込め。なに躊躇ってんだ」
 フコーはよどみなく私に指示を出した。私は必死でそれに従った。
 やがて救急車が来て、私は救急隊員に状況を説明し、女性は運ばれていった。
 その日の夜、運ばれていった女性が無事回復したと連絡をもらった。
 私はおよそ今まで、自分が価値のあることをしたと思えたことがなかった。生きているだけで価値がある、なんていう言葉を見ても、まったく納得できなかった。何をやってもトロいし、うまくいかないし、根気もない。私という人間の歩いた後には、間違った文字列だけがだらだらと残されているような気がしていた。
 でも、今日、私は人を助けたのだ。フコーのおかげで。フコーがいなかったら、私は適切な処置ができなかった。フコーが人の命を救ったのだ。私のことを助けるだけじゃなく、他人の命まで。フコーが何者で、一体なぜ現れたのか、よく分からない。だが、確かに存在する意味があるのだと強く感じた。
 これから生きていくのに、色んな辛いことがあると思う。でも、私は特別だ。フコーがいる。だから、やっていけると思う。


オーナー:takatei

評価数:0


名前:ある男の昔話
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:5
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/4/速衝熱熱衝/大太刀>
 ・召喚剣<5/0/0/3/鏡鏡鏡鏡鏡鏡/歪曲>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱熱重重/轢殺斧>
 ・召喚剣<0/3/0/4/高高高/光速鉤>
 ・召喚剣<20/0/2/2/護護/鉄壁>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高高/神速剣>

設定:

で、そのノルマは増えることはあっても減ることはなかった。
やたらと無理難題過ぎて二回に一回は増やされたな。
一度、師匠は出来るのかと尋ねたら―確か一抱えほどもある大きな岩を砕く訓練だったか―あっさりやってのけた。
しかも素手で、だ。気が狂ってる。

何度か逃げようと思った。一日二日は逃げられた。だが三日目にはもう先回りされてる。おかしい。
おまけに「ねぇどんな気持ち? 今どんな気持ち?」と楽しそうに聞いてくるときたもんだ。最悪だぜ。


オーナー:nm43291

評価数:1
(Madness)


これはひどいw (Madness)(03/18 19時55分44秒)

名前:プレイヤー■:内田庵
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/0/0/3/速熱熱絶絶熱/狐火・閻魔>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速死死斬斬斬/魔王式・死蝕>
 ・召喚剣<5/0/0/2/速魔衝衝熱絶熱/絶対適応>
 ・召喚剣<15/0/0/3/速護盾盾/魔王式・防護>
 ・召喚剣<5/0/0/2/魔魔命鏡命鏡>
 ・召喚剣<5/0/0/4/鏡鏡鏡鏡鏡/準主人公補正(真)>
 ・召喚剣<50/0/0/0/ /はったり>

設定:
 夢を見た。
 禁木が、腕に開いた穴に、ドライヤーと扇風機ををさして、異形の怪物と戦い、そして死ぬ夢を。
「やられちゃったよ」
 禁木の声がする。
「君に助けを呼べば良かったのかな、内田くん」
「ぼくは万能じゃない」
「そうかな? まあ済んだことを嘆いても仕方ないか」
「淡白だな、自分が死んだってのに」
 禁木は静かに笑う。
「『魔王』内田庵なら、なんとかしてくれると思ってしまうからかな」
「なんとかって?」
「何故俺が死ななきゃならなかったのか知りたいんだ」
*固有スキル:残留思念がタイムアウトしました。

 そこでぼくの目が覚めて。
 ぼくの腕には、禁木の腕に空いていたような穴が空いていた。

 その日禁木は学校に来なかった。

*プレイヤー1:禁木九郎の現実改変権が譲渡されました。



「……ひどい傷だな」
 炎を放ち、力尽きたように倒れこむ少女を支えてやる。
 狐の耳がひょこひょこと動く。
「にん、げん……ッスか」
「そういう君は人間じゃないようだね」
 病院に連れて行くわけにもいかないだろう。
「何かぼくにできることはないかい」
 少女はゆっくりと首を振った。
「もう、ダメッス。霊気を使い果たしたから……このまま朽ちるだけッス」
「そうか」
「せっかく、人間の姿に成れる、ようになったのに」
 少女の目から涙が溢れる。
「こんな、終わり方は嫌ッスよ……」
 涙を拭う左腕は、人間のそれによく似ていて――
「ちょっと待った」
 その腕に穴が開いている。
 コンセントのような穴が。
「この穴、ぼくにもあるんだ」
「……? 気付かなかったッス。いつの間に…」
「この穴に電化製品を差し込むと、その機能が強化されるみたいなんだ」
「デンカ?」
 少女は首を傾げる。
 本当はぼくも知らない。禁木がそうしていたのを夢で見ただけだ。
「あー、つまり、ぼくのと君のをつなげば、ひょっとしたら君自身が強化されて、なんて事になるかもしれない、と思うんだけど……どうかな」
「よく、わからないッス」
 まあ、ものは試しだ。
 ぼくは少女をおぶって、すぐそこの自分の家までよろよろと歩いて帰った。


オーナー:piyo

評価数:0


名前:どれみふぁそらしど
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝衝重/んだ>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速熱衝衝/し>
 ・召喚剣<0/5/0/3/高高/聞こえ>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝衝重/んだ>
 ・召喚剣<5/4/0/3/高高/ない>
 ・召喚剣<15/0/0/2/速熱衝衝重/んだ>

設定:
その時声が聞こえたのです
汝音速を欲せと

聞こえたんだってば!


「OPに2回も使ってどうするんだい?」


…それではお話を始めましょう

そこには誰も居ない。居ないのだから何も起きようも無い 終わり

あるところに女の子と男の子がいなくて、末永くしあわせに暮らしませんでした めでたしめでたし

ひゅー どすん


オーナー:nukosuki

評価数:0


名前:パディア
HP :0
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<5/1/0/4/衝衝衝衝/騎士の剣>
 ・召喚剣<15/0/0/2/鏡鏡鏡死死/死神のラクガキ>
 ・召喚剣<5/0/0/3/命命命命命命/心臓のラクガキ>
 ・召喚剣<20/0/0/2/回7命護護/騎士のラクガキ>

設定:
剣師を夢見ていた少年が描いた絵。


彼が今どうなったのかは誰も知らない。
望みどおり剣師になったかもしれないし、全く別の道を歩んだかもしれない。
もしかしたら今はもうこの世に居ないかもしれない。

絶望も挫折も知らない子供の描いた夢は、それ故に何より強く、脆い。

『現実を見ろ』と夢を否定する大人達は、本当は自分達が現実から逃げているのかもしれない。
不足している努力や才能、それを補う為のコストやリスク、勇気。
そういった物を自分が持ち合わせていないという現実。

だから、それは恐怖。
夢を認めてしまえば、夢を叶えた者に直面すれば露呈されてしまう。
自分の弱さを。いかに劣っているかを。


オーナー:blue

評価数:0


名前:起−2
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:2
剣技:
 ・召喚剣<0/6/0/2/高高/爪>
 ・召喚剣<35/0/0/1/命命/甲>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速熱熱絶絶/節>
 ・召喚剣<10/0/2/2/速熱衝重/掌>
 ・召喚剣<5/0/0/5/魔魔魔魔/拳>
 ・召喚剣<20/0/0/2/速盾斬死/指先>

設定:
極限状況に置かれた脳は肉体が促す停止を放棄して脅威に立ち向かう。
既に現実は脳内より駆逐され、際限無く放出される脳内物質は途心の消費による加速を受け、解析、肉体共に物理法則の限界を容易に超越した。

背後からの攻撃は対帯剣者用火器、貧者の光速爆炎剣と俗称される機関銃によるもの。弾薬はまだ撃ち尽くされておらずこれを止める必要がある。
損傷の確認、自分も彼女同様弾丸が四発貫通し致命傷。-11/0/0/0//。
未来予測・構成構築を終え途心生成、オーロラメモリーへアクセス、ダウンロード。
「…………!!」交戦開始。0ターン目が開始した。


オーナー:Madness

評価数:1
(piyo)


名前:静原てまり 【Dead_or_Undead】
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:4
剣技:
 ・召喚剣<20/0/0/2/命命鏡鏡/「あのね」>
 ・召喚剣<25/0/0/2/死死命/「なに?」>
 ・召喚剣<10/5/0/1/高毒/「聞いて」>
 ・召喚剣<10/0/0/3/速速熱衝衝/「さっさと言え」>
 ・召喚剣<15/1/2/2/熱斬/「むかしむかしあるところに…」>
 ・召喚剣<10/0/0/4/熱熱衝衝/「昔っていつだよ」>
 ・召喚剣<20/0/1/1/死護/「江戸時代?」>

設定:
久しぶりに戻った自分の家。
部屋の電気を点ける。

明るくなった瞬間、部屋の凄惨な様子にがっくりと溜め息をついた。
床から血のついた服やタオルを拾い上げる。あーあ、絨毯に血がついてる…
洗面台に湯をはり、衣類を浸す。かたく絞った布でゴシゴシと絨毯をこする。
落ちない。
布に洗剤を塗布し、再度こする。
やはり落ちない。
絨毯はぶくぶくと泡立つが、茶色く染み付いた血痕は落ちない。
ゴシゴシ。
ゴシゴシ。
「ああ…………」
ごろり、と床に寝転がった。

入院した経緯。3日前、この部屋で、何を思ったか死にたくなった私は、カッターナイフで自分の腕を切りつけたのだ。でも、いつもよりも血の出る量がハンパなく多くて、ぴゅうぴゅうと音をたてて血が吹き出すもんだから、私はすっかりビビってしまい、自分でタクシーを呼んで病院に行った。でもまさか、入院するハメになるとは…


入院したおかげで、面白い女の子に会えた。桐来八。話し相手になってくれた女の子。
彼女にいっぱい嘘をついた。

私には、見舞いに来てくれる友達なんていない。友達はいるけど、そもそも入院してることすら言ってないし。だって、見舞いに来てくれたとして、入院した理由をどう説明すればいい?いや、そんなの杞憂だ。どうせ見舞いになんか来てくれない。まだそんなに仲よくないもの。大学入ってからできた友達だから。いや、関係ない。いくら長くいたって、こんな風に心を閉ざしていたら永遠にホントの友達になんてなれない。だからって本当の自分を見せられない。こんな暗くてうじうじしてるなんて知られたくない。誰にも。それに誰も興味ないのでは?本当の私がどんな人間かなんて誰も気にしない。何を叫んだって、何も聞いてはくれないだろう。いてもいなくても同じ。
……。

カーテンを開け放したままの窓から町の光が見える。ああ、綺麗。
よし。
退院祝いしよ。

祝いだ!私は胸が躍った。

ツッカケをはいてコンビニに繰り出すと、カゴいっぱいに食べたいものを詰め込んだ。
重い。
でも、頑張って部屋まで持ってあがる。
血だらけの絨毯の上に食べ物を広げて、端から袋を開けていく。
夢中で食べる。味なんかわかんないけど、「満たされていく」感じが堪らない。
「ああ…」
「あー…」
「……」
馬鹿じゃないの。
こんなことしてなんになるの。極めて享楽的。本能のままガツガツと胃袋を満たすだけ。動物と同じ。獣。私は脂肪に包まれた醜い獣。笑える。そんな私が、人間とまともなコミュニケーションをとろうだなんて。人間社会の中で存在価値を得ようだなんて。身の程知らず。馬鹿じゃないの?知らないのね、あんたは、生まれてから、今まで、そしてこれからも、ずーっと一人よ!ずーっとよ!誰もあんたを理解しない。誰もあんたを必要としない。死ね!この醜い肉塊が!!存在するだけで、その脂肪の塊が視界に入るだけで、誰もかれもが吐き気を催すのよ!死ね!死ね!!死ね!

***

気がついたら、私はまた病院のベッドに寝ていた。


オーナー:samantha

評価数:0


名前:Meg.
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:3
剣技:
 ・召喚剣<5/3/0/3/死死死/無考オランダ>
 ・召喚剣<5/5/0/2/高高/コウ>
 ・召喚剣<40/0/0/1/死/るーしえ君>
 ・召喚剣<5/0/0/4/速衝熱衝熱/紫電>
 ・召喚剣<5/0/0/3/速護護衝衝死/デスエリーナ>
 ・召喚剣<15/0/1/2/速熱衝絶/徘徊するライカ>
 ・召喚剣<50/0/0/0/泡泡泡泡泡泡泡泡泡泡/バブリアディエース>

設定:


オーナー:友人K

評価数:0


名前:堕胎子
HP :5
攻撃力:0
防御力:0
素早さ:1
剣技:
 ・召喚剣1<5/0/0/4/召召召召鏡/堕胎子5>
 ・召喚剣1<5/0/5/1/召召鏡/堕胎子1>
 ・召喚剣1<5/0/5/1/召召鏡/堕胎子2>
 ・召喚剣1<5/0/5/1/召召鏡/堕胎子3>
 ・召喚剣1<5/0/0/4/召召召召鏡/堕胎子4>
 ・召喚剣6<5/0/0/4/召召召召鏡/堕胎子6>

設定:
何故だ! 何故ビルドできぬのだ!


オーナー:utsm4

評価数:0